私が自民党を立て直す

2010-06-27 23:21:53 | 日記
洋泉社新書の「アニメの殿堂つぶし師」河野太郎氏の新刊がありました、
というか、6月1日にアナウンスされているので、もうあまり新刊でない気がしますが、
なぜか今日初めて見ました。

「事業仕分け(第1弾)はメディアや内田裕也さんなんかも来て大盛り上がりだったのに
 僕のつぶし事業は(正当なのに)注目を引かなくて」と言ったと書かれた
国立メディア芸術センターですが、それについてもちゃんと書いてありました。

でも、こうなっています。
「最初はありものを使うつもりだったみたいだけど、箱モノ、5階建て新築117億円って言うから。
 中身を聞いたらクリエイターに寄付してもらうって言うし」
このあたりまでしか書いてなくて、で、結局、中止した、という事になるみたいです。

文化庁のサイトによると、国立メディア芸術センター(仮称)のお知らせは、
昨年8月3日と、18日と26日だったかにありますが、

前の方が浜野さんを会長とする準備委員会のお知らせ、
最後のが「箱モノはやめる事にしました」だったはずですが、

この新築中止の検討が改めてなされて、「それでもあえてやめ『させ』た」という事にはなってないです。
中身が集まらなさそうというのは、ともかくですが、それを審理する前につぶしちゃってます。

確か里中さん達委員会には、後日文化庁(文科省?)が非礼を詫びて
改めて実施を検討して頂くと御挨拶した記事がありましたが、計画自体は多分
「メディア芸術・映画ワーキンググループ」という形に変貌しているみたいです。
今年の春から6月まで、委員会が3回あります。

ところで、浜野さんの『表現のビジネス』は、昨年夏の時点で新刊書店にありました。
海外オモシロ作品として、シンプソンズの事が書いてあるわけですが、

知っている人からすると、自動的に、「参院副議長の同僚(大平さん)が主人公の」と、
分かる事になります。国内でご覧になればほぼ間違いなく吹き替えだからです。

山東さんだって、自民党のはずです。しかもずっといらっしゃるはずです。
シナモンのファンという事で言えば、ファンが、ずーっと周りにたくさんいるはずです。
「テープの声」が分かる人は、スーパーマンだって分かると思います。

自民党がどれだけ金権か、そうしたかった人の存在もあるので一概には言いませんが、
純粋な人心掌握術を担当していたのは、こういう部分なのかもしれないです。
スパイ大作戦しかり、芸術センター設立委員会会長選択要素の、本の記述しかりです。
もちろん、アニメの殿堂自体、がっつり自民党時代に構想されたことになります。

ということは、例えば海外ドラマの吹き替えが、どれだけか。少なくとも支持心情低下には
つながらないみたいです。考えると空恐ろしい気もします。まあ分かりませんが。

それをよく、良く調べもしないでつぶしたなと思います。
当時肩書きがどうだったか分かりませんが、参院副議長の眼前で(多分)、ということになります。

大いなるアマチュア精神でしょうか。だったら、だから名前の割に中小出版社からしか
本が出せないんですよと、正直思います。両者の足並み揃いという気もします。

しかも、同社の方は、吹き替えリーダーの地位の放棄を明言したようにすら、見えます。
フォックス社の、吹替の帝王サイトが引き継いだということで、いいみたいです。

フォックスがクラシック海外ドラマの吹き替えの復権をしたら、
自民党に勝つことになって、かなりの面白状況ですが、それはともかく、
やっぱり餅は餅屋というか、エンタメはエンタメ会社が牽引するのが、まずはいいです。