2015年12月20日(日) 晴 単独 (金原集落から見たこれから登る稜線、後で閑馬岩峰群だと知ります。)
20日は単独で歩くことになったので、初歩きになる金原山から三床山への稜線を歩いてみることにしました。数週間前、一床山周辺から遠くに続いている金原山への稜線を見て、歩いてみたかったのです。最初、金原集落から林道を辿って適地から金原山頂への尾根にとりつくつもりでしたが、現地で林道から早く離れる林道の北の破線路を使って稜線に取り付いてみることにしました。結果として破線路とは別のヤブ尾根を登ることになって、現地では閑馬岩峰群とは知らないで、第5峰と思われるピークに登りたって、そこからの縦走となりました。
(スタート地は三床山登山口のいつもの鹿島神社の駐車地。神社を見てからゆっくりバス停(上西原)にむかいます。)
コース: 車デポ(鹿島神社P、三床山登山口)7:43 --- (バス移動) --- 金原バス停 8:41 --- 岩峰群5峰 9:51--- 金原山 11:18 --- 桜山 13:31 --- 三床山 14:18 --- 鹿島神社P 14:55
広い空き地の中の小道をバス停まで20ほど歩きます。振り返ると三床山(右)と高松が見えていました。
歩く準備をして歩き始めますが、気温は3度くらいだったので結構寒いです。上西原バス停を見つけるのに時間を要するかと思い、早く出たのですがバスが来る時刻の25分前に着いてしまいました。バスは”さーのって号”というぶっ飛んだネーミングですが、バスといってもハイエースか何かのバンで、フロントに”さーのって号”と水色でペイントされている車です。先客は一人しかいなくて、約15分の乗車時間は運転手さんと会話して過ごしました。
(金原バス停は田園の中の一本道にあるバス停でした。北西方面に見える山は、はじめてたそがれさん達と歩かせてもらった時の石尊山かもしれません。)
バスで来た道を少し戻り、大きな石碑のある場所から林道風の小道に入ります。角のおうちのおじさんにご挨拶して、金原山のことを聞いてみました。最近は地元のかたはあまり歩いていないとのことですが、たまに自分のような者が入山していくと言っていました。
(金原集落の小路に入ると前方に何やら嶮岨なピーク群が正面に見えて、初目にはけっこう異様に感じられました。)
林道を20分ほど歩いて大きく南に曲がる地点。そのまま林道を進んで金原山直下まで行こうかとも思いましたが、稜線歩きを少しでも多くしたほうが歩きとしては面白かろうと思い地形図の破線路をたどろうと、林道から東に離れていきます。林道から分かれるとすぐまた二又、左は鳥居の間に林道風が伸びていますが、ロープが張ってあって、ちょうど軽トラの女性がいたので「神社ですか・・?」と尋ねると、その先は個人所有とのことでした。
結局その個人所有の施設の左脇下の踏み跡をしばらく登っていくと、歩けるヤブ尾根になって、木々の間をぬって高度を稼いでいきました。
ヤブ尾根を登って、金原から歩いて1時間10分ほどで、目的の三床山まで続く主稜線に登り立てます。向こう側に集落のある里を挟んで、南北に並行する大鳥屋山に続く稜線が見えていたので、間違いないでしょう。(p ↓)
上りたった最初のピークはこんなところでした。これは、帰宅後爆泉さんの記事をみると閑馬岩峰峰5峰のようです。
稜線に立つまでに歩くはずだった破線は、どうやら全くたどれなかったようです。もしかしたら、あの個人所有の施設を通るのが、地形図上の破線路だったのかもしれません。
稜線を南下していきますが、いくつかの岩のピークをアップダウンして超えていきます。
(2番目に現れたピーク(第4峯)への上り)
第3峯のピークのようです。ここは左から巻いたんじゃなかったカナ。
第1峰ピークから歩いてきた稜線を見ます。一番先の緑のピークが第6峰なので、その少し手前のピークに上りたったのですね。ピークの番号等は事後、瀑泉さんの記事によって、確認しました。
南のほうに目を転じると、これから歩いていく稜線が見えていました。遠くに三床山のピークもみえているような気がします。(p ↓) けっこう目指す先が遠くに感じられて、今歩いている地点の状態がアップダウンありの岩尾根なので、この先だいじょうぶかいな、って気が少ししてきました。
岩峰群の最後の第1峰からは下って、平穏な植林帯を歩いてあと金原山へ直線600mか700m地点でいったん間違った尾根を少し下ってしまいます。前方に小集落が見えていて、下ってしまうぞと思って、周囲をみると進路右に顕著な尾根が見えていました。(P ↓)あの尾根は何だ?となって、冷静に考えて閑馬川西の尾根だろうとなって、解決。いったん2,3分登り返して東よりの尾根に方向転換しました。
途中打ち捨てられた簡易トイレがあって、平穏尾根を進んで林道にでました。当初歩いた林道をそのまま進めば、ここに来たのでしょう。そこには2,3台車のおけるスペースもありました。
林道横切りからは、尾根伝いに進んで金原山山頂に到達です。木々の間から鳥屋山の稜線や東下の集落がよく見えています。
金原山山頂からは、優しい尾根歩きが続きます。露岩帯も歩いたりしますが総じて穏やかです。途中六地蔵峠っていう場所を通過しました。その昔、西の閑馬の集落と東の旗替流域の集落を結んだ峠だったのでしょう。
北から東方面に大鳥屋山から唐沢山が見えています。(p ↓)不動岳に続く稜線を見ます。大鳥屋から南の尾根は未踏です、あの区間もいつか歩きたいですね。
途中、林山っていう名板が着いたピークがありましたが、その手前から振り返って来た方向を振り返ると早くも金原山は超えてきたピークに隠れているような気がします。
歩く稜線は枯葉を踏みながらの日だまりハイクなのですが、ところどころこんな色彩もまだ出てきます。朝は寒かったですが、風もほぼ無く汗ばむほどの陽気です。
林山、天ケ岳と小ピークを超えていきます。名板は一床山でお会いした整備おじさんの手によるものと同じ形式の名板です。名板と時に道標はありますが、それらが無い悩みの尾根分岐も結構あって、現地では地図読みを何度もした記憶があります。
振り返ると、今歩いてきた林山のほうが遠く見えています。金原山はもっと先の見えていない部分なのか、右端の遠くの稜線か、いずれにしてもよくわかりません。(p ↓)
金原でバスを降りてから5時間近く歩いてしまいました。そんなに休憩をたっぷりとったり、ゆっくり歩いたりもしていないんですが、時間がかかりました。岩峰群とかで少々時間を要したり、地図読みで立ち止まったり、道迷い1回で後戻りしたりが要因でしょう。
(ようやく知っている区間に合流です。ここは、12/6にブロッケンさんと来た場所です。)
桜山まで来たので、あとは地図も読まずに歩けます。前回とは逆ルート。つつじ山、鳥ケ岳、小三床山とひだすら歩きます。この季節午後2時ともなると、おひさまもかなり夕日に近い感じになって、多少焦らしてくれます。
二床山と三床山の間の尾根に合流で、岩の尾根を歩いて三床のピークを目指します。三床山から、鹿島神社に下る尾根を歩く人を、遠くに二人見かけました。この日山中で見た唯一の登山者です。
(三床山の山頂部)
三床山直下の鞍部ではつつじが狂い咲きしてます。来年早春に訪れるのが、早くも楽しみです。
最後に三床山の直下は岩のコースを急によじ登って山頂に到着です。
すでに、誰もいない三床山山頂に到着。影が長いです。さすがに、小腹が減って、残りのパンを一個食べました。
西に前回下った高松からの尾根が見えています。標高のわりに高度感が抜群によいです。
高松の尾根の向こうに大小山の稜線でしょうか、けっこう長いですね。ギザギザと連なっています。かなり陽が傾いてきました。
細い木々の暗い森の中を一気に下って、身体の熱をクールダウンです。
鹿島神社に到着で、山歩き終了です。12/6には神社の周辺はきれいな黄葉真っ盛りでしたが、今は冬の風情です。けっこうみっちり歩いたつもりで約6時間かかってしまいました。今回はさーのって号なる複数の路線のある巡回バスがあることも知って、未踏の金原山を踏めたこと、知らずに閑馬岩峰峰を知ることができたのが収穫です。
金原山までは、起伏の多い岩尾根の連続、金原山から三床山へはのどかな尾根と変化もありました。次回この辺を歩く時は、岩峰群の北方面の尾根歩きでもしてみましょうか。 ■■
20日は単独で歩くことになったので、初歩きになる金原山から三床山への稜線を歩いてみることにしました。数週間前、一床山周辺から遠くに続いている金原山への稜線を見て、歩いてみたかったのです。最初、金原集落から林道を辿って適地から金原山頂への尾根にとりつくつもりでしたが、現地で林道から早く離れる林道の北の破線路を使って稜線に取り付いてみることにしました。結果として破線路とは別のヤブ尾根を登ることになって、現地では閑馬岩峰群とは知らないで、第5峰と思われるピークに登りたって、そこからの縦走となりました。
(スタート地は三床山登山口のいつもの鹿島神社の駐車地。神社を見てからゆっくりバス停(上西原)にむかいます。)
コース: 車デポ(鹿島神社P、三床山登山口)7:43 --- (バス移動) --- 金原バス停 8:41 --- 岩峰群5峰 9:51--- 金原山 11:18 --- 桜山 13:31 --- 三床山 14:18 --- 鹿島神社P 14:55
広い空き地の中の小道をバス停まで20ほど歩きます。振り返ると三床山(右)と高松が見えていました。
歩く準備をして歩き始めますが、気温は3度くらいだったので結構寒いです。上西原バス停を見つけるのに時間を要するかと思い、早く出たのですがバスが来る時刻の25分前に着いてしまいました。バスは”さーのって号”というぶっ飛んだネーミングですが、バスといってもハイエースか何かのバンで、フロントに”さーのって号”と水色でペイントされている車です。先客は一人しかいなくて、約15分の乗車時間は運転手さんと会話して過ごしました。
(金原バス停は田園の中の一本道にあるバス停でした。北西方面に見える山は、はじめてたそがれさん達と歩かせてもらった時の石尊山かもしれません。)
バスで来た道を少し戻り、大きな石碑のある場所から林道風の小道に入ります。角のおうちのおじさんにご挨拶して、金原山のことを聞いてみました。最近は地元のかたはあまり歩いていないとのことですが、たまに自分のような者が入山していくと言っていました。
(金原集落の小路に入ると前方に何やら嶮岨なピーク群が正面に見えて、初目にはけっこう異様に感じられました。)
林道を20分ほど歩いて大きく南に曲がる地点。そのまま林道を進んで金原山直下まで行こうかとも思いましたが、稜線歩きを少しでも多くしたほうが歩きとしては面白かろうと思い地形図の破線路をたどろうと、林道から東に離れていきます。林道から分かれるとすぐまた二又、左は鳥居の間に林道風が伸びていますが、ロープが張ってあって、ちょうど軽トラの女性がいたので「神社ですか・・?」と尋ねると、その先は個人所有とのことでした。
結局その個人所有の施設の左脇下の踏み跡をしばらく登っていくと、歩けるヤブ尾根になって、木々の間をぬって高度を稼いでいきました。
ヤブ尾根を登って、金原から歩いて1時間10分ほどで、目的の三床山まで続く主稜線に登り立てます。向こう側に集落のある里を挟んで、南北に並行する大鳥屋山に続く稜線が見えていたので、間違いないでしょう。(p ↓)
上りたった最初のピークはこんなところでした。これは、帰宅後爆泉さんの記事をみると閑馬岩峰峰5峰のようです。
稜線に立つまでに歩くはずだった破線は、どうやら全くたどれなかったようです。もしかしたら、あの個人所有の施設を通るのが、地形図上の破線路だったのかもしれません。
稜線を南下していきますが、いくつかの岩のピークをアップダウンして超えていきます。
(2番目に現れたピーク(第4峯)への上り)
第3峯のピークのようです。ここは左から巻いたんじゃなかったカナ。
第1峰ピークから歩いてきた稜線を見ます。一番先の緑のピークが第6峰なので、その少し手前のピークに上りたったのですね。ピークの番号等は事後、瀑泉さんの記事によって、確認しました。
南のほうに目を転じると、これから歩いていく稜線が見えていました。遠くに三床山のピークもみえているような気がします。(p ↓) けっこう目指す先が遠くに感じられて、今歩いている地点の状態がアップダウンありの岩尾根なので、この先だいじょうぶかいな、って気が少ししてきました。
岩峰群の最後の第1峰からは下って、平穏な植林帯を歩いてあと金原山へ直線600mか700m地点でいったん間違った尾根を少し下ってしまいます。前方に小集落が見えていて、下ってしまうぞと思って、周囲をみると進路右に顕著な尾根が見えていました。(P ↓)あの尾根は何だ?となって、冷静に考えて閑馬川西の尾根だろうとなって、解決。いったん2,3分登り返して東よりの尾根に方向転換しました。
途中打ち捨てられた簡易トイレがあって、平穏尾根を進んで林道にでました。当初歩いた林道をそのまま進めば、ここに来たのでしょう。そこには2,3台車のおけるスペースもありました。
林道横切りからは、尾根伝いに進んで金原山山頂に到達です。木々の間から鳥屋山の稜線や東下の集落がよく見えています。
金原山山頂からは、優しい尾根歩きが続きます。露岩帯も歩いたりしますが総じて穏やかです。途中六地蔵峠っていう場所を通過しました。その昔、西の閑馬の集落と東の旗替流域の集落を結んだ峠だったのでしょう。
北から東方面に大鳥屋山から唐沢山が見えています。(p ↓)不動岳に続く稜線を見ます。大鳥屋から南の尾根は未踏です、あの区間もいつか歩きたいですね。
途中、林山っていう名板が着いたピークがありましたが、その手前から振り返って来た方向を振り返ると早くも金原山は超えてきたピークに隠れているような気がします。
歩く稜線は枯葉を踏みながらの日だまりハイクなのですが、ところどころこんな色彩もまだ出てきます。朝は寒かったですが、風もほぼ無く汗ばむほどの陽気です。
林山、天ケ岳と小ピークを超えていきます。名板は一床山でお会いした整備おじさんの手によるものと同じ形式の名板です。名板と時に道標はありますが、それらが無い悩みの尾根分岐も結構あって、現地では地図読みを何度もした記憶があります。
振り返ると、今歩いてきた林山のほうが遠く見えています。金原山はもっと先の見えていない部分なのか、右端の遠くの稜線か、いずれにしてもよくわかりません。(p ↓)
金原でバスを降りてから5時間近く歩いてしまいました。そんなに休憩をたっぷりとったり、ゆっくり歩いたりもしていないんですが、時間がかかりました。岩峰群とかで少々時間を要したり、地図読みで立ち止まったり、道迷い1回で後戻りしたりが要因でしょう。
(ようやく知っている区間に合流です。ここは、12/6にブロッケンさんと来た場所です。)
桜山まで来たので、あとは地図も読まずに歩けます。前回とは逆ルート。つつじ山、鳥ケ岳、小三床山とひだすら歩きます。この季節午後2時ともなると、おひさまもかなり夕日に近い感じになって、多少焦らしてくれます。
二床山と三床山の間の尾根に合流で、岩の尾根を歩いて三床のピークを目指します。三床山から、鹿島神社に下る尾根を歩く人を、遠くに二人見かけました。この日山中で見た唯一の登山者です。
(三床山の山頂部)
三床山直下の鞍部ではつつじが狂い咲きしてます。来年早春に訪れるのが、早くも楽しみです。
最後に三床山の直下は岩のコースを急によじ登って山頂に到着です。
すでに、誰もいない三床山山頂に到着。影が長いです。さすがに、小腹が減って、残りのパンを一個食べました。
西に前回下った高松からの尾根が見えています。標高のわりに高度感が抜群によいです。
高松の尾根の向こうに大小山の稜線でしょうか、けっこう長いですね。ギザギザと連なっています。かなり陽が傾いてきました。
細い木々の暗い森の中を一気に下って、身体の熱をクールダウンです。
鹿島神社に到着で、山歩き終了です。12/6には神社の周辺はきれいな黄葉真っ盛りでしたが、今は冬の風情です。けっこうみっちり歩いたつもりで約6時間かかってしまいました。今回はさーのって号なる複数の路線のある巡回バスがあることも知って、未踏の金原山を踏めたこと、知らずに閑馬岩峰峰を知ることができたのが収穫です。
金原山までは、起伏の多い岩尾根の連続、金原山から三床山へはのどかな尾根と変化もありました。次回この辺を歩く時は、岩峰群の北方面の尾根歩きでもしてみましょうか。 ■■
金原山まで、要所に道標が設置されているのですが、それでもルーファン必要な地点ありでした。
バス利用は、ぶなじろう先輩からヒントを得ました。ただ、登山者用としてのバスでないので、時刻表がちょっと登山者のニーズとずれているのが、難点ですね。
今回は閑馬岩峰群だと知らずに登りたって歩いたので、結構新鮮な気持ちで歩けました。
あそこから北も尾根の連なりや高鳥屋山も楽しみなので、近いうち行けたらと思います。
今回のように前情報なしで行ったほうが、現地では楽しいのでしょうか。皆さんの記録を事後に読むことにします。
唐沢山と不動岳の稜線は今回よく見えました。歩いてみたいと自分も思い出していたところです。
いつもコメントをいただきありがとうございます。今年もモチベーションを保ちつつ山に行けたらと思っております。