バスシェルターの明かりの下で

夢を忘れたちっぽけなバス会社のちっぽけな元バス運転士の最初で最後のチャレンジ・・。

安かろう悪かろう・・ではないようだ。

2005年12月30日 | バス再生
ベルタ・シルフィ・シビック・・ここへ来て日本の自動車メーカーが魅力あるセダンを投入し始めた。
団塊の世代大量退職時代を控え、全盛のSUVを横目に見つつ、セダンへの回帰を見込んだ戦略だ。
いつの時代も自動車産業の先読みは時代をリードしている。
当然の流れを的確に読む。ボクみたいな素人でも十分理解できるし、その商品コンセプトにはしっかりと魅力を感じることができる。
狙いを定めることによって、その商品の完成度を高めて、顧客のニーズに応える。
もっといえば顧客を創り出すことさえできる。
見ていて実に躍動的で気分がいい。

九州の貸切バス会社37社で構成されたある観光バス事業組合がある。
そこが全国でも初の試みを行っている。
それは事業組合が旅行を企画し、県内の加盟各社がそれぞれの地域発の運行を手がけるというものである。

利用者の立場・・自宅の最寄りの地域から乗車できる→利便性が向上!
さらに、これまでバス旅行を利用したことのない新規顧客の開拓にも貢献。

バス会社の立場・・路線を増やさず「得意のエリア」のみに専念できる→コスト削減が可能!

つまり、無理な価格競争の末、発生する料金体系ではなく、あくまで適性料金でありながら、安価で質の高いサービスが提供されるわけだ。
これが利用者の大きな安心感を生む。
団塊の世代の大量退職時代を控え、徐々に様変わりしていくバス旅行のニーズを的確にとらえ、安価でありながら食事や観光の内容が充実!
これが県内外問わず多くのリピーターを集めているというのだ。
(参考:朝日新聞)

自宅の最寄の地域からバスに乗って・・ビール工場を見学。試飲だってできちゃう!・・紺碧の海と蘭の花に囲まれて安らぎのひとときを過ごして・・某観光ホテルで真鯛の活造り食べ放題、車海老づくしに露天風呂がついて・・馬刺し店でお買い物と試食ぅ・・まるまる1日満足して、自宅のある地域まで!
これで、5000円を切るお値段!
リピーターが付くのも納得ができますぅ。

魅力ある商品。それを創りだすためのアイデアとシステム。
大きなシステムの中では急には変われない。盲目的に頼るしかない。
そのシステムから自ら創ってしまわない限りは!

よく大手の貸切バスの運転士の方々がゆーてはる・・
「新規参入のバス会社は安かろう悪かろうや!あれじゃアカンでぇ!」って。

どうやらそうではなさそうだぞぉ・・

時代をリードしているのは自動車産業だけではなかったぁ。
ボクらの産業でもこんな先を読んだ元気なバスがいるのです。

今度、この加盟バス会社のバスに会ったら運転士さんに生の声を聞いてみたい。

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2 コメント

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今年はお世話になりました! (ナオ)
2005-12-31 18:19:51
blueさ~ん

今年は後半からですが大変お世話になりました。

お友達になれてうれしかったですよ。

blueさんのあったかい語り口調がすごく

好きです



また来年もいっぱいおしゃべりしましょう♪

また東京にも来てくださいね~



では、よいお年を!
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Unknown (blue934)
2005-12-31 23:08:49
ナオさん☆彡



ホンマ、仲見世以来仲ようさせてもうてありがとう。

これからも仲ようしてなぁ。



また、いろいろ発信しあいましょう!

来年がナオさんにとってときめきの年になりますように!

あと52分です。

では、来年!
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