保険勧誘

2010-06-13 16:50:42 | 日記
書店に、今月号の文藝春秋がものすごく置いてあって驚きました。
藤原さんの日本国民に告ぐが目玉で、井上ひさしさんの絶筆ノートが掲載されているものですが
それにしてもあんなに置くものでしたっけと思うほどでした。9面か、もっとあったと思います。

椎名さんの原稿が冒頭にある文春別冊(スペシャル)も並べて置いてあって、
すごい勢いみたいでした。

井上ひさしさんには、自伝ではないですがそれに近いものがありますが、
先日新刊みたいに面出しで置いてあったので買ってきました。

白地に紫の帯のやつで、考えてみれば昔からありますが、
何となく今タイミングだったのかもしれません。

井上さんはテアトルエコーの専属だった事があるそうで、
その流れで演出家の熊倉一雄さん^^との対談があったりしました。

熊倉さんの事は、洋画吹き替え声優の本として読みたかったですが、
その見方だと井上ひさし伝記というのはやっぱり直接にはなかったかもしれません。
井上さんが吹き替え台本を書いたことがあるという情報があれば、気付いたかもしれませんが。

井上さんは相当ハードなオモシロみたいで、川本三郎さんのくだりに
昔の朝日新聞は面会票があったんだけど、それに井上さんは平気で
「借金」「㊙(マル秘)」「保険勧誘」などと書くので、受付の女の子が毎回焦って…
というのがありました。プロの笑い師という感じでいいです。

別冊は、椎名さんのプロフィールが「作家・映画監督」となっていました。
今もですかという感じですが。
落ちは「やっぱり僕は旅人なんです」になっていました。
じゃあ椎名さんは、最初から一貫して旅屋だということになります。

仕事とプライベートがべったり依存した社会を抜け出して、要するに一貫して
「うるせいうるせい」なんだなと思いました。

そういうことなら外山さんも同じだと思いました。
べったり癒着して寄生されて疲れることから離れた健全な精神(笑)。

週刊文春の記事によると「通報した女の人は泣きじゃくっていました」に当たるのは
「わかんなーい」の応用「こわーい」だと思います。

保身のための職場放棄。そんな特徴も、見抜かれていたのかも知れません。
それなら、何もこちらが勝手に責任感を感じる必要はないと思いました。

気付いて対策を取ってない方が悪いんです。
でも、あんな不健全な(残念な)地理的状況にはまって、気付けないのかもしれません。
県庁所在地が川崎とか別の場所にあったら良かったのになと思いました。
ちはやふるには、分倍河原が出てきますが、川崎かその周辺だったと思います。

横浜市民の環境など、住まない限りどうでもいいかも知れませんが、県庁だと、県全部が
東京の隣だから、単純にそういうわけにもいかないんですよねと思います。

要するに、表面ばかり見ているような人に、洋物のおしゃれイメージだけに
べったり依存されるのが嫌なんだと思います。西洋至上主義崩れのです。

井上さんみたいなプロの笑い屋だと、それではまさに笑えないのでそんなこと言ってられないので、
ハードな本質主義なんだろうから、緊張感があって面白そうでいいなあと思います。