東方不敗のつぶやき

ジャッキージャンキー

愛と銃弾の掟

2006年06月19日 | 香港電影 1987
製作年度:1987
公司:三和
原題:赤膽情/NO COMPROMISE
監督:チャン・ウィガイ
出演者:ダニー・リー、ドゥドゥ・チェン、ポーリン・ウォン、ラム・ウェイ、ビリー・ロウ、シン・フイオン、ロー・ワイコン、ウー・マ

一言:地味ながら見応えのある、悪くない一作。李SIR&ドゥドゥ・チェンの刑事夫婦とラム・ウェイ&ポーリン・ウォンの密入国犯罪者夫婦。この二組の夫婦を対照的に描き出す。李SIRとドゥドゥの夫婦は衝突ばかりしてたような気がするけど、"省港旗兵"夫婦の方は、警察に追われてる上、身重の妻ポーリンは撃たれて重症という辛く厳しい状況の中、お互い支え合って生き抜いてる様が印象的。まぁやってる事は相当悪どいんだけどね。妊婦ポーリンは、デカイ腹を抱えながら情け容赦なく警官に銃をブッ放す。こんな妊婦他で見たことないよ。イヤ、素晴らしい!ポーリンはこういう非常な悪い女が良く似合う。夫婦の会話の中で、ラム・ウェイが聞きかじった英語を話すと、それに対してポーリンが笑顔で"何ふざけてんのよ~"ってなやり取りが、殺伐とした中刹那微笑ましかったりする。
監督はブルース・リースタントチームの生き残りチャン・ウィガイなんだけど、この人はこういうのも撮れるんだね~ 何か意外・・・ そして製作の三和は、あのティンペイの元亭主であり、泣く子も黙る"黒社会のサラブレッド"チャールズ・ヒョンの会社であります。


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3 コメント

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B哥=陳會毅さん (Eちゃん)
2006-06-20 05:42:05
ちゃんと「監督」やってんだぁ~B哥!



最近は中国に住みついておられるんだけど、

呼べば喜んで♪香港に飛んで来るらしいです^^;
Unknown (コージ)
2006-06-20 13:42:36
この映画、ちょっと前にレンタル落ちビデオを買って観たばかりですよ。



意外に(失礼)、よく出来てる映画でしたね。犯罪者夫婦の描写にも手を出したため、李Sirとドゥドゥ・チェンの離婚騒ぎエピソードが説明不足になるという皺寄せを食らってしまいましたが(笑)



カーク・ウォンの『野獣特捜隊』と比べるのは酷なんですが、あれがいかに素晴らしいかを痛感させられます。
BEE CHAN (マッキー)
2006-06-21 22:44:03
Eちゃん師姐

B哥は中国在住なんですか?まぁ相変わらず香港映画は不況だから、仕方ないのかな・・・ 一方でB哥程の人なら、大陸の武侠ドラマなんかで結構仕事があったりするのかもしれませんね。ちなみにB哥はちゃんと"監督"やってられてましたよ。キョンシーがアフリカのサバンナでニカウさんと共演する映画では、ブルース・リーを見事銀幕に甦えらせてました。さすがは元ブルース・リースタントチームの一員です。



コージさん

毎度どうも。

『野獣特捜隊』は大傑作ですからね~、さすがにあれと較べられるとチョット辛いですけど、コレはコレでホント意外と良く出来ていると思います。言われて気付きましたけど、確かにラム・ウェイ&ポーリン・ウォンとアンソニー・ウォン&イップ・トンはかぶる部分ありますね。でも"野獣~"の方は、リーSIRとエリザベス・リーの辺りを、割とあっさり処理してたのが良かったのかもしれませんね。