毎日新聞の記事。
20代~40代にかけて、葬儀の死に顔を携帯のカメラなどでパチリと写す人が増えているそうな。
死に顔を写してどうするんだろう。人に見せるのでしょうか。それとも、しみじみと個人を振り返って死に顔を何度も見返すのでしょうか。
どうも、記録写真的に残しているようですね。記事によれば。その心理も推測すればそんなものだろうと思う。
確かにブルースリーの葬儀の映像やセロニアスモンクのドキュメンタリー映画にはご遺体が映っているシーンがありました。これこそ、まさに記録映像というものでしょう。一般人の我々が親戚や友人知人の死に顔を写して何になるのだろう。
こんな言い方は何だけど、見返しても気味が悪いだけじゃないだろうか。
大事に思うなら生きている時の思い出をこころの中に深く強く刻み込むべきなのでは。
葬儀の時、その人との楽しい思い出があふれるように思い出されて、人は悲しみにくれます。そして、時間の経過とともにその幸せな時間が宝物のように感じられるのではないでしょうか。忘れないために記録するのはカメラじゃなく、心のアルバムだろうと私は率直に思います。また、記事の中には10代の子供たちは、写真を撮る大人たちを「そんなことしていいのだろうか」と言う困惑のまなざしで見つめているそうです。これでいいのか30代。
私が送られる時は、このアルバムをかけて欲しい。サッチモ~ミレニアムベスト
特にお気に入りは、「この素晴らしき世界(WHAT A WONDERFUL WORLD)」
と「聖者の行進」です。その他にもキャバレーやムーンリバーなど彼のヒットナンバーがふんだんに。
サッチモの葬儀もこれが葬儀かと思うほど賑やかだったそうですね。
多くの人が彼を惜しむためにやってきて、彼の曲を流しながら見送ったのでしょうか。
ニューオリンズの英雄です。