東方不敗のつぶやき

ジャッキージャンキー

0.1(コンマイチ)秒のエクスタシー

2006年01月30日 | つぶやき
1982年製作の角川映画、『汚れた英雄』を観る。あまり芳しい評判ではなかったが、そんなに悪くないじゃないの~ 思いの外楽しめてしまいましたよ。まぁ原作にあるだろう"汚れた"部分が全くと言って良いほど見られないため、随分と薄っぺらい印象もあるけど、画的にはひどくカッコイイから、まぁ角川さんの狙いはある程度達成されてんじゃないのかな。そして草刈正雄もマジカッコイイ。その容姿もさることながら、そこに描かれるライフスタイルが。自宅地下にあるプール、ディスプレイされるマシーン、衣装部屋、そしてシャワーを浴びてライムか何かを片手でしぼりサラッと酒作って口に運ぶとことか・・・ それにレースシーンもそれなりに悪くなかったと思うよ、素人目には。出来たら世界GPを転戦し、世界の美女を相手にする北野晶夫のさらなる活躍が見たかった気もするけど、草刈"晶夫"は何気に優しいから意外と湿っぽい物語になっちゃったのかもしれないなぁ・・・ 
まぁとにかく、この映画言われてるほど悪いとは思わなかった。実際改めてネットで探してみると、案外肯定的な意見が多いので驚いた。実はみんな嫌いじゃないんだよ。この頃の角川映画って、何やかんやいろいろ言われてるみたいだけど、見ている間はどれも結構楽しめるし、そんな目の敵のように悪く言うことはないように思うけどねぇ。まぁ今のフジテレビの作る映画みたいなもんでしょう。いやむしろそんなのより、水準は上のようにも思えるなぁ。

新世紀Mr.BOO! ホイさまカミさまホトケさま

2006年01月27日 | 香港電影 2004
製作年度:2004
公司:中国星
原題:鬼馬狂想曲/FANTASIA
監督:ワイ・カーファイ
出演:ラウ・チンワン、ルイス・クー、陳小春、セシリア・チャン、クリスティ・チョン、ン・ジャンユー、シャーリン・チョイ、ジリアン・チョン、エリック・コト、張達明、マイケル・ホイ

一言:2004年の旧正月映画として公開され、ご当地香港では『カンフー・ハッスル』に次ぐ年間2位の大ヒットとなったコメディ。全編にわたり"70年代"、そして"ミスター・ブー"映画へのオマージュ、リスペクトに溢れている。本家"ミスター・ブー"を愛する私は、この映画の話を聞いた当初よりとても気になっていた。そして香港公開後間もなくVCDを入手しザッと見てはいたのだが、その時は今一つの印象だった。まぁラウチンのマイケルには、大いに笑わせてもらったんだけどね。で、いよいよ待望の日本版を今回初鑑賞となったのだが、やっぱもう一つだったなぁ・・・ 確かに、オリジナル"ブー"を彷彿させる嬉しくなるシーンもあるんだけどね。今の観客を意識したのか分からんけど、"ハリーポッター"のパロディなんて、不要なように思うけど。あと意味不明の恐竜もね。まぁもっともこの恐竜には、それなりの意味があったらしいんだけどさ。それから何と日本版では、広川太一郎を引っ張り出してきて、あの伝説の吹替えの再現を狙ってる。でも残念ながら、これも大した効果を上げているとは思えなかった。まぁこういう映画が作られて香港でヒットし、そして日本でも見られたってことは素直に嬉しいよ。でも正直言って、出来に関してはやっぱイマイチ微妙。

ポリス・ストーリー 香港国際警察

2006年01月26日 | 香港電影 1985
製作年度:1985
公司:嘉禾(威禾)
原題:警察故事/POLICE STORY
監督:ジャッキー・チェン
出演:ジャッキー・チェン、ブリジット・リン、マギー・チャン、楚原、タン・ピョウ、林國雄、馮安克、マース、ケン・トン、タイポー、王坤、尹發、ベン・ラム、ベニー・ライ、チャーリー・チョー、胡楓、ポール・チャン

一言:50作を超えるジャッキー映画にあって、個人的に最も好きな一本。小学生だった当時、友人とそのおばあちゃんに連れられ地元の映画館(今はなき"新潟スカラ座")に観に行ったことが思い出される。そしてその際の興奮は今も忘れない。全てが最高だった。それまでもジャッキーのことはもちろん好きだったが、これで本格的に好きになった。そしてその想いは、その後20年今に至るまで続いている。実際映画の方も、完全無欠の傑作だ。今見ても全く色褪せることはない。アクション・シーンは比類なき完成度で強烈なインパクトを残し、登場キャラクターの描写も秀逸。そして何と言っても脚本の出来が素晴らしい。十分なボリュームを持ちながら終始快調なテンポで密度の濃いストーリーが展開される。まぁ強いて上げれば、中盤若干もたつくような気がしないでもないが、見ている間はそんな事、全く気にならない。事実、世間一般の評価も高く、『プロジェクトA』と並んでジャッキーの代表作と位置付けされる。またジャッキー自身も本作を大変気に入っており、特に好きな作品だと、事あるごとに公言している。そして地元香港では、香港のアカデミー賞と称される"電影金像奨"において、最優秀作品賞を受賞している。香港と同日公開となった日本でも、1986年の正月映画として大ヒットを記録。その年の外国映画配収ベスト10に堂々ランクインを果たしている。
とにかく、自分にとって本作はあらゆる映画の中で最も思い入れのある一作だ。この映画に出会えたこと、リアルタイムで体験出来たことはかけがえのない貴重な財産だと、何のためらいなく言うことが出来る。それ程自分にとっては重要な作品だ。ただ現在、本作の日本公開版が普通に観られない事は極めて残念でならない。DVD発売されているバージョンは日本公開版とは編集が異なり、その出来は数段劣る。

ああっ、ブリジットさまっ

2006年01月24日 | つぶやき
ここのところ相変わらずお仕事が忙しくて、ヘロヘロでございます。まぁ世の中、お仕事に励んでらっしゃる方はいくらでもいらして、私なんぞはまだマシなのかもしれないけれど・・・
で、先の週末は珍しく雪が降ったりして寒かったし、身も心もお疲れだったもので、ズッと引き篭もってますた。(って、毎度のことだけどさ・・・汗) まぁそれで、たまってるDVDやらTV録画やらを見てました。『新世紀Mr.BOO! ホイさまカミさまホトケさま』なんてのも、ようやく観たので、近日感想をUPしたいと思いまする。
昨日は昨日で、ドニー、呉京、サモ・ハンの『SPL』御一行様が来日して記者会見があったそうな。ただサモは、雪による飛行機の遅れで、会見に遅刻かましたみたいですが。あぁ、せっかくだからサモに会いたかったなぁ。でも実はそれ以上に、出来れば奥方のジョイス・コウに是非お目に掛かりたかった。あの人昔から好きなんだよ~ もう映画界を引退して久しいけれど、何かの間違いで『財叔之横掃千軍』なんて日本でリリースされないものだろうか・・・
一方香港では、ゴールデン・グローブ賞で主要部門を受賞し、アカデミー賞の大本命に躍り出た、台湾出身アン・リー(李安)監督による『ブロークバック・マウンテン(斷背山)』のプレミア上映があり、錚々たる面々が参加したとのこと。そこかしこで凄過ぎる顔合わせが見られる中、我がブリジット様がジャッキー、ユンファなんかと、仲良く写真に納まってられました。ブリジット様は"發哥と再共演するなら今直ぐしかない"とのたまわれたそうでございます。それを受けてユンファは当日の主役アン・リーをつかまえ"僕達の映画撮ってくれるかい?"と返したらしい。アン・リーも"好呀!好呀!(イイね!イイね!)"と応じたとか。ブリジット様よ、ユンファとの20年振りの共演も悪かないけど、我らがジャッキー先生との21年振りの共演も是非によろしくお願いしますよぉ~
ホント、切に願う!

帰ってきたMr.BOO! ニッポン勇み足

2006年01月22日 | 香港電影 1985
製作年度:1985
公司:徳寶
原題:智勇三寶/Mr.BOO MEETS POM POM
監督:ウー・マ
出演:マイケル・ホイ、リチャード・ウン、ジョニー・シャム、デニー・イップ、胡茵夢、翁世傑、ナット・チャン、李文泰、陳龍、鐘發、フィリップ・チャン、ウー・マ

一言:『ギャンブル大将』以来、一貫してゴールデン・ハーベスト(嘉禾)で監督・主演作を撮ってきたマイケル・ホイが、新興プロダクションD&B(徳寶)に招かれて出演した一作。そもそもが、『新ポリス・ストーリー』に始まるリチャード・ウン&ジョニー・シャム コンビによる人気シリーズ"PomPom"の一編であり、主演マイケルはあくまでゲスト出演的立場で、今回は監督はやっていない。そんな経緯からか、本作は昨年発売された"BOO!-BOX"にも入らなかったし、"BOO!シリーズ"として話題に上ることも少ない。しかしながら、個人的にはコレ嫌いじゃないよ。正直言うと細部はほとんど忘れてしまったが、結構楽しめた憶えはある。特にマイケルが、リチャード・ウンとジョニー・シャムの前で、亭主関白を見せ付けるため一人芝居するシーンはかなり笑えた。ただ邦題が"ニッポン~"となってる割に、日本の場面の印象はあまりないなぁ。どこかのスキー場にロケしヘンな日本語が飛び交ったり、唐突に相撲取り(荒勢)が出てきたり、そんなんはあったけどさ。
あと一つ注目すべきは、本作の英語タイトルだ。タイトルに"Mr.BOO"の文字がある。"Mr.BOO"ってのは日本の東宝東和が後から勝手に付けたモノで、元々マイケル作品とは何の関係もなかったはずだが、逆に本家の方がそれを正式タイトルに冠するとは。どういう訳でこういうタイトルになったのかは不明だが、やはりそれだけ"Mr.BOO"ってのがマイケルにはまってた、ってことなんだろう。昨年来日した際も、マイケル自身が普通に"ミスターブー"って言ってたみたいだし。昔の東和は、本当にイイ仕事してたって事だよね、これは!

七福星

2006年01月21日 | 香港電影 1985
製作年度:1985
公司:嘉禾(寶禾)
原題:夏日福星/TWINKLE,TWINKLE LUCKY STARS
監督:サモ・ハン・キンポー
出演:サモ・ハン・キンポー、ジャッキー・チェン、ユン・ピョウ、リチャード・ウン、エリック・ツァン、チャールス・チン、馮淬帆、ミウ・キウワイ、ジョニー・シャム、シベール・フー、ロザムンド・クァン、アンディ・ラウ、倉田保昭、リチャード・ノートン、鐘發、メルビン・ウォン、ベティ・ウェイ、サンドラ・ウン、シーズン・マー、アンソニー・チェン、ジェームズ・ティエン、ラウ・カーウィン、ディック・ウェイ、フィリップ・コー、林威、白彪、ウー・マ、曹達華、ミシェール・キング、ナット・チャン、ムーン・リー、ポーリン・ウォン

一言:1985年の旧正月に公開された地元香港で、記録破りの大ヒットとなった『大福星』の続編として、早くも同年の夏休み期間に公開された本作も、年間興行収入で『大福星』に次ぐ2位の大ヒットを達成した。『大福星』はなかなか面白くて個人的にもお気に入りの一作だったが、はっきり言って本作はタルイね。アクションこそ結構見せてくれるが、とにかくストーリーはショボくてテンポも悪すぎ。コメディ・シーンは、ますますレベルが下がっちゃってて、あまり笑えた印象もないなぁ。
製作されてから丸2年以上日本では公開されなかったが、1987年の暮れになって『あぶない刑事』の併映作として公開された。この時は友人と連れ立って劇場に足を運んだが、行ってみてビックリ、座る場所がないほどの超満員。場内は暖房と観客の熱気で、もの凄く暑かったことを憶えている。そんな訳で"あぶデカ"の方は立ち見となったのだが、いよいよ我々お目当て『七福星』が始まるとなって、またビックリ。アレだけいた観客の多くは席を立ち、劇場スカスカ。先程までの熱気はどこへやら、少々寒い気持ちでの『七福星』鑑賞となったのだった。でも、正直言って"あぶデカ"の方が面白いと思ったけどね。

ファースト・ミッション

2006年01月20日 | 香港電影 1985
製作年度:1985
公司:嘉禾
原題:龍的心/HEART OF DRAGON
監督:サモ・ハン・キンポー
出演:ジャッキー・チェン、サモ・ハン・キンポー、エミリー・チュウ、林正英、ジェームズ・ティエン、メルビン・ウォン、マン・ホイ、ユン・ワー、ユン・ケイ、チン・カーロウ、陳龍、ディック・ウェイ、鐘發、フィリップ・コー、ラウ・カーウィン、アンソニー・チェン、ウー・マ、李海生、趙志凌

一言:ジャッキーは本作でも、この頃お馴染みだった刑事役。しかしながら、映画の内容はいつもといささか様相が異なる。ジャッキー主演でサモ・ハンが監督とくれば、もちろんアクション・シーンがないわけではない。しかし本作では、アクション以上にドラマ部分に重きが置かれた演出がなされている。テーマはズバリ、ジャッキーとサモの兄弟愛だ!もっとも当時お子ちゃまだった私には、ジャッキー&サモの泣きの演技より、ジャッキーが珍しく濃厚なキスシーンを演じてたことの方が衝撃的だったものだが・・・ まぁとにかく、その辺のテイストが感性に合った人には、作品評価は悪くない。だが個人的にはその辺も含めて、とても大した映画とは思えないなぁ。アクションもドラマも全般的にどうにも泥臭く、イケてない印象だよ。かと言って、見たら見たでそれなりに楽しめてしまうのだが。
それから本作の製作に、各種大人の事情により、"天皇巨星"ジミー・ウォング(王羽)先生が深く深く関わっていたってことは、知られているようでイマイチ知られていない事実だ。

霊幻道士

2006年01月18日 | 香港電影 1985
製作年度:1985
公司:嘉禾(寶禾)
原題:僵屍先生/Mr.Vampire
監督:リッキー・リュウ
出演者:林正英、チン・シウホウ、リッキー・ホイ、ムーン・リー、ポーリン・ウォン、アンソニー・チェン、ビリー・ロー、ユン・ワー、ウー・マ、黄蝦

一言:個人的には本シリーズに思い入れはないのだが、日本では一大ブームとなり、本来は不気味な"ゾンビ"のはずだった"キョンシー"は大人気となった。さすがにそのブーム自体は一過性のものだったが、今現在でも"キョンシー"を知る者はあらやる世代に多数存在し、そしていまだに"キョンシー"のキャラクター商品を街中で見掛けることもある。確かに映画自体良く出来ていたとは思うが、日本にあってはアピール出来るキャストが出てはいないし、当時大人気だったジャッキー映画とも明らかに違う。功夫かコメディという、日本で認識されていた既存の香港映画の枠に収まらない本作が、なぜにそんなブームを引き起こすことが出来たのか?現在に至るまで、日本でブームを起こし、一般的知名度を獲得出来た香港映画はそうはないのだ。"ブルース・リー"、そして"ミスター・ブー"、"ジャッキー"、"少林寺"、そして近年の"少林サッカー"くらいのものだろう。"チョウ・ユンファ"や"ウォン・カーワイ"なども一部では人気を得たが、一般的に認知されたとは言い難いし、"チャウ・シンチー"だって長らく日本では、陽の当たらない存在に甘んじていたのだ。それだけに、この"キョンシー"のケースは快挙と言える。
映画の方は、正直言ってストーリーはもはや憶えてはいないのだが、いろんなアイディアがぶち込まれ、それが香港映画独特のアクションと絶妙に融合していたように思う。それに登場するキャラクターが皆イイよ。主演たるチン・シウホウの印象こそあまりないが、相変わらずのダメっぷりを見せるリッキー・ホイやビリー・ローのバカ演技。ムーン・リーはカワイイし、ポーリン・ウォンはとってもキレイで私好み。忘れちゃいけない"元華=キョンシー"の怪演もある。そしてなんと言っても本作最大の功労者はラム道士(声は青野武)だ!個人的にも林正英(ラム・チェンイン)好きだったなぁ・・・ 生前ブルース・リーに可愛がられた人だけのことはあるよ。アクションのキレはイイし、何よりあの人にしか出せない味があって、その存在自体が得難いもの。その早過ぎる死が、今さらながらに残念だよ。

大福星

2006年01月15日 | 香港電影 1985
製作年度:1985
公司:嘉禾(寶禾)
原題:福星高照/MY LUCKY STARS
監督:サモ・ハン・キンポー
出演:サモ・ハン・キンポー、ジャッキー・チェン、ユン・ピョウ、リチャード・ウン、チャールス・チン、エリック・ツァン、馮淬帆、シベール・フー、西脇美智子、ポール・チャン、林正英、ラウ・カーウィン、ディック・ウェイ、ヤン・スェ、ジェームズ・ティエン、劉秋生、曹達華

一言:個人的には、特に思い出深い映画。ジャッキーを好きになって足掛け3年、紆余曲折を経てようやく劇場で初めて見たジャッキー映画。1985年の夏休みのある日、我々兄弟は母親に連れられ繁華街に買い物行く機会があった。そして丁度、『大福星』上映中の劇場の前を通りかかったのだった。その年になってから、正月に『スパルタンX』、6月に『プロテクター』と既に2本のジャッキー映画が公開されており、その都度我慢を強いられていた。そしてもはや我慢は出来なかった。劇場前で看板を見上げる"ボンクラ"兄弟に対し、映画嫌いの母上はこう言い放った。"そんなに見たきゃ、あんた達二人勝手にしなさい"と。我々は母上から、家に帰る際のバス路線を聞き、そして映画代とバス代を受け取ると、上映時間も確かめず一目散に劇場に飛び込んだ。中に入るとスクリーンには、『大福星』のクライマックス、敵アジトでのジャッキーとディック・ウェイの対決シーンが映し出されていた。ジャッキーが学生服に鼻殴られた、鼻血出した、鼻血拭った。それが劇場でのジャッキーとの初対面だった。まもなくその回の上映が終わり館内が明るくなったのを見計らうと、そこで我々はようやく席を探し腰を下ろした。続いて併映作である『崇山少林寺』が始まった。とにかく我々の目的はジャッキーだ。『大福星』のことばかりが気になって、知っている役者も出てこないこの映画の記憶はもはやない。そして遂に『大福星』の上映を迎えたのだった。初めて見る劇場でのジャッキー映画。もうそれだけで感動だった。映画も素直に面白く感じられた。当時まだ『プロジェクトA』も『五福星』も見ていなかった私には、ジャッキーの現代アクションは新鮮に見えたし、主演五人のコメディ描写はレベルの低いお笑いで、バカな小学生は単純に喜んだ。後日小学校の友人達と『大福星』の話題になった時、中には『プロジェクトA』より面白かった、と言っていた輩がいたくらいだ。
映画の方は興奮のうち瞬く間にクライマックスとなり、再びジャッキーとディック・ウェイの対戦を迎えていた。そこで急に帰りの時間やバスが気になった私は、弟を促すと映画が終わるのを待たず席を立つことにした。弟は最後まで見たがったが、映画が終わりに近付き急に現実に引き戻された私は、正直帰りが心配になったのだった。我が家は郊外に位置しており、映画館のある繁華街とはいささか距離が離れていた。それに当時既に小学校の高学年になっていたとは言え、子供だけで繁華街に出て行くなどということは皆無だったのだ。映画の前に教えてもらったバスに乗り、知っている景色が見えてきたところでバスを降り、何とか無事家に帰り着いた。今にして思えばそんな大層な話ではないのだが、その時はかなりドギマギしたものだよ。こうして無事に目的を達成したとある田舎のバカ兄弟は、ジャッキーのお陰で少し大人になったのだった。(アホ) 
そんなこんなで本作は、映画の出来うんぬんを抜きにして、個人的には特に思い出のある一作で、正直イイ印象しかない。

ジャッキーは惨敗・・・

2006年01月14日 | つぶやき
本日は、普段より親しくさせて頂いている、テラダ先生SAM.B先生の御好意で、フリーマーケットなるものに参加させて頂きました。以前、普通に客として参加したことはあったのですが、まさか自分が売る側に回るとは・・・ まぁ私は大したモノを出品したわけではなかったのですが、それでも思いの外売れたよなぁ~ SAM先生と私のところは、他のブースとは明らかに異質でしたが、それが逆に良かったのかも。一回りしては、繰り返し足を運んで下さる方も何人かみえました。どうせ売れないと思っていたVCDが、ほぼ完売。余っていたチラシも、少なからず持っていって頂きました。しかし一方でDVDがもう一つだったかな。ウリとしては、日本語字幕が入っているソフトが多い事だったのだけど。でも、やっぱ設定価格が少し高めだったのが、イカンかったのか?って、それ以前に、扱った商品に偏りがあったのが、問題だったような気もするけどね。まぁそれでも、DVDも半分以上はサバけたのですよ、かなりの値引きはしましたが。で、今回最大の誤算はジャッキーモノ!再販やらでダブったDVDと、やはりダブらせていた雑誌類を良心的(?)な価格で並べていたのですが・・・ 全くと言って良いほど、誰も見向きもしちゃくれない!これは一体どういうこと?ジャッキーファンは一体どこ行っちゃったんだよ・・・(涙) まぁしかしながら、前述したように思った以上の売り上げはあったし、いろんな方々とお話も出来たし、自分の買い物もそれなりに出来たし、全体として良い経験ともなり、かなり充実の一日だったと思います。関係者の皆様、そして当ブースを訪れて頂いた方々、誠にありがとうございました。

P.S.
終了後は"反省会"と称し近くのファミレスにて、お食事をしつつまたしても長々とバカ話。ココで"マスター"某氏のマシンガントークが炸裂。お陰様で終始笑いが絶えず、日頃の憂さが晴れましたよ。多謝。