製作年度:1985
公司:嘉禾
原題:威龍猛探/THE PROTECTOR
監督:ジェームズ・グリッケンハウス
出演:ジャッキー・チェン、ダニー・アイロ、ロイ・チャオ、ムーン・リー、サリー・イップ、ビル・ウォレス、ピーター・K・ヤン、沈威、李海生、馮安克、尹發
一言:『バトル・クリーク・ブロー』、『キャノン・ボール』シリーズに続きジャッキーがハリウッド進出に挑戦し、そして失敗した一作。
製作された作品はジャッキーに合っているとは言い難かったが、多少は名の通った監督と、そして後にアカデミー賞にノミネートされ、『レオン』などでも知られることになるダニー・アイロを共演者に迎え、何とかハリウッドの厚い壁を打ち破ろうとした。ジャッキーも自身のスタイルを封印し、ハリウッド志向に迎合しようとまたもストレスの溜まる現場を我慢した。しかしながら、老若男女が安心して楽しめる映画作りを念頭に置き、一貫して守ってきたそのスタイルを破壊するかの如く、バイオレンスに溢れ、無意味に女性の裸が乱舞するその仕上がりにジャッキーは激怒し、自身のホームグラウンドたるアジア市場向けに撮り直しを行い、ハリウッドスタイルで撮られたタルいアクションシーンと合わせ、大幅に手直しすることになった。しかし、ハリウッドスタイルのまま公開された北米市場では、またもジャッキーに対する正当な評価を得られぬまま興行的にも惨敗、ジャッキーの心はいたく傷ついた。そしてハリウッドへの想いを長きに渡り封印することになったのだった。だが一方で、本作へのアンチテーゼとして、全てを自身のスタイルでやりたいように製作した傑作『ポリス・ストーリー(警察故事)』をモノにすることにもなった。
個人的にはコレも劇場では見なかったのだが、スチール写真やTVスポットなんかではスケールの大きな見せ場が前面に展開され、結構期待を持たせたものだった。しかし、結局本編には全く魅力は感じられず、何の思い入れもない。当時のジャッキーに必ず感じられた"ドキドキ、ワクワク"感が本作にはなく、同時代のジャッキー作品に比べ、やはり見劣りする印象は否めない。しかし今にして思えば、後に成功することになる『ラッシュアワー』なんかと、大差ないような気もしたりするのだが・・・
公司:嘉禾
原題:威龍猛探/THE PROTECTOR
監督:ジェームズ・グリッケンハウス
出演:ジャッキー・チェン、ダニー・アイロ、ロイ・チャオ、ムーン・リー、サリー・イップ、ビル・ウォレス、ピーター・K・ヤン、沈威、李海生、馮安克、尹發
一言:『バトル・クリーク・ブロー』、『キャノン・ボール』シリーズに続きジャッキーがハリウッド進出に挑戦し、そして失敗した一作。
製作された作品はジャッキーに合っているとは言い難かったが、多少は名の通った監督と、そして後にアカデミー賞にノミネートされ、『レオン』などでも知られることになるダニー・アイロを共演者に迎え、何とかハリウッドの厚い壁を打ち破ろうとした。ジャッキーも自身のスタイルを封印し、ハリウッド志向に迎合しようとまたもストレスの溜まる現場を我慢した。しかしながら、老若男女が安心して楽しめる映画作りを念頭に置き、一貫して守ってきたそのスタイルを破壊するかの如く、バイオレンスに溢れ、無意味に女性の裸が乱舞するその仕上がりにジャッキーは激怒し、自身のホームグラウンドたるアジア市場向けに撮り直しを行い、ハリウッドスタイルで撮られたタルいアクションシーンと合わせ、大幅に手直しすることになった。しかし、ハリウッドスタイルのまま公開された北米市場では、またもジャッキーに対する正当な評価を得られぬまま興行的にも惨敗、ジャッキーの心はいたく傷ついた。そしてハリウッドへの想いを長きに渡り封印することになったのだった。だが一方で、本作へのアンチテーゼとして、全てを自身のスタイルでやりたいように製作した傑作『ポリス・ストーリー(警察故事)』をモノにすることにもなった。
個人的にはコレも劇場では見なかったのだが、スチール写真やTVスポットなんかではスケールの大きな見せ場が前面に展開され、結構期待を持たせたものだった。しかし、結局本編には全く魅力は感じられず、何の思い入れもない。当時のジャッキーに必ず感じられた"ドキドキ、ワクワク"感が本作にはなく、同時代のジャッキー作品に比べ、やはり見劣りする印象は否めない。しかし今にして思えば、後に成功することになる『ラッシュアワー』なんかと、大差ないような気もしたりするのだが・・・
あの予告やCMで何度も流されたバイクで飛ぶシーンしか覚えてない...ジャッキーの明るさが封印されちゃってイマイチ楽しめなかったかな。
音楽は巨匠ラロ・シフリンだったので、燃えドラっぽい雰囲気でしたね。(そう言えば「プロテクター」のシングルレコードも買ったような...。(汗)
今年も宜しくお願いします。
突然ですが、私も「プロテクター」意外と好きです(笑)。
異色感があって、いつものジャッキーじゃない!
みたいな。マジなジャッキー好きなんですよ!龍拳、
木人とか。すみません、個人的な意見で。
それとリンダさん、音楽はラロシフリンでなくケンソーンですね、ってケンソーンて誰だって話しですが・・。
イタタ...やってしまいましたか、私。(汗)
う~ん、一体何と勘違いしたのやら...もしかすると「ラッシュアワー」かもしれません。(全然時代が違うだろ!汗)
そんなこんなで、思わずUS版LD(宝物)見なおしちゃいました(笑)!
マッキーさん、フランス版(?)ポスターかっこいいですね!たしかパリではスマッシュヒットしたとの情報を記憶しております。
私も思わず押し入れを探検して?「プロテクター」のテーマ曲のシングルレコードを引っ張り出しました。
ほんとだ~、どこにもラロ・シフリンの名前なんて書いてないですね。(爆)
お騒がせしました~!
ビル・ワラスって、格闘技界では結構凄い人だったらしいですけど、個人的には『スパルタンX』のユキーデ戦と較べて随分落ちるような気がしました。ロバート・マック・・・知りません、スイマセン・・・(汗)
E師姐
『プロテクター』は正直あまり好きな作品ではないですけど、『ラッシュアワー』と較べれば好きかもしれないです。
リンダさん
これからも気にせずやらかしちゃって下さい。(笑) 『プロテクター』、音楽はアメリカナイズされていて結構カッコイイように思うんですけどね。ちなみにケン・ソーンって人は、『スーパーマン』シリーズの音楽なんかも手掛けてるみたいですよ。それから、ラロ・シフリンは『バトル・クリーク・ブロー』と『ラッシュアワー』をやってます。
ビッグムーンさん
こちらこそ、よろしくお願い致します。これからも是非お気軽に、遊びに来て下さい。マジなジャッキー、『木人拳』は昔から好きでしたけど、『龍拳』は前はあまり好きでなかったのが、最近見直したら悪くなかったです。あと『重案組』なんかも嫌いじゃないですね。『プロテクター』フランスでスマッシュヒットですか!それは知りませんでした。コレ最近全然見てないので、見直してみたくなりましたよ。
US版は私も最初見た時、かなり驚きました。あのまま当時日本でも公開されてたら、それまでのジャッキーのイメージに少なからず影響があったかも・・・ やはりジャッキーの撮り直しの判断は正しかったよう思いますよ。
ところでメリン先生がお好きなのは、US版のユルさよりも"アダルティ"なとこなんじゃないですか???(笑)