先日、山岳関連書籍として”栃木100名山ガイドブック”という本をネットで購入しました。現在かなり山に心が入れ込んでいるので、栃木近辺の山に関する書籍をなんでも読みたかったのと、相棒のYさんが既に購入していて、結構活用しているようだったからです。羽賀場山にYさんと行った際、本を見せてもらい、あまりの情報量の多さとマニア好きしそうな本の構成を見て欲しくなってしまいました。
定価は1900円、厚みは結構なボリュームです。特異なのは、紙の質、前ページ、表面がつるっとした上質な紙、その為、持つと結構質量感がある。登山中に雨にぬれても耐ええるようにとのことなのでしょうか。
タイトルの文字通り、栃木100名山を1山2ページずつ割り当てて解説しています。写真は玉石混合、アングルもどうってことのない写真も多いです。コースはもちろん一般ルート、またはマイナーな山などでは林道を大きく使用するコースを紹介しています。
栃木100だけを知りたいのであれば、”中高年の山登りと温泉”のよっちゃんさんの立派なHPでも見ればよいのだけれど、やはり紙媒体でも読んでみたいのは、アナログ人間だからなのでしょうか。今のところ栃木100を全て歩くつもりはなく、その一般ルートを歩くのも興味薄です。ではなんで、購入したのかというと、まず栃木100を明確に知りたかったのと、栃100の一般歩きを知らなければそのバリ歩きもできないと思ったからです。あまりに今市周辺ばかりの山を歩いていると、飽きが来てしまいそうなのも要因でした。
相棒Yさんの山へ取り組みがこの本の影響で少し変わりました。今まではYさんといえばアルプス、八ヶ岳、福島のダイナミックなほうの山々、など爽快、雄大系の歩きを好んでいて、”栃木の低山歩きなんて、登山じゃないー”とまでは言わないですが、そんな雰囲気が漂っていました。ここ数カ月、Yさんは女性のパートナーと火戸尻山や足利の低山に行ったり、羽賀場山に私と行って満足していたり、・・・この本のせいとばかりは限らないですが、変わった事だけは確かです。
この本、読み物としても面白く、雨で山にいけない休日など、結構楽しめそうです。構成が地域ごとに県北、日光、前日光、県東、県南のパートに分かれていて読みやすいです。ななころびは”日光”、”前日光”のパートの山はほとんど登っていましたが、県北、東、南の各パートの山に行っている比率は極度に低かったです。特に最初に読んだ山が、県東の熊鷹山や大小山あたり、県北の前黒山や男鹿山系の山々などです。全体的には今まで自分の頭で認識していなかったような山も結構あり、深山、低山にかかわらず今後も面白い山歩きをする上で役立ってくれそうな予感を持ちました。さあ、この本も活用してこれから、春山登山に突入です。(2013/4/4)
ふと、この本の10山めに掲載されている男鹿岳(1777m)のページに目を奪われました。もちろんすぐ行くつもりは全くなく、存在自体もあまり認識していなかった山です。この本では、山北東にある栗生沢ゲートから男鹿岳北東をうねる林道を2時間歩き、男鹿岳の南/大川峠(男鹿峠)から背丈の笹薮をこいで3時間40分で山頂に至るコースをガイドしています。自分の通常山を歩いている視線から見ると、林道途中から男鹿岳北西尾根を直登すればいいのでは? と思いましたが、ガイドを読んでいると、とにかく実際行くつもりで読んでしまい、インスピレーションをかき立てられました。この本こういう楽しみ方もあるのですね。実際自分の場合、男鹿岳の前にその周辺で行くべき山(日留賀岳、安戸山、若見山、前黒山、黒滝山など)がたくさんあるのが実情です・・・。男鹿岳は先にみー猫さんに偵察してきてもらいましょう。(もう、行っていたりして) (2013/4/7)
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まだ行ってないですよ~・・・調べて見ると福島の水無側から大川峠経由、塩那道路塩原側から、西の横川からのひょうたん峠経由と、基本3ルートありますね。他に日留賀岳から、大佐飛から・・昨年、野球親爺さん情報や流石山で再開した群馬の方から聞いた話で知った塩那道路塩原側の深山園地からが最短ではないでしょうか。MTBで行けるのかな~そうしたら少し足伸ばしできないかなどと、オプションを考えていますが・・・たそがれさんのひょうたん峠テント案に便乗するかも知れません。
栃木百名山を目指していると言うわけではありませんがやはり選ばれる山にはそれなりの理由が有ると言うことで選択時の有力候補で有ることは確かです。
ぐん百も最初はそうだったのですが。
相棒のYさんもこの類の山に興味を持つようになられたとのこと祝着に御座候でございまするよ。
さすがの、みー猫さんもまだでしたか。
この山はどこから歩くにしてもちょっと大変そうですね、距離もですが、その間のヤブの状態もかなり厄介そうです。みー猫さんのあげられた各コースを想像して検討するだけで、楽しめてしまいそうです。
いづれ男鹿岳に訪れることができるチャンスを持ち続けられるよう、山行や体力作りを励んでいくいい目標が持てました。
相棒Yさんは結構変わりました。昨年のGWなどは、八ケ岳にいるYさんに於呂具羅山にいると言ったら「何、それ、変なとこにいるねー。誰かいるのー」って言われましたよ。この変化は自分としては喜ばしいことです。