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ブログタイトルを変更しましたが特に意味はありません。

“ANNAPURNA” MOTOZENKOUJI-NAGANO

2011年12月19日 01時05分28秒 | CURRY-ネパール系






11月の中旬、出張で訪れた長野にて、とてつもなく美味いカレーと出会った。
南信州・伊那谷は元善光寺にある『ANNAPURNA』というネパール料理店で供されたカレーがそれ。

このお店、ファミレスが撤退したのを居抜きで開業しているのか、インド系料理店とは思えぬ広々とした空間を持つ。
ドアを開けた右側には開放的なお座敷が広がっているが、そちらは近隣の“ママ友”たちの憩いの場。邪魔せぬよう、我々は左側に広がるボックス席に座を確保することにした。

頼んだのは「山芋&ジャガイモとチキンの日替わりカレー」。
インド系料理店で山芋を使ったカレーを選んで失敗したことがない、という過去の経験則に基づくチョイスだ。
たとえば好物のマトンカレーやチキンカレー、キーマカレーなどを選んでも、10回に3回程度の割合でハチミツや砂糖を過剰に効かせた“地雷カレー”を踏んでしまうことがあるが(先日も松本駅前のネパール料理店で思い切り“地雷”を踏んでしまったばかり)、なぜだかチキンと山芋を使ったカレーの場合に限ってそうした失敗がない。必ず好みど真ん中の味に出会えるのだ。だから、店員さんの口から「本日の日替わりはチキンと山芋&ジャガイモのカレーです」という言葉を聞いた瞬間、日替わりカレー以外の豊富なランチメニューは一切の魅力を失ってしまった。

待つことしばしで運ばれてきたカレーはご覧のとおりの鮮やかな色。量もタップリとしており、器も小洒落ている。
味の方も見た目通り。不自然な甘さを感じることもなく、ストレートにスパイスの風味がやってくる好みど真ん中の味だ。
山芋の日の通り加減も絶妙で、シャクシャクとした瑞々しい食感が残されているのが嬉しい。ホクホクとしたジャガイモとプリプリとしたチキン、そしてシャクシャクとした山芋と異なる食感の三重奏。和食的な“粋”を感じる食感の妙があってなかなかに素晴らしい。ライスの炊き加減も文句なし。久々に心底から美味いと思えるカレーを喰うことができた。

飯田の『麓のカレー大原屋』、上伊那の『INDOYA』、茅野の『モティマハール』、長野市の『ヴェリー・ヴェリー・スープ』
などと共に、また、長野県のお気に入りのカレー屋が一軒増えた。まずい、このエントリーを綴っている間に、早くも再訪したくてウズウズしてきやがった。非常にまずい。









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