バスシェルターの明かりの下で

夢を忘れたちっぽけなバス会社のちっぽけな元バス運転士の最初で最後のチャレンジ・・。

ガンバレ、ガン太郎!

2006年05月20日 | 仲間たち


バスの事業所の業務形態は多種多様です。
ボクの所属する営業所は基本的に高速バスと貸切バスの運行をメイン業務としている事業所ですぅ。

高速も貸切も運転士はそれぞれの業務で専属の仕事をしてるねん。

ボクら高速専属の運転士は高速バス、つまり乗合運行専門で毎日仕事をしてるし、ちょっとした遠足や送迎、定期観光以外は貸切バスにはほとんど乗務しません。

その反面、貸切専属の運転士の方々は高速バスの続行便(臨時の増便)や年休取得や病欠なんかでダイヤに欠損が発生したときなんかにボクらの代わりに高速ダイヤを走ることも結構あるんですわぁ。

使う側、つまり、運行管理者にしてみれば、貸切専属運転士は潰しの効く便利屋的存在っちゅうことがいえますぅ。
せやけど、裏を返せば、何でもこなせるオールラウンドプレーヤーとも言えるわけでぇ・・
決して、普段は口にしませんが、そんな自負が彼ら貸切運転士にはありますぅ。
それは、別にエエねん。事実そうやし、それはそれでその陰には努力があるねんから・・うん。

せやけど、たま~にそんな自負が嫌味な形で表面に出てくることがあるねん・・・

先日運行管理者の道を歩み始めたばかりの同期のガン太郎
当然、運行管理者として貸切の配車もやらなアキマセン。
しかし、彼はボクと同じ高速専属の運転士やったわけでぇ、はっきりゆーて結構苦労してるみたいやぁ・・。

誰にでも「初め」はあるねんから、何でみんなで盛り上げていくことをせーへんのかがボクにはわかれへんわぁ。
ゆーとくけど、彼は謙虚やでぇ。わからへんことは素直に尋ねるし、決してイチビったりもせーへん。

せやけど、最近、ある大御所貸切運転士に極めつけの一言を言われたらしいねん。

「こういう場合は、この日は公休ではなくて、非番として扱うんだよ。乗合とは違うんだよ。キミは貸切バスに乗ったことがないからわからんのやぁ(やれやれちゅう感じで・・)」

2M(2人運行)で終了点呼が0時を30分ほど回ったその日を勤務表上、公休の印鑑を押していた彼の処理に、物申した格好や。

2人の醸し出す大御所の圧力に納得がいかない感がありつつも・・

「そうですか、わかりました。すいませんでした、書き直します・・。」

と彼は答えましたぁ。(くぅ~っ、彼の顔が目ぇに浮かぶぅ・・




「休日」の取扱い。

バス運転者の場合、休日とは、休息期間+24時間の連続した時間のこと。
せやし、このケースの場合、0時30分に点呼を受けて、拘束から開放されてから8時間、つまり、その日の8時30分からまるまる24時間、翌朝の8時30分まで拘束を解いていれば、その日は休日となりますぅ。
つまり、例えば帰着した日の翌日の9時からの仕事が入っても問題はないってことですぅ。
っちゅうことは、そこさえしっかり押さえていれば、勤務表に公休のハンコを押して公休としての処理をしても運行管理上は「の~ぷろぶれむぅ!!」

これが深夜運行をして朝の8時とかに点呼を受けた場合なんかはその暦日は非番扱いにしな、運転士としてはやってられへんっちゅう側面はありますぅ。
何でて?そんなん、体内時計が元に戻るのに時間が必要やからですぅ。
その日ぃは走りたくても走られへんよ、ホンマ。
もちろん、協約の締結が必要ですが・・。
しかし、今回のケースはガン太郎の処理になんら問題はありません。

組合の役員の立場を横において、もう一言言わせて貰えば・・

大御所のあなた!ちと、図々しいんとちゃいますかぁ?
ただでさえ、労働条件、エエねんからキミたち貸切運転士諸君は!

おっと、やべっ、同じ組合員になんちゅう暴言を吐くんや、ボクはぁ


気長に頑張りやぁ、ガン太郎
せやけど、勉強もしなアカンでぇ


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