遥かな轍(日々雑感)

大根サラダを食いまくってカリカリな体になってみよう(笑。

Wavy

2006年12月27日 00時32分32秒 | 日記
今年ももうまもなくで終わろうとしていますね。本当に一年なんて早いもので嫌になってしまう訳ですが・・・。
今日はちょっと音源ファイルの編集ソフトのお話しです。僕はココ暫く、音鉄に熱心になっている訳ですが、特に、現場での収録の際、レコーディングする位置とかマイクのセッティングなどに随分と苦慮している訳です。で、得てして結果と言うものは自分が思っているほど良好とは行かないもので、毎回頭を抱えている所でも有ります。例えばキハ58を始めとする気動車なら、エンジンの音が予想より遥かに小さかったり、電車であれば、モーターの音がしっかり捉えられてなかったり・・・。でも、なにより一番不甲斐なく思うのは音のバランスです。僕が現在使っているメインの機材であるSONYのMZ-RH10は録音レベルをマニュアルで設定できるのですが、如何せん入力バランスを調整できないという何とも歯痒いハードなのです。これは非常に困ったもので、否応ナシにマイクのセッティングによってなんとか定位を確保しようと試みなければいけない訳ですが、結果は高々知れている訳です。収録を終えて自宅のコンポーネンツで聞いてみたら、折角良い音を捉えているのに大抵左か右に定位がずれている事が多い(笑。なんと言いますか・・・これってある意味ハードの発達によって手軽に高音質な生録音が誰にでも出来るようになった為に、これまた体験したくない事まで手軽に?体験する所となって余計な事で頭を悩ますという(笑。え?よく意味が解らないですって???いや、つまり、簡単にステレオ録音出来るようになったが為にパンニングを気にするようになるって事です。パンニングとはカメラの世界では頻繁に出てくる言葉ですね。一箇所に固定したカメラを上下左右に振るという意味で「パン」と言いますが、それの動詞ですね。音楽の世界ではどの音をどの位置に・・・ギターは左、ベースは右、ボーカルとドラムは真ん中といった具合に音の定位を決めるという事です。モノラルだとこれは意味を成さなくなりますが、ステレオとなると話しは別です。やっぱ考えれば考えるほど「余計」な事ですよね。素人がプロみたいな顔して「ウンウン」言いながら苦しんで音をミキシングするって言う(笑。
で、PC上である程度簡単にミキシングできればと、適当なソフトを探していたのですがどれもこれも痒い所に手が届かない(苦笑。音は完璧なのに定位がずれていてどうも聴いていて不快に感じる。音鉄をされている方なら経験された事あるでしょう?僕はもう数え切れないほどです。やっぱ左右にバランスよく録音された音は気持ちのいいものです。ヘッドフォンなんかで聴いてみると特にそう感じます。しかし位相の狂った音源は聴いていてとっても不愉快です。どうにかしたい。で、たまたまこちらのBlogを見ていたらWavファイルの編集ソフトが紹介されていたので、音楽にも精通している御大の事だから素晴らしいソフトなのだろうと冷やかし混じり?で使ってみたんです。そのソフトはコイツなんですが、これはイイ!!使い易いし、エフェクトなんかも掛けれる。何故かオーバードライブとかディストーションもあるじゃないですか。で、何が気に入ったかってバランスの調整が非常にし易い点です。コレコレ。僕はこう言うソフト探してたんです。今まで音源編集ソフトをしょっちゅうググって捜し歩いてたんですがヤマハのヤツはイマイチだったし・・・。ま、兎に角これは使えます。お陰で位相狂いの多い僕の音源の矯正に大活躍する事でしょう。

で、早速手始めに阪和線の113系を矯正して再エンコしてみました。この音源ですが、113系のものとしては僕が最も気に入っている音です。しかし残念ながら定位が左に寄ってしまっていてどうも聴き心地が悪かったんです。でもWavyによって完璧に近いレベルまで矯正出来たと満足しています。ま、何はともあれ聴いてミソ?

えーっと、ちなみにマイクも新たに新調しました。結局SONY信者である(というかカブレですねw)僕はECM-MS957と言う機種にしてみました。あちこちのレビューでも良さゲな事書いてたので。18切符も買った事だし、四国にでも出かけますか・・・。

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2 コメント

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マイクと人間の耳 (c58221)
2006-12-28 08:30:48
こっちにもお初にお邪魔です。
なかなかいろいろと考えてるんですね。
確かに両耳に入ってくる音量と言うか音のバランスがおかしいんはいやですね。
ただ、人間の耳は聞き耳を立てて、自分の聴きたい音ばかりが強調されますが、マイクはそんなことをしないのでまんべんなく音を拾います。
そこのところが、後で聴いたときのギャップと言うか
ショック(?)の原因のひとつだと思います。
キハ58のエンジンも113系のモーター音も自分の耳がいちばん注目(耳)してるもんだから、普通の人が聞いたより強く印象に残ってるんです。
マイクは音鉄じゃなくてノーマル人の耳なんです。
えらそうなことをいいましたが、これ、いままでの数々のドジから得たひとつの教訓です。
カメラのレンズと人間の目も同じようなことが言えますね。
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こんばんは。 (はやぶさ)
2006-12-29 02:34:50
>c58221さん
コメントありがとうございます。年末も押しに押し迫ってバタバタしてて返事が遅くなりました(汗。どうにかこうにか年内の乗務は全て完了。今年も幸いにして無事故で終えることが出来ました(違反は・・・今年もあったなァw)。
さて本題ですが、c58221さんの仰るとおりでして、今回のエントリーで問題としている所の「音のバランス」ですが、これはもう人為的ミスが一番大きいでしょうね、残念ながら(苦笑。というのも、機械というものは使い方さえ間違わなければキチンと機能するものですから。特に音鉄に限って言うと音の入り口であるマイクが全てを左右すると言っても過言ではないでしょうね。マイクに関しては僕もこの一年で随分と頭を打ちました。で、色々な事が解って来た訳ですが、兎に角自分の技量が追いつかないものだから困ったものです。
「あァ、あともう一歩ってとこやのになァ」
と言いたくなる音ばっかりで嫌になる訳ですが、多少なりとも聞くに堪えうるレベルまで修正出来ればと思って色々試しています。ただ、これも自分の耳が頼りですから中々難しいのですが・・・。音のバランスについても人によって感じ方が違う所もあるでしょうし、今の所「暗中模索」状態です。

>キハ58のエンジンも113系のモーター音も自分の耳がいちばん注目(耳)してるもんだから、普通の人が聞いたより強く印象に残ってるんです
なるほどなァ、と思います。確かにエンジンがどうとか、モーターがどうとか言うのは僕らくらいでしょうから(笑。しかしキハ58の音は録るのが本当に難しいですよね。キハ65もそうですが、乗っていて実際にに聴いてる音と録音してきたおとでは随分印象が変りますもんね。先月の取材で録って来たキハ65の音が今の所理想に近いかなとは思っています。113系に関しては気動車に比べるとまだ比較的録り易いという印象があります。

ちょっと取り止めも無い話になってしまいました。何はともあれこれからも色々研究して行きたいと思ってますのでコメントお願いします(笑。
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