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ブログタイトルを変更しましたが特に意味はありません。

"INDIAN RESTAURANT-RAJ" KAWAGOE-ZEITAMA

2009年11月04日 12時55分28秒 | CURRY-ネパール系













川越にて取材。

懇意の制作氏曰く、「川越と言えばラーメン、特につけ麺がキてますよ」とのことであったが、細胞レベルからカレーまみれの自分としては、やはりカレーを喰っておきたい。しかも同行者4名はいずれも大好物の筆頭にカレーを挙げる同好の士。この状況でカレー以外の名を挙げることなど俺にはできねえ。

ということでいつものように「文明の利器」、ケータイで取材先近くのカレー屋を検索。「川越 インドカレー」でHitしたのがこの店『Raj』さんである。ローカルなスーパーマーケットの対面にあるお店で、ちょうどお昼どきだからだろうか、店員さんがそのスーパーマーケットの前でチラシを配っている。

そのチラシをもらい、メニューを確認。おお、意外にもなかなかにランチメニューが充実している。日替わりカレーを筆頭に、豆カレー、野菜カレー、えびカレー、チキンカレー、シーフードカレー、キーマカレーに好物のマトンカレーもある。さらにこうした店では非常に珍しいポークカレーまであったりと、ここ最近訪店したインド系のカレー屋では、随一ともいえるメニューの豊富さだ。

これは行くっきゃないでしょうということで、店のドアを開く。14:00近い時間ということで店内には数組のお客さんのみ。木目を基調とした店内装飾から察するに、和風居酒屋を居抜きで改築したお店のようだ。そういえば茅野の「モティマハール」も、こんな風に寿司屋を改築したと思われる変わった和風テイスト溢れるネパール料理店だったけ。

適当なテーブルに座を確保して、さっそく注文。ポークカレーに激しく惹かれるものがあったが、大好物のマトンカレーの魅力には及ばずで、そのマトンカレーを注文。付け合せはもちろんナンではなくライスで決まりだ。川越という地にあの杓文字型の粉物は似合わない。なによりも川越は隠れた米どころだったりもするのだ。しつこいようだがナンはちぎって食べるより団扇のように扇いで使うもの。これに異を唱える人間はまずいない。

待ち時間に書きかけの原稿を仕上げて東京の編集部へと送信すべく、ネットブックを開く。ふと隣を見れば、いつの間にか同行のワーク氏もモバイルノートを開き、入稿、もとい入肛作業に没頭しているではないか。モバイルノートのみならず、携帯電話やiPhoneなどを総動員して作業を進める様に、かなりの修羅場感が見て取れる。そんなワーク氏に追い討ちをかけるように、ある懸念事項のフォローを頼んでしまったのだが、ものの10分もかからずに見事解決へと導いてくれた。ありがとうワーク氏。

待つことしばしでカレー到着。おお、とても美しい色合いのカレーですな。ターメリックライスにはサラダと共にアチャールまで盛られており、その彩りをさらに鮮やかなものにしている。これはウマそう。さっそくいただくことにするぜ。

うっしゃ。スパイスのキレとトマトの酸味が効いたマトンカレーらしい味だ。辛さを5段階中の4にしてもらったこともあり、辛さの方も相当なもの。回りクドさがなく、旨さがストレートにやってくる好みの味で大変美味しい。やっぱインドカレーはこうでなくっちゃな(ネパール料理店とあるけど)。

ふと見ると、ワーク氏が具合悪そうにしている。俺よりも高い辛さ耐性を持つワーク氏だが、「寝不足のために消化器系の調子がよくない」とのことで、辛さ指定なしのプレーンな野菜カレーという“らしくない”カレーを食っているではないか。常に攻撃的な辛さの肉系カレーを好むワーク氏。相当に体調が悪いがことが伺える。

食後はネパール風のデザートを食べながら原稿書き。そんな俺に代わって懇意のカメラマン氏が店内や外観の写真を撮ってくれる。完璧に水平が取れた外観写真に、店内を一望できる判りやすい内観写真はさすがプロカメラマンといったところ。ありがたくこのブログで使わせてもらうことにします。ちなみにカウンターでも、店員さんがThinkpadを使ってなにやら作業を行っている最中。この光景、カレー屋として少々珍しいものかもしれない。かつての『喫茶 東洋』の光景がここに再現されていたワケだ。

というわけで、大変美味いカレーだった。場所が場所だけに(駅からかなり遠く、クルマでないとまず行けない)、そう易々と足を運べる店ではないが、いずれクルマを買ったらドライブがてらぜひとも再訪を果たしたい。


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