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《あらすじ》
ジョン・リーのいた養護施設では、子どもたちにゴルフを教えていた。
園長の友人であるファビアンは山にこもって暮らしていたが、
たっての頼みで、有望な子どもにレッスンをつけてやることになる。
選ばれたのはジョン・リー、そしてピルス。
ふたりの少年はファビアンとともに山へこもり、
一見ゴルフとは縁のなさそうな修行を重ねたのだった。
ところが、かつての弟子たちが訪ねてきたというのに
師匠ファビアンはとりつくしまがない。
なんとか師匠に話を聞いてもらおうとするジョン・リー。
ファビアンも、本当は彼のことが気になって仕方がないのだが。
ミスの母は、特別キャンプの費用を工面しようと
金策に走り回っていた。
「このままじゃヤミ金に手を出しかねないって
お袋が心配してたぞ」
ジュンギの話をきいたテガブは、それを姉に話してしまう。
「いくらなんだ。俺が工面するよ。母さんには黙っておけよ」
ヘリョンの母は、娘をマネージメントする会社を興そうと計画。
母として自分を認めてくれない娘をさびしく見つめている。
特別キャンプの費用のことで言い争うミスと母。
「お金の心配なんかしなくていい。練習してきなさい」
「勝手なことしないでよ!」
ミスの心は、罪悪感でいっぱいだ。
「お金、返してきて。これ以上ばかな娘になりたくない」
母の期待が、母の自分への執着が、重荷だというミス。
「母さんが重荷?あなたのために生きてきたっていうのに!
ゴルフが嫌ならやめなさい!母さんを言い訳にしないで!」
「ゴルフは好きよ。死ぬほど好き。でもこれじゃだめなの!」
泣きながら激しく言い争う母と娘。
ミスは、とうとうキャディになることを決心していた。
その頃、父の乗り込んだ漁船は嵐に見舞われていた。
仲間を助けようとした父は、吹き飛ばされ頭を強く打ってしまう。
キャディとして採用されたミスは、ふざけた客にも我慢して
仕事をしながら、練習にも励んでいた。
だが、母さんには絶対に秘密だ。
せっかく仲直りしたのに。
ホテルの厨房に正社員として就職したという母に
ばれないよう、うまくやらなければ……。
ヘリョンのマネージメントを行い、いずれ世界で活躍する
一流選手に、と願うセファは、やはりやり手のビジネスウーマン。
米女子オープン誘致の計画も着々と進む。
「会議に出てくれて感謝するわ」
「所属事務所の会長に望まれたなら、当然です」
よそよそしい態度のヘリョン。
「ゴルフを習ったから、今のあなたがいる。
今でも私はゴルフ選手じゃなくて娘を育てているのよ」
「わたしは一人で育ってきたの」
母の想いは、娘には届かない。
「ねぇ、贅沢言ってないでジョン・リーに教えてもらいなよ。
手土産でも持って行ってみな」
ゴンスクの言葉に、ふと思い立ってリーに会いに行ったミスは、
ヘリョンと鉢合わせ。
キャンピング・カーで待てど暮らせど、リーは帰ってこない。
「何か持ってるの?がさがさ音がするわ」
「肉まん」
「肉まん?」
「ご機嫌取りじゃないわよ!テガブの、弟の知り合いだから……」
ふたりで気まずい空気の中、肉まんを食べるミスとヘリョン。
ヘリョンのマイペースにあきれるミス。
招聘された伝説のキャディマスター ジョンランは、セファの先輩だった。
心を許した友人としても彼女を頼りにしている様子。
ミスがセミプロ出身の新人キャディだと聞いたマスターは、
「ゴルフは楽しいけれど、キャディの仕事は楽しいとは言えないわ」
と、釘をさす。
「わたしがキャディをしている理由は、あることを克服するためです」
ミスはまっすぐに前を見つめて答えた。
何かとミスにからんでくる噂のコーチ、ジョン・リーのことが
気になって仕方がないミス。
「女癖が悪いって評判よ。ヘリョンともそういう関係らしいわ」
そのリーは、ミスを本気で育てたいと考えていた。
師匠の教えてくれたファビアン・ショットを、彼女なら
再現することができる……。
ヘリョンは専用のトレーニングルームで、科学的な分析のもと、
着々とトレーニングを重ねていた。
養護施設で一緒に育った兄弟弟子ピルスは、今やシャフトの専門家。
ヘリョンのために最適のバランスのシャフトを作成している。
チーム・ヘリョンは万全の状態だ。
ミスがキャディをしていると聞いたリーは、
「そんなことをしている場合か?」とミスを諭す。
「私だって、好きで働いているわけじゃありません」
「なら辞めろ、俺が力になる」
リーの申し出を理解できないミス。
「あなたは私のコーチなの?」
「これからは、そうだ」
「あなたなんか、要らないわ」
ミスは彼を拒絶して、町のゴルフスクールで練習を続ける。
そこへ現れたリーは、ミスに告げた。
「選手の心や体の傷を知り、癒してやるのが真のコーチだ。
自分にとって誰が本当のコーチなのか考えろ」
夜、自分の部屋でリーの言葉を反芻しているミス。
ホテルの食堂で働くようになったミスオンマは、
ジョンランと再会して大喜び。
ふたりはキャディ時代の先輩と後輩だったのだ。
キャディ控室でお茶を飲んで近況を話し合っているところに、
ミスが入ってきた。
キャディの制服を着ているミスを見た母は、唖然とする。
「ミスや……」
「母さん……!」
母さんには、どうしても知られたくなかったのに……。
(つづく)
背負え……ないのか……。
どうしようもない業(ごう)を背負って、
修羅の道を歩んでほしいのに、背負えないのか、ミスや。
そこまでの覚悟が決まらないのか、ミスやー!
「あることを克服するためです」って、
そのあることってなんだ!
貧乏か?
それとも、家族の期待がプレッシャーになり、
本番で力を出せない自分の心の弱さか。
自分の稼いだ金で、自分だけの力でゴルフを
することができたなら、その重荷からも解放されて、
のびのび、自分だけのためにプレイができると思っているのか?
そんなこと言ったら、母さん傷つくぞ。
今までの12年間はなんだったのか、と。
父が遠洋漁船に乗り込んだのはなんのためかと。
娘のためにしてきたことが重荷だなんて言われたら、
そりゃ傷つくさ。
しかし、ミスの気持ちも理解できなくはない。
自分が本番に弱いのは、周囲の期待と、
家族の命綱を握っているんだという怖さのせい。
そういうのから自由になりたいの。
そしていつまでも家族に迷惑かけるんじゃなくて、
自分の力でゴルフをやりたいの。
ミスがそう思う気持ちもわかるよねぇ。
でもキャディをしながらプロに……なんて、
世の中そう甘いもんやおまへんで、と周囲は思うわけだ。
そうかなぁ、だめかなぁ。
みんなさ、ミスが好きなゴルフを思いっきりできるように
一生懸命サポートしてたわけだけどさ、
やっぱり彼女の気持ちもわかってやってほしいんだよね。
それとも、やっぱりそんなのはミスの我がままなのかなぁ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/27/b6/d52a385f9879ef01feb39c7b854b29d4.png)
ああ!そうだとも!
ミスや、お前はな、もうフツーの女の子じゃないんだ。
どんなに重荷であろうが、お前はそれを背負っていかなきゃならないんだ。
母を、弟を、父を、家族のすべてを背負っていることを
自覚して、受け入れなくちゃだめなんだ。
「わたしゴルフ大好き!ずっとがんばりたいの」なんて
無邪気な子どものままでいるなんて、許されないんだー!
お前も、ゴルフを続けたいなら鬼になれ!
まぁ、なんか支離滅裂ですけど、
わたしもミスの気持ちと一緒にぶれぶれにぶれながらの視聴でした。
家族の期待は重い、応えられない自分が歯がゆい。
結果を出せない自分がくやしい。
突破口を探して、迷いに迷っているミスを見ていて、
もう解放してあげたい、と思ったり、
そんなこと許さないぞ!なぜなら、
お前は絶対にすごいゴルファーになる素質を持っているからだ!と
思ったり……。
どっちかというと、もがき苦しむミスを見て、
さらに大きくなれーと願う気持ちの方が強いかな。
ミスの気持ちがただの我がままだなんて、ホントは思わない。
でも、彼女に成長してほしいからこそ、
心を鬼にしているんですよ……。
思うに、ミスは自分を信じ切れずに迷走しているんですかね。
あの、チョー真剣なジョン・リーのまなざしを見て、
彼女も何か感じてくれればいいのですが。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/2e/538b95d36782f2f99bd3de8e1e5be8e0.png)
過度なスキンシップが嫌われるもとなんですよ。
でもジョン・リー、あんたヘリョンのコーチなんでしょ?
そんな勝手にミスのコーチになっちゃっていいわけ?
専属契約じゃないからいいの?
ヘリョンは完成形で、あとは魂を吹き込んでやるだけだから
余裕があるわけ?
どうも、リーは師匠直伝のファビアンショットをものにしようとして
手首を故障してしまったふしがある。
それが心残りだから、ミスに受け継いでほしい感じだよね。
「心身の傷を知り、癒してくれるコーチ」は俺だ!と言いたいのか?
俺がそうなってやる、ということなのか?
少なくともワン・プロじゃないことは確かだけんども。
伝説のキャディマスターは、ミスオンマともヘリョンオンマとも友人らしく、
この先いろんなところでミスやヘリョンの成長に
かかわってくるのであろうか?
そして海上で事故にあってしまったお父さんは大丈夫なんだろうか?
ヘリョンの父さんって誰なんだろうか?
なんであのプロモーターはジョン・リーを監視するのか?
謎は深まるばかりであります。
とにかくしがらみを吹っ切るか、
覚悟決めてしがらみの一切合財引き受けるか、
なんとか決めてくれ!ミス!
ヘリョンとふたりで肉まん食べてる図はかわいかったですね。
ガラかめの亜弓さんとマヤがたいやき食べてるとこみたいだった。
余談ですが、ちょいちょい出てくる石田ゆりこ似の
スポーツ新聞記者さん、かわいいですね。
演技もうまい感じだし。
ファビアンはゴルフ賭博にかかわってたみたいだし、
プロモーター怪しいし、彼女の働きにも期待大です。
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