いまさら韓ドラ!

韓国ドラマの感想をネタバレしながら書いています。旧作メイン

善徳女王 第8話

2013年03月01日 | 善徳女王
《あらすじ》

現れた女の正体に気づいたチュクパンは、顔色を変えた。
「あの女、ミシルだ!奴を引き渡したら、俺たち殺されちまうぞ」
ふたりは案内の途中で夜の山に逃げ出した。

自分たちの勝ちを確信していた王女たちは、翌朝、
ミシルとともに現れたポジョンの姿を見て愕然とする。
これで勝負はついた……。
太守一家を都に呼ぶことは出来ない。
ポジョンは意識を取り戻し、自力でミシルの元へ帰ってきたのだ。

トンマンは、いなくなったポジョンのことをどう考えたらいいのか、
不安の中、無人の小屋にたたずんでいた。
そこへチュクパンたちが飛び込んできて、急いで逃げようとトンマンを促す。
チュクパンの予想通り、ミシルは追っ手を差し向けていた。
街中で花郎徒に見つかり、チュクパンとコドは拉致されてしまう。

偶然見つけたユシンに助けを求めるトンマンだが、
冷たくはねつけるユシンと揉めているところにヨンチュン公が現れて……。

トンマンは王の前に引き出され、如来寺での一件を語る。
「その場にいた者は、ここにおるか?」
トンマンはポジョンの顔を見つけて、
「あの人です!」と指さした。
とぼけるポジョンだが、トンマンは引き下がらない。
「俺が助けてやったんだぞ!看病してやったのに!」
しかもトンマンは、証拠の指輪を持っていた。
「あの公子を引き渡せば金30両を与えると父さんと兄さんに約束したそうじゃないですか。
それなのになぜ捕まえたんですか。今すぐふたりを返してください!」
ミシルにまでくってかかるトンマンは怖いものなしだ。

トンマンの証言のおかげで、ミシル側は完敗。
「如来寺の件は黙っておきましょう」
チョンミョンはそういって、ミシルに取引を持ちかける。
「どうぞ、太守一家を都にお連れください」
静かに答えるミシルだが、胸の奥に隠した怒りは計り知れない。
「王女様への憐れみは、もう捨てます」

チョンミョンは、ユシンを呼び出した。
「話は聞いたか。私の花郎になれとは言わない。ただ……」
「王女様の花郎になります!」
ユシンはチョンミョンに忠誠を誓う。
「ですから、私が率いる龍華香徒の主として、二度と泣かないでください」
王女はにっこりうなずいた。
「おまえの真心と信念を私も信じているから、おまえを連れて行く」
そしてユシンに、ひとつの頼み事をした。

それはトンマンの処遇。
トンマンを龍華香徒の郎徒とするよう、頼んだのだ。
王女の頼みであれば、気はすすまぬが、仕方ない。
トンマンもまた、ムンノを探すため、ミシルをさぐるために承知した。

都ソラボルで、新しい花郎の入城が認められたが、
そもそもの十花郎は彼ら龍華香徒を認めようとはしない。
山出しの田舎者である彼らを袋だたきにし、ユシンをくだし、
彼らの旗を真っ二つに切り裂いた。
「旗の半分を取り戻したければ、比才(ピジェ)を申し込め!」

失意のユシンは、父に告げられる。
「これが花郎徒だ」
厳しい訓練に耐え、生き残る術を学びとったものだけが花郎となる。
ユシンたちもまた、同じように自らの力で、皆に認められなければならない。

チョンミョンは息子チュンチュを宮殿に呼び寄せた。
すべてを理解したミシル。
王女は、逃げたのではなかった。
息子を産むために、姿を隠し、ムンノを探し、キム・ソヒョンを呼び寄せた。
その姿が、かつての自分の姿と重なる。
宮殿を追われ、自らに誓った。
「再び宮殿に戻るときは、過去の私ではない」
なみなみならぬ決意を胸に、戻ってきた自分。そしてチョンミョン王女。
ミシルはこみ上げる笑いを抑えることが出来ない。
「チョンミョンは幼い頃の私のようだ!
あの王女が、このような形で私に挑んでくるとは!」

厳しい訓練を終え、みんなは寝支度をしている。だが、トンマンがいない。
彼女はミシルを探して、宮殿の中をうろついていた。
迷い込んだのは、位牌の並ぶお堂のような場所。
そこには、チルスクの名を書いた位牌が。
トンマンは、自分を探していたのはミシルなのではないか?と気づくのだ。

忍び込んでいたところを捕まったトンマンは、ミシルの前に引き出された。
「なぜ如来寺へ行ったのか?」
質問に質問で答えるトンマン。
「ムンノはどこです?」
なぜ、トンマンがムンノを探しているのかわからず当惑する側近たち。
「ムンノを探しにいったのか。なぜ?」
「答える理由はありません。でも会わなくてはならないのです」
「王女とは知り合いか」
「王女様?私は鶏林の人間ではないので、知り合いはいません。
ムンノはどこですか?」

トンマンの返答に満足したミシルは、
龍華香徒(ヨンファヒャンド)がポジョンの日月星徒(イロルソンド)に
勝てたら、質問に答えてやろうと言う。
「それを信じろと?」
「宮主として約束しよう」

ミシルとの会見は、トンマンを心配したヨンチュン公の乱入で終わった。
「あの子は正直に話していた。なのに、なぜか気に障る子だ……」

トンマンはチルスクのことをヨンチュン公に尋ねるが、
彼もまた詳しい事情を知らなかった。
(ここにいれば、母さんがなぜ追われて死んだのか、私が誰なのか、わかるのかな)
トンマンはひとり、訓練場の真ん中で考えていた。

さて彼女に出来ることと言えば、一生懸命訓練を積むことしかない。
女の身でユシンのしごきに耐えるのは簡単なことではないが、
ここを追い出されては何もわからないままだ。
砂袋をつけて走らされ、いつもビリになってしまうトンマン。
日に日にハンディは増えていくばかり……。
チュクパンたちも成り行きでいっしょに花郎徒になっているのだが、
かれらもたいした助けになるわけもなく……。

そして幾年かが過ぎ……。
「どうだ!今度はビリじゃないぞ!」
幼かったトンマンは、立派な若者に成長していた。

(つづく)

立派な若者にってあなた、トンマンは女の子なんですから~。
少年の頃はまだ男で通っていたかもしれませんが、
そろそろ無理の出てくるお年頃ですよね~。

ああ、楽しかった少女時代もおしまいか。
寂しいなー。
今回が最後の子役さんたち活躍回ですね。

ポジョン、間に合ってしまったときは、がっかりでした。
しかし、さすがソルォンの息子、と賞賛の気持ちがわいたのも事実。
根性あるもんねー。
あのハジョンとは大違い。
あいつだってお父さんは頭も悪くなさそうだし、
穏やかそうな人だし、遺伝的には問題ないはずなんだけどね。

チョンミョン王女どうすんのかな、と思ってたら、
なんとトンマンが起死回生のスマッシュヒットを打ってくれた。
しかも、天然で。

後半のミシルとの初対決?の時もそうだけど、
トンマンは全然嘘ついたりしてないんだよね。
こざかしい悪知恵とかめぐらせないし、正々堂々。
彼女には、ミシルを恐れる理由もないし、こびへつらう理由もない。
もちろん憎む理由なんてない。
そういうのが一番こわいんです。策士のミシルさんにとっては。

そのへんは観ていてスカッとする部分ですね。

ユシンくんは、迷うことなく、チョンミョン王女の花郎になりましたね~。
わお!
姫君、美しいですもんね。かばってくれましたもんね。
誇り高い態度でしたしね、惚れてしまうのも無理はありませんね。
こんな方から「私の花郎に……」と言われたら、天にも昇っちゃう。

ソルォン郎がそうだったんでしょうね。
ミシルに、すべてを捧げた男。
同じような関係が出来てますけど、
彼ら幼いし、(姫は子持ちだけど)真面目そうなのでプラトニックで
主従関係と恋愛関係を持続させていってくれると思います。
まぁソルォン郎もミシルに対して、基本めちゃめちゃ低姿勢で禁欲的なんだけど、
たまにふと、恋する男の本音が見え隠れしてて、お?と思う。
おっさんだって恋をするわけよね。しかもこの人純愛だから。
こじれると、こわそう。

ミシルは好敵手を得て、水を得た魚のように高笑いしておりますね。
お姉ちゃん、こわいと弟に怖がられていますが、
ミシルのような大きな器の女の心は、こんなやつらには理解不能でしょう。
ミシルさん、どうもセジョン(夫)のお母さんに宮殿を追い出されたことがあるようですね。
太后と言っていますから、王の母、つまりチヌン大帝のお母さん。
あれか、出自が卑しいから、王の正室にはなれないって追い出されたのか。
恨み骨髄って感じですけど、
そんな自分のように、隠れて牙を研いでいたチョンミョンを気に入ったんですね。

あほな弟は、あの可憐なチョンミョン王女と、
このふてぶてしい毒婦ミシルが似ている、というので
「ホントかよ、ずうずうしい」みたいに思っているみたいです。
でもミシルだって若い頃はきっと純情可憐だったんだよ。
ひどい仕打ちを受けて、野望がめらめらと燃え上がっちゃったんじゃないかな。
チョンミョン王女も、きっとミシルみたいに強くなっていくと思う。
なにしろ王族の男が情けなさ過ぎるもん。
王様が生きてるうちに、実権を取り戻せるかしら?

トンマンはユシンの下につくことになるのか……。
腰飾りを盗んだ疑惑が尾をひいて、仲悪そうだよね。
てか、トンマンの自信満々な態度が気に入らないんだろうね。
でも、彼女がどうやって砂漠を越えてきたか、
どんな修羅場をくぐり抜けてきたか、知ったらユシンはびっくりすると思うな。
そしてトンマンを認めてくれると思う。
そんな日がいつ来るのか、まだわからないけれど……。

子役トンマンから、大人トンマンへの移行がめちゃくちゃ自然で驚いた。
顔の印象というか、なんというか、雰囲気がピッタリ~!
あのトンマンが大きくなったらこうなるだろうなーという変化。
これからの展開が楽しみだー!



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