東方不敗のつぶやき

ジャッキージャンキー

チャイニーズ・ウォーリアーズ

2006年05月31日 | 香港電影 1987
製作年度:1987
公司:徳寶
原題:中華戰士/MAGNIFICENT WARRIORS
監督:デヴィッド・チャン
出演者:ミシェール・キング、イー・トンシン、リチャード・ウン、ロウェール・ロー、シンディ・ラウ、松井哲也、谷峰、黄正利、張翼、羅莽、馮安克、趙志凌、李文泰

一言:『レディ・ハード(皇家師姐)』、『皇家戦士』に続くミシェール・キング(ヨー)主演、D&B(徳寶)製作によるアクション。まだお顔がふっくらしてて若々しいミシェールのアクションはそれなりに良かったような気はするけど、あまり面白かった印象はないなぁ・・・ ミシェールのための(?)D&Bはかなり力を入れて製作にあたったようで、当初ミシェールの相手役にはあのチョウ・ユンファを考えていたらしい。結局その役はイー・トンシンが演じることになったのだけど、この時点でユンファ&ミシェールの顔合わせが実現していたら、結構面白かったかも。もっともこの役、ユンファが演るにしては全然大した役ではなかったような気もするけどね。それからミシェールと対決する日本人役として、『十福星』に続いて松井哲也がなかなかの見せ場を任されている。ココまで香港映画界でのキャリア順風満帆に思われた松井クンだったが、こともあろうにドエライことをやらかして、香港を追われることになったという。あ~あ、もったいない・・・ それから10年、"ボンド・ガール"として来日を果たしたミシェールに、松井クンが弟子の成嶋涼(早瀬恵子)を連れて会いに行く、という企画をテレビで見たけど、なんだか微笑ましかったよ、その時は。まぁ裏の事情も何も知らなかったわけだけど・・・

プロジェクトA2 史上最大の標的

2006年05月28日 | 香港電影 1987
製作年度:1987
公司:嘉禾(威禾)
原題:A計劃續集/PROJECT A II
監督:ジャッキー・チェン
出演:ジャッキー・チェン、ロザムンド・クァン、マギー・チャン、ラム・ウェイ、レイ・ロイ、チャーリー・チャン、タン・ピョウ、關海山、カリーナ・ラウ、レジーナ・ケント、イザベラ・ウォン、マース、タイポー、クリス・リー、ケニー・ホー、ベン・ラム、ケン・ロー、ベニー・ライ、尹發、張午郎、李海生、樊梅生、王龍威、呂方、ケニー・ビー、アンソニー・チェン、リッキー・ホイ

一言:数あるジャッキー傑作群の中にあって、特に評価の高い『プロジェクトA』の続編。ただ、ジャッキー演じる"ドラゴン"のキャラクターこそ継承されてはいるものの、サモ・ハン&ユン・ピョウの不在、水上警察から陸上警察への異動などもあり、それ程続編的な色合いは濃くはない。しかしながら、ジャッキーが拘って製作にあたっているだけあり、作品自体のスケール感はあり、本作単体で十分に楽しめる出来に仕上がっている。ストーリーは正義の警官VS悪徳警官がその骨子で意外とシンプルだが、そこに様々な人物、様々な思惑が絡み合い退屈させない。オマケに登場キャラクターはそれぞれがいきいきと描かれている。アクションも、前作ほどの大掛かりなスタントアクションこそ存在しないが、功夫アクションに加えて随所に小刻みな見せ場が連続し、さらにコミカルなシーンも絶妙に配され全体的な完成度は前作を凌ぐほどだ。実際個人的には、前作よりも本作の方が好きだったりする。コレ観に行った当時はまだ、地元の映画館満員だったよ・・・

マネー・チェイス

2006年05月27日 | 香港電影 1987
製作年度:1987
公司:新藝城
原題:横財三千萬/THE THIRTY MILLION RUSH
監督:カール・マック
出演者:カール・マック、ブリジット・リン、ポーラ・ツイ、エリック・ツァン、マーク・チェン、王青、ラウ・カーリョン、ジョン・ウー

一言:カール・マック監督によるシネマ・シティ(新藝城)のコメディ。特に日本で知名度のあるキャストが出ているわけでもないのに、なぜか日本でもビデオが出てた。さては何かと抱き合わせで買わされたのかな?まぁ何にしてもこんなのが日本語字幕付で見れたのは素直にありがたいことだよ。何しろブリジット様も御出演されてますからね~ まぁもっとも、大して面白かった印象はないなぁ・・・ シネマ・シティのコメディって80年代の香港では軒並みヒットしてるんだけど、見てみると実はどれも大差ない出来で、正直さして面白くなかったりする。80年代の前半はまぁ良いとしても、80年代も後半にさしかかったこの時期、旧態依然としたこの映画はどうなんでしょう???まぁその辺はゴールデン・ハーベストのサモのコメディなんかにも言えることかもしれないけどね。ツイ・ハーク、リンゴ・ラム、ジョニー・トゥ等新世代のそうそうたる監督達を擁していたにもかかわらず、シネマ・シティがその絶頂期からは思いもしない短期間での終焉を迎えた要因は、かつては新しかった同社従来のスタイルから抜け出せなかった、そんなところにあったのかもしれない。まぁ本作もタルイとこはあるものの、顔触れはなかなか豪華で面白いとこもなくはなく、まぁそれなりに楽しめはする。それに"シスター"ブリジット様も、やっぱ魅力的だしね。

イースタン・コンドル

2006年05月24日 | 香港電影 1987
製作年度:1987
公司:嘉禾(寶禾)
原題:東方禿鷹/EASTERN CONDORS
監督:サモ・ハン・キンポー
出演:サモ・ハン・キンポー、ユン・ピョウ、ジョイス・コウ、林正英、チャールス・チン、ジェームズ・ティエン、ユエン・ウーピン、ユン・ケイ、ユン・ワー、ディック・ウェイ、チン・カーロウ、ミウ・キウワイ、マックス・モク、メルビン・ウォン、ケニー・ホー、フィリップ・コウ、ケン・トン、クリス・リー、ベン・ラム、ビリー・ロウ、鐘發、劉秋生、陳龍、倉田保昭、張國強、小候、ビリー・チョウ、ウー・マ、ハイン・S・ニョール

一言:サモ・ハン渾身のベトナム戦争映画。どうして香港映画でベトナム戦争モノなんて撮ろうとしたのかね?コレってリアリティあるの?ってまぁそれはさて置き、とにかくサモは全身全霊を掛け、身体まで絞って気合入りまくり。オールスターキャストと長期ロケーション、そして膨大な制作費を投じ実現させた大作。しかし、満を持して公開された国内興行は想定外の不振。ジャッキー不在のキャストでは頼みの日本公開もままならず、製作元のゴールデン・ハーベスト(嘉禾)は大きな損失を被った。同社創設時より実に15年以上、影に日向に貢献してきたサモは一人責任を押し付けられ、双方の長きに渡る蜜月は本作をキッカケとして終焉を迎えることになるのだった。
出来上がった映画は、サモの意気込みを反映するかのような、ハードで隙のない仕上がりになっている。しかし笑いを廃したその内容が、いつものサモ作品を期待して劇場に駆け付けた観客には受け入れられなかったのかもしれない。作品としての評価は決して低くはなく、重火器そして功夫を駆使したアクションにも見応えがあったものの、私自身もあまり好きな映画ではなく、内容もほとんど憶えてはいない。ただ、『サイクロンZ』に繋がるユン・ワーのヘンな敵ボスだけはインパクト大。また宣伝のため主要キャストが揃って出演し、アクロバットなアクションを見せた"ミスアジア選手権"での舞台劇は物珍しく、映画本編よりも印象深い。まぁとにかく、サモとゴールデン・ハーベストの決裂は、本作がもたらしたあまりに大きな代償となった。直後サモはヒットから見放され、結果的にはゴールデン・ハーベスト没落の遠因となったとも言える。

友は風の彼方に

2006年05月21日 | 香港電影 1987
製作年度:1987
公司:新藝城
原題:龍虎風雲/CITY ON FIRE
監督:リンゴ・ラム
出演者:チョウ・ユンファ、ダニー・リー、孫越、ウー・ガーライ、ロイ・チョン、トミー・ウォン、パークマン・ウォン、チョイ・カムコン、マリア・コルデロ

一言:『男たちの挽歌(英雄本色)』に続く"香港ノワール"の傑作。チョウ・ユンファは2年連続して金像奨最優秀主演男優賞を獲得して"亜州影帝"の地位を不動のものとし、また監督のリンゴ・ラムも最優秀監督賞を受賞し、大いに名を上げることになった。"挽歌"のジョン・ウー同様、会社の意向に従い請われるままに軽い娯楽映画を撮っていた彼は、本作で硬派な作風に目覚めユンファとのコンビで精力的に作品を発表していく。後に"香港映画オタク"クエンティン・タランティーノが半ばリメークする形で『レザボア・ドッグス』を製作し世に出ることになるが、オリジナルである本作も全編に渡ってテンションの高い男のドラマが展開し、非常に見応えのある仕上がりだ。そしてココでのユンファがまたイイんだなぁ~ 相手役ダニー・リーも素晴らしいし、孫越もイイ味出してる。実際、コレ以降も"アンダーカバー(潜入)"モノは多く撮られているが、本作はその極致と言える。もうしばらく見てないので作品の詳細は忘れてしまったけど、コレは好きだよ。

飛龍伝説 オメガクエスト

2006年05月14日 | 香港電影 1986
製作年度:1986
公司:新藝城
原題:衛斯理傳奇/THE LEGEND OF WISELY
監督:テディ・ロビン
出演者:サミュエル・ホイ、ティ・ロン、ジョイ・ウォン、テディ・ロビン、ブラッキー・コー

一言:香港で有名な小説家ニー・クァン(倪匡)の"衛斯理"シリーズの一編を映画化。ニー・クァンは小説家でありながら、『ドラゴン怒りの鉄拳』や『少林寺三十六房』など多数の映画脚本も手掛け、さらにタレントとして自分の番組を持つような才人。この"衛斯理"という小説家兼冒険家なる人物を主人公にした小説は何作も書かれ、その内のいくつかが映画化されている。本作はシネマ・シティ(新藝城)が大金を投じネパールロケを敢行し、原作の持つSF描写には当時の香港映画としてはまだ珍しかったCGを多用することで映像化を試みた。しかし影は難航し、ネパールロケでは主演のサミュエル・ホイが高山病にかかり、長期療養を余儀なくされる事態となった。さらに、そのサミュエル・ホイと共演のジョイ・ウォンとの間に不倫疑惑が発生し、映画は完成前からスキャンダルにまみれた。製作開始から2年、ようやく公開に漕ぎ着けたものの、シネマ・シティが期待したほどの興収を上げるには至らなかった。私は原作を知らないのでオリジナルが持つティストがどこまで再現されているのかは分からないけれど、当時としては結構頑張った特撮映画だったと思うよ。ただ全体としてはあまり面白かった印象はない。ってか、ほどんど何も憶えてないなぁ~ 劇中サムが乗っていた青いフェラーリはカッコ良かったけど。実際、サムとティ・ロンの共演ってだけで、結構魅力的だと思うし、それに題材も香港版"インディ・ジョーンズ"てな感じでそれなりに楽しめそうに思うんだけどね。でもなぜかあまり良かった印象はないよ。

スター・フォース 未知との遭遇

2006年05月08日 | 香港電影 1983
製作年度:1983
公司:邵氏
原題:星際鈍胎/TWINKLE TWINKLE LITTLE STAR
監督:アレックス・チェン
出演:チェリー・チェン、伊雷

一言:コレはどうなんざんしょ?結構"バカ映画"としては評価されてるみたいだったので、そっち方面で少し期待してたんだけど・・・ まぁ確かにバカはバカなんだけど、あまり評価出来るバカじゃないような印象だった。ストーリーは整合性の欠片もなく、バカ描写だって別に笑えやしないし、そんなんだからつっこもうたってねぇ~ まぁチェリーの大バカ演技と可愛らしさはたっぷり堪能出来はするので、そこだけはまぁ満足っちゃあ満足だけど・・ でもそれだけで評価出来るレベルとは思えないよ。あとは、"インチキ"ダースベーダーとの"ライトセーバー"VS"ライトセーバーヌンチャク"な対決に少し興味を引かれるけど、そのくらいだよ。監督のアレックス・チェン(章國明)は、二十歳ソコソコでブルース・リーの映画に関わり、その後若くして監督としての才能を認められた人で、初期の監督作『香港極道 警察(點指兵兵)』は硬派で見応えある映画だった。なのに、なんでこんな脱力コメディ撮っちゃうかなぁ~ そのギャップたるや凄いことになっちゃってるよ、実際。また本作には裏方で、チン・シウトンやゴードン・チャンなんかの、後の香港映画界を担う若手も関わってるし、劇中にはツイ・ハークやアルフレッド・チョンなんかの監督達の顔も見られる。皆、どこにでも顔出すよね。(笑)

F1 LEGENDS

2006年05月07日 | つぶやき
昨日は横浜スタジアムに今年初のタイガース戦を見に行ってきました。風は多少あったものの天気も良く、相手は今年負けナシのベイスターズだったので期待されたのですが・・・4対1でよもやの完敗。私が横浜スタジアムに見に行った時は大体勝ってたのに、おかしいなぁ・・・ 試合内容も、毎回ランナーは出すのに残塁の山で、はっきり言ってフラストレーションたまりまくり。試合後は一緒に見に行った友人と横浜でヤケ酒を煽ったのでした。

ココからが今日の本題。去年から今年の初めにかけて、CSフジテレビで放映された"F1 LEGENDS"の一部をようやく見る。実は私F1(エフワン)好きだったりしたのです。プロストやセナがいた頃はかなり熱心に見てたものだよ、今はもうどうでもイイけどね。だって昔に較べて、全然面白くないんですもの。で、"F1 LEGENDS"ってのは、フジテレビが放送を始める前の昔のレースを見せてくれるというモノ。かつていろいろ"ものの本"で読んだり、断片映像でしか見られなかった、私にとっては伝説の時代のレースを見られる。この企画を知った際は驚喜したよ。だけど悲しいかな我が家にはCS受信環境がなく、指をくわえて見過ごすしかなかったのだった・・・ 幸いにも友人がその一部を録画してて、今回何とか放映された中の数戦を見ることが出来た。私としては、もうそこに集うメンツを見ただけで感動したよ。現代とは違い、速さだけを追い求め安全性に乏しいマシンを駆り、強烈な個性を放った往年の名ドライバー達が己の意地とプライド、そして文字通り命を懸けて闘う。伝説のドライバー ジル・ビルヌーヴが狭いモナコの市街地で、全く言うことを聞かないダメ車"フェラーリ126CKターボ"をぶん回し、圧倒的戦闘力を誇るライバルを神懸り的テクニックで追い詰め遂にはそれをぶち抜く。そして彼がトップでチェッカーを受けるそのシーンをまさか目の当たりに出来るとは・・・生きてて良かった~(って大げさ過ぎ???笑) まぁとにかく、そのくらい感激したわけですよ。ホント、昔のF1で繰り広げられていた戦いは、スポーツを超えた人間ドラマだ!
残念ながら今回手に入ったのが全16戦放送された内の6戦だけで、ますます他も見たくて堪らん・・・ もしコチラを御覧で見せてやっても良いという方がいらしたら、是非御一報下さい。切にお願い申し上げます。

戦闘力のあるマシンを手に入れ飛躍の時を迎えた、若き日のアラン・プロスト('81)


老獪なベテラン勢を相手に闘いを挑み、初のワールドタイトルを獲得したネルソン・ピケ('81)


今は亡きイタリアのイケメン貴公子、エリオ・デ・アンジェリス


若くして伝説となったジル・ビルヌーヴ、モナコでの走り('80)


激闘の果て、モナコを制したジル('81)

新Mr. Boo! 香港チョココップ

2006年05月04日 | 香港電影 1986
製作年度:1986
公司:嘉禾(許氏)
原題:神探朱古力/CHOCOLATE INSPECTOR
監督:フィリップ・チェン
出演:マイケル・ホイ、アニタ・ムイ、リッキー・ホイ、シベール・フー、ロイ・チャオ、チャーリー・チャン、馮克安、タイポー、マイケル・チョウ、フィリップ・チェン

一言:マイケル・ホイがゴールデン・ハーベスト(嘉禾)傘下で撮った最後の映画。一時期距離を置いていた三男リッキー・ホイが前作『お熱いのがお好き』でのゲスト出演に続き、本作で本格的に再合流。やっぱマイケル&リッキーのコンビはイイよ。マイケルは毎度お馴染み、上に弱く下には強い嫌味なキャラで、空威張りとドジばかり。でも人情味ある意外な一面を見せ、最終的には事件をまるく治める。でもそんなマイケルよりも本作では、マイケルと無理やりコンビを組まされる新人婦警アニタ・ムイ姐がかなり良かったりする。劇中"ミスコン"に応募してる設定で、アニタの父親でありマイケルの上司でもあるロイ・チャオと父娘、事件そっちのけで"ミスコン"巡るドタバタを展開する。そこでのムイ姐ときたら、なかなか見られない可愛らしさが溢れてる。実は意外とお若いムイ姐(実はマギーと同い歳)だけど、他では何か貫禄のようなモノを感じちゃうからね。まぁこの映画の見所はムイ姐の愛らしさ、かな。まぁ映画としても決してつまらなくはなく、香港ではちゃんと年間トップ10に入るヒットを達成し、マイケルの変わらぬ人気を証明しております。

レディークンフー 激闘拳

2006年05月03日 | 香港電影 1981
製作年度:1981
公司:邵氏
原題:長輩/MY YOUNG AUNTIE
監督:ラウ・カーリョン
出演:ベティ・ウェイ、小候、ラウ・カーリョン、王龍威、リュウ・チュアフィ、ウィルソン・タン、権永文、元徳、曹達華

一言:コレはベティ・ウェイ(恵英紅)を意識してから、激しく見たいと思っていた一作。ベティは本作で1982年に新設された香港の映画賞、"香港電影金像獎"で栄えある第一回主演女優賞を受賞している。以前にビデオを入手してはいたのだけど、この度晴れて日本版DVDがリリースされたのにあたり、私としては実は珍しいことだったりするのだが、思わず新品でDVD買ってしまったよ。
映画の方は、お目当てベティ的にはかなり満足。演じるキャラはイイし、アクションの見せ場は充実してるし、いろんなコスプレまで楽しめて良かったよ。でも実際、それ以外ではイマイチ引かれるところはなかったなぁ・・・ ストーリーは可もなく不可もなくで悪くもないと思うんだけど、テンポがよろしくないですよ。アクションも、ラウ・カーリョンなんてさすがのキレを見せてくれてるし、いろいろなキャラによる対戦や西洋剣VS中国刀のソードバトルがあったり、敵ボス王龍威の屋敷に仕掛けられたヘンテコな罠を突破したり、曹達華筆頭とする"お爺ちゃん"軍団に対するベティのなんかズレてる修行シーンがあったりと、結構手を変え品を変えして見せくれてるんだけど、何か単調なんだよね。同時期のジャッキー功夫と較べてしまうと、見劣り感は否めない。ジャッキーってやっぱ凄いわ。仮にリアルタイムで日本公開してても、コレじゃウケなかっただろうなぁ・・・ あとキャラクターも、ベティ以外だと小候と家良くらいは悪くないけど、後はねぇ・・・ リュウ・チュアフィとかウィルソン・タンとか権永文なんか、個人的に好きなかなりイイ人選だと思うんだけど、キャラがたってないからただのアクション要員にしかなってない印象。ウーン、ベティは良かったけど、映画としてはもう一つ。今のところ監督としてのラウ・カーリョンは、『少林寺三十六房』しか評価出来ないなぁ。でもベティ目当てで『掌門人』は是非とも見たいゾ!