遥かな轍(日々雑感)

大根サラダを食いまくってカリカリな体になってみよう(笑。

京阪京津線の旅~その1

2006年10月16日 21時04分06秒 | 日記

国道161号線の併用軌道から直角カーブを経て浜大津駅に入線する800系。ある種異様な光景ですよね。

先日遥かな轍/K-Zoneにて公開した京阪京津線に付いてこちらで少し紹介してみようと思います。まずは上の画像ですが、京津線の終点でもあり石山坂本線との接続駅でもある浜大津に到着する800系を編成最後尾から捕らえた写真です。これだけの大きな電車が併用軌道を走っているのを見ることが出来るのは名鉄犬山線亡き後、京津線くらいのもではないでしょうか。しかも最後尾のクルマから編成全てを車内から捉える事が出来るなんて「有り得んやろ」と言いたくなります。京津線は京都地下鉄東西線と御陵で分かれると地上に出て逢坂山を100R以下の急曲線と最大66‰の急勾配で越え滋賀県に入ります。程なく国道161号線のど真ん中に躍り出て併用区間となり浜大津で終着となります。区間で言うと追分~浜大津までの僅かな区間が京津線のハイライトと言え、所要20分少々ですが変化に富む車窓と800系のダイナッミックな走りでちょっとした旅気分を味わえます。京阪のイメージキャラクター「おけいはん先生」こと江本理恵ちゃんも京津線にカルチャーショックを受けたそうです(笑。
「へ?どうでもイイ!?」
うーん、でも「おけいはん先生」って俺の好きなタイプだなァ・・・。一説では吉本の「未知やすえ姉さん」に似ているとか似てないとか(ローカルネタですんません)
では、その京津線のハイライトを僕の拙い写真で?見て行きましょう。


追分を出ると66‰勾配がいきなり眼前に立ち上がり、800系はレールを踏み締める様にゆっくりと登ってゆきます。途中、名神高速の桁下を潜ってしばし名神と国道1号線に挟まれつつ併走。ホンの僅かに左にカーブしつつ比較的線形の良い、京津線では最もスピードの乗る区間に入ります。しかし、この区間でも33‰の勾配が続いていて山岳路線の様相を呈しています。遥か昔、260形や300形などが全盛期だった頃、彼女達は小粒な容姿とは裏腹に吊り掛けモーターを唸らせて登っていた事を思い出します。準急なのに特急色を纏っていた260形、懐かしいですねぇ。で、名神、コクイチと併走しながらジワジワ登って来て大谷に付く手前の辺りが上の写真です。どうです?凄い勾配でしょう。この辺りは45‰位有ります。しかも大谷駅は勾配の真っ只中!!。先頭のクルマの先に少し写っているホームと上屋が大谷です。停まるのは良いとして、よくまあ、こんな過酷な条件で起動できますよね。京津線のクルマはとんでもない力持ちであり粘着力です(笑。
雨の日は激しい空転と格闘しながら大谷を発車するとすぐ逢坂峠のサミットです。山科を出てから殆ど進行方向に向かって仰向けになりながら走ってきた800系は一瞬水平を保つか・・・にみえてたちまち激しく俯いて逢坂山トンネルに突入。まるでジェットコースターの如くです。今度は大津に向かって下り勾配が続きます。また一番曲線の急な所でもあります。


逢坂山トンネルを抜けて一気に50m程の高度差を急勾配をこなしながら降りてくると程なく、逢坂越え手前で併走していた名神のアーチ橋を相変らず併走しているコクイチと共に潜ります。凄い高度差です。(写真が暗いですねぇ;)
で、再び・・・・・


どっひゃァー!! どんだけ曲がっとるねん。車輪が盛大に軋んでおります。焼き付きを心配するほどです。そして極めつけは・・・



出たァー、併用軌道!!。息付く暇もありません。怒涛のような京津線です。で、このあと間もなくして一番上の画像のシーンとなる訳です。

ってことで、書いていたら疲れてきたので続きは次回にて。

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