toshiのフリータイム

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キャンプレポート(16) 大分県 くじゅう 大曲・すがもり越・三俣山・坊ガツル・長者原 縦走コース

2015年08月12日 | アウトドア

キャンプレポート ACT16

 

お盆恒例の くじゅう 登山・キャンプ のシーズンがやって来ました。  

今回が通算8回目の ’くじゅう詣で’ となりますが、

昨年のお盆のみ隔日雨天の変則天候で ’詣で’ が途切れました。  

 よって今回はハード縦走を計画してみました… が 

スタート・

大曲登山口 → すがもり越 → 三俣山西峰 → 本峰 → 南峰 → すがもり越 → 法華院温泉山荘

→ 坊ガツル → 北千里 → 久住分かれ → 久住山 → 牧ノ戸峠 → ゴール 

 

 「豪華10時間縦走コース」の予定でしたが … 実態は   に、止む無き事由にて 急きょ変更 ! 

 

 それでも 約9キロメートル強、 我らのコースタイムは 7時間 の設定です。

 

ではでは ~ 詳細レポート開始 !

やまなみハイウェイ 大曲(おおまがり) 駐車場 に車を止めます。   朝6時半ですが先客有り… 当然 !

 

駐車場の山手側に 大曲登山口 が見えます。

ちなみに右手側は 絶壁 となります。 

 

これより スタート   

(本来は 九重登山口(長者原) が正規コースですが、手抜きの ショートカットコース です。

 

砂防ダムに降りてから、勇者の方が用意された ハシゴ を利用させて頂きます。 

 

登山道は 黒土 で、非常に滑りやすいため 要注意

 

硫黄運搬用道路に出て来ます。   

 

この先に火薬等の原料となる 硫黄採掘が行われた 硫黄山 が有ります。

この硫黄運搬のために作られた専用道路が、現在は登山道として利用されています。 

 

前方に硫黄山が見えて来ました。

道路は 溶岩道 で、噴火による火山岩がゴロゴロしています。  

現在も 火山性ガス や 落石 の為、この地に立ち止る事が 禁止 されています

 

 硫黄ガスが止めどなく吹き出ています。

風向きによってはかなり 強烈なガス臭 がします。  

 

 岩ゴロゴロの斜面を登って行きます。  

 

 すがもり越え (休憩・避難小屋)まで あと少し です。

 

 まだか ~ い ?

 

 くじゅう連峰主要11座の内、半分以上の縦走コースへつながっています。

超有名な久住山 ・ 最高峰中岳 ・ 三俣山 ・ 大船山 ・ 平治岳 ・ 等々 …。 

 

ようやく すがもり越 に到着。      

休憩所兼避難小屋として愛されています。

右手側には 愛の鐘 ? があり噴火、落石等より警鐘を鳴らして登山者の安全に寄与しています。

 

 じぇじぇじぇー !

ここまで来て 一文無し が発覚。       

この先の 法華院温泉山荘 でお風呂に入るための 軍資金 を忘れて来たことに気付く … 。

 こころが折れる~ 。

 

 がしかし 

我々の 悲壮に満ちた会話 に、同小屋にて休憩されていた登山者の方より

 入浴料に使って下さい という 天の声あり 

 声になりません … あ、ありがとうございます …   

 

今日の予定は法華院温泉山荘でお湯に浸かり、坊ガツルへ降りて雨ケ池を廻り長者原へ行かれるご様子。

 ’ よっしゃー ’

我々も三俣山周遊・牧ノ戸峠コースを変更して、 ’天の声様’ と同じコースを辿ってみよう !

という事になり、三俣山登山コースは取り止めとなりました。   

(三俣山には2回も登ってるんだから … いいじゃーないの …遠吠えで~す)  

 

そんな訳で 北千里 へと降りて来ました。

広大な北千里経由であちこちの連峰登山が可能となり、連座縦走の強もの登山者には

センターロードとなる 名所 です。  

 

この先、法華院温泉山荘までは 急な下り が待ち構えています。

 

眼下に ’ 坊ガツル キャンプ場 ’ が見えて来ました。

この 急峻な勾配 をご覧下さい。       

 登ってくる方の姿にご注目 !

 

お盆前の休日の為か、キャンパーの数は イマイチ みたいです。

 

 天の声様 登場      

すがもり越で 天の声 を発せられた方達と記念撮影 。

ご厚意に甘えて、ここでは温泉には入らず ! お茶と缶ビールを購入。

残金は長者原で ’かき氷・命’ のため我慢 。    

 

左より2番目の方が今回の 山岳ガイド をされておられました。

一番右側の方は ドクター をしておられ、大分で 診療所を開設中 とのことでした。  

       ありがとうございました 。 

 

くじゅうを代表する 法華院温泉山荘 です。

標高1,303メートルにある温泉として、また「坊ガツル讃歌」で全国ネットで有名です。

後方の急な斜面を、北千里より降りて来ました。  

 

 脚下照顧 とは、文字列のとおり、 「自分の足元をよく見て気を付けよ」という   

登山者へのメッセージと、「自分を顧みて反省する」という、戒めの意味が込められているそうです。

 

法華院温泉山荘を降りてくると、大船山(たいせんざん)、平治岳(ひいじだけ)への案内板が目に入ります。

 

 お待たせしましたー ’    

くじゅう名物 ?  鳴子川 で~す。 夏場最高の天然クーラーの登場です。

雪解け水の冷たさは、 夏場で16℃前後 と思われます。

 

 鳴子川には2度目の入水?ですが、適切な言葉が見つからないほど 気持ちイー 冷たさです。

入水状態で お昼ご飯 を頂きました。

標高約1,250メートルを流れる川は水清く、氷水の如き妖しい冷たさが有ります。  

 

くじゅう登山の野営地、  坊ガツル キャンプ場 です。    

非常にオープンな 草原キャンプ が楽しめます。

このキャンプ場を拠点に、くじゅう方々へ探索可能で、非常に人気のあるキャンプ場です。

が、しかし… 車は一切入れず … テン泊用具一式は自分で搬入 …人力のみが頼りで~す。

 

炊事棟の  は冷た~い 。

 

流行りの ハイブリッド ではありませんが、必要最小限の設備は整っています。  

 

 薪釜 も用意されています。 

 

 トイレ も旧式ですが用意されていますのでご安心を!  

 

 

坊ガツルより 雨ケ池湿原 を経由して、ゴールの長者原(九重登山口)まで あと5.4キロメートル余り。

 三俣山南峰のふもとを通り、 いざ長者原へ。  2時間半の行程目指して~ レッツラゴー。  

 

世界に認められた 湿原 です。      

 

標高1,200~1,300 メートルに位置する貴重な湿原地帯です。

ここでしか見られない花や小動物類も数多く存在しています。

後方右手側が 大船山(たいせんざん) です。  

後方左手側が 平治岳(ひいじだけ) です。

山岳案内犬 平治号 の名前の由来となった山です。    

あと  5キロメートル  頑張る~  

このあたり一帯に生息する きれいな蝶 

長者原登山口の 木道 に入りました。  

 雨ケ池 突入

  延々と木道を進みます。

雨期にはあたり一面が湖のような景色へと変貌します。

 天地創造 !

素晴らしい景色が広がります。

 つ、ついに長者原到着 

ご褒美の かき氷 おいしいこと … おいしいこと 。 三俣山が歓迎しています。 

 

全行程距離 約9キロメートル

所要時間 7時間半  (写真撮影枚数150枚余り) 休憩・撮影時間含む

アップダウン差 約600メートル以内を繰り返し反復走破

外気温   22℃ ~ 32℃

給水量   約3.5リットル

下山後体重  マイナス2キログラム

* 高低差の少ない縦走でしたが、総距離が結構長くてゴール地点の長者原

  (九重登山口)より、車の止めてある大曲駐車場(3,2キロメートル)まで

  歩く気力を喪失しタクシーのお世話になり、無事終了しました。

  お世話になった方々、有難うございました。