いまさら韓ドラ!

韓国ドラマの感想をネタバレしながら書いています。旧作メイン

バーディバディ -5

2012年11月04日 | バーディバディ


《あらすじ》

ミスがキャディになったことを知った母は、
烈火のごとく怒る。
「ゴルフかキャディか選びなさい!」
「どっちも続ける!コーチでもないのに口出さないで!」

家に帰ると、ミスの荷物がまとめられていた。
傷つき、怒っている母は、ミスを手放し、家を出ろというのだ。
従業員用の寮に入ったミスは、仕事を終えてからも、
夜中まで黙々と練習に励む。
リーの言葉を思い出しながら。

キャディマスターのジョンランは、
友人として、ミスのことを見守ると約束する。
ヘリョンにも協力を頼み、
ミスにトレーニングセンターの掃除をさせることにした。
ヘリョンの姿が、ミスの奮起の材料となるように。

「ゴルフはやめたの?そんなことで私のライバルになれると思って?」
「私はあなたのライバルなんかじゃない。
お金で成功が買えてうらやましいわ」
それでも、ヘリョンの言葉が心に残る。

姉がキャディをしていると知った弟テガブが、
ゴルフ場に怒鳴り込んできた。
「何考えてるんだよ!
姉貴は、プロにならなきゃ意味がない。みんな待ってるんだ。
家族を、無視するなよ。自分が何をすべきか考えろよ」

ミスは、マスターからロストボールを集めてくるよう言われる。
ただただ、広いコースをボールを探して歩くのは、意外に楽しかった。
「ボールはまた拾うことができるけれど、
一度なくした夢はどうやって拾うのかしら」
コースで見つけた自分のロストボールを握って、
考え込むミス。

母は、ミスの言葉を思い出していた。
「母さんの執着が、母さんが重荷なの……」
ミスの練習日記を読みながら、初めて娘にゴルフを教えた日のことを
思い出す。
子どもだったミスも、悩みながら自分の道を探し始めているのだ……。

弁当をこしらえて、ミスに差し入れする母。
キャディの仕事が大変なのはよく知っている。
「ねぇ、スイングの調子が悪いでしょ。体調は悪くなさそうだけど」
「なぜわかるの?」
「あんたのことなんてなんでもお見通しよ」

母の手で細かく記された練習日記を読んで、
共に歩み、支えてくれた母の努力とその愛をあらためて知るミス。
ジョン・リーの言葉が、脳裏によみがえる。
「お前の傷を知る本当のコーチが誰なのか、よく考えろ」

ミスは、キャディを辞め、寮を出て家に帰る。
もう迷わない。
自分のやるべきことを見つけた。

リーは、師匠のもとをたびたび訪れていた。
「弟子は一緒じゃないのか……」
何かを期待しているような師匠の言葉を思い出し、ふと微笑む。
夜の校庭で練習用のクラブを振っていると、
ヘリョンが彼を訪ねてきた。
「本当にあの子を育てるつもり?」
「俺の心残りを解き放ちたい。夢の続き……。
あいつなら、できそうな気がするんだ」
思わず、リーに口づけするヘリョン。
「俺はお前のコーチだ」
優しくヘリョンを抱きしめ、背中を叩いてやるリー。
ふたりの姿を偶然見てしまったミスは、モヤモヤした気持ちを
もてあましている。

アメリカ女子ゴルフ界で活躍するヤン・リンと、
ヘリョンのスーパーマッチが企画されることになった。
生放送でインタビューを受けるヘリョンとセファだが、
自身の父親について言及するヘリョンの発言が話題を呼ぶ。
彼女はいまだ見ぬ父を求め続けていた。

彼女の態度に怒りを隠さないセファ。
父親を知りたいというヘリョンの気持ちを理解するよう、
秘書室長ダニーからも、ギョンランからも進言されるが、
父親が誰かということは、誰にも明かす気はない。
娘の心の扉を開いてやりたいとは思う。
「でも無理。わたしはきっと母親向きじゃないのね」
たださびしく、つぶやくしかない。

試合のため海外から招聘された
グリーンキーパー、ステファン・ウーは、韓国人。
はだしでグリーンを歩き、芝と会話する男。
飾らない人柄で、どこかひょうひょうとした人物だ。

「ヘリョンさんは父親を探すためにあんなことを言ったのかな?」
スタッフは口さがない噂を囁いているが、
同じような動機でゴルフを始めたリーは、彼女の気持ちが理解できる。
ひとりアプローチの練習をしているヘリョンにそっと寄り添う。
「父親にも、こうして現れてほしいか?」
「そうかもね」
「本気で望めば、いつかきっと会いに来てくれるさ」
そこへ風のように現れたのは、ステファン・リー。
「はじめまして、あなたのファンですよ」
にこやかなウーに比べて、ツンとして無愛想なヘリョン。

リーは、ミスとコンタクトを取ろうと電話をかけ続けるが、
例のキスシーンを目撃していたミスは電話にさえ出ない。
「完全に虫けらあつかいだな……」

ミスは母と二人三脚の練習に励んでいた。
お金をかけない独自の練習法を考える母のアイデアはすごい。

リーは、彼女を本格的に育てるために、外堀を埋め始めた。
ワン・プロに会い、彼を懐柔。
リーの女癖の悪さを気にしたジュンギに殴られながらも、
彼女をものにするためにミスに会いに行く。

「ロストボールはアプローチの練習に使うな。
飛距離が10ヤードは短い」
「へぇ~、そうなんですか。でもお金が無くて新しいのは買えないのよ」
今度来たらただじゃおかないわよ、とこぶしを握るミスに、
あっさり退散するリー。ミスは拍子抜けした様子。
リーは、兄弟子ピルスにあることを頼んでいたのだ。

「あなたをスポンサードさせてください」
プロテストでミスを見て、後援したいのだと申し出るピルス。
「なんで姉貴が?」
もちろん信じられない破格の条件に、一も二もなく承諾するミス家族。
ようやく運がわまわってきた。

しかし、突然警察から連絡が。
慌ててかけつけた母と息子が見たものは、
子どものように飴をしゃぶり、ぼんやりと座っている父の姿だった……。

(つづく)

罪深い……脚本家は鬼か……。

そりゃぁわたしも、業を背負えとか鬼になれとか、
逆境を背負って成長する主人公っていいよね、とか
散々言いましたけども。

それでもこりゃーないでしょーよ、監督!

マグロ漁船に乗って事故にあったお父さんが大変なことに~。
すっかり幼児退行してしまった様子で、
あのたくましく厳格だった父の名残はみじんもありません。
オットッケ~!

せっかくリーの策略もうまくいって、ミスの修行が始まると思ったのに。
なんかゴルフとは関係がないところでドラマが進んでいく~。

思った以上にさっさとキャディ時代は終わりを告げましたね。
正味3日間くらいか?
ゴルフの薀蓄とか知りたかったけど、特にそういうのもなく終了。
もう少し、ゴルフというスポーツ自体の面白さとか
楽しさといったものを感じたかったなぁ。

ゴルフに専念することになったミス。
業を背負う覚悟ができた、というより、
家族の愛の大きさ、深さをあらためて知った、という感じですね。
「プロになって稼げよ」という叱咤激励だけじゃなくて、
家族は本当にミスの夢を応援しているんだ、と感じられたのかな。
みんなの期待に応えることは、ミスにとって苦行ではなくて、
喜びになったんだね。

本当のコーチは、お母さんだったんだね。
どんなに反抗されても、傷つけられても、
ミスを大きな愛で受け入れてくれるお母さん。
母の鏡やなー。立派な大人です。
お弁当差し入れてくれて足まで揉んでくれて、
ちょっと泣きそうになったよ。



大人、といえばジョン・リーもすごい。
さすがに苦労しただけのことはある。
別に女の子からキスされたって動揺なんかしません。
彼女の勇気を拒否したりもしません。
ただ抱きしめて、ぽんぽんと背中を叩いてあげる。
わかってる、わかってる、俺はお前のコーチだよって。
ヘリョンにとっての真のコーチはやっぱり彼なのね。

たぶんミスも彼に惹かれていくと思うのですが、
最後はくっつかないでほしいなぁ。
愛してはいるけれど、彼女の成長を願って離れてほしい。
で、ミスもいろいろ恋愛も経験したりして、
大人になってから、またリーと出会って結ばれてほしいなーと
思います。どうかな?
そうじゃないと、ヘリョンとのライバル関係が
うまく機能しなくなりそうじゃん?
恋愛沙汰の嫉妬心じゃなくて、
プレイヤーとしてのプライドをかけて、ふたりには対決してほしい!
生涯のライバルでいて欲しいのよ。

ヘリョンがお蝶夫人くらい大人だったら、
多少恋愛がからんでも平気なんだけどさ。
彼女もまだ子どもじゃん。



偶然、現場を見てしまったミス。
一度は目をそらすものの、二度見しちゃいます。
興味深々だな。
「あいつ……コーチなのに」
とか言ってますが、リーはコーチだから、ああいうことしちゃうんだよねー。
傷を癒してやってるつもり、だと思うよ、リーは。

はぁ~、しかしお父さんどうなるの?
いつかはもとのお父さんに戻るのかしら?
もちろんもとに戻って欲しいけど、
こういうのってあまりにもご都合主義な回復とかだと
すごくがっかりしちゃうじゃないですか。
しっかり医学的根拠もある、回復を願います。

お父さんをこんなにした鬼の脚本家先生!
頼みますよ!


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3 コメント

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韓国の女優さんは背が高いね。 (躁介)
2012-11-04 20:27:23
Gyao!で視聴していますので、このドラマは今7話くらいかな。イ・ダヒさんって最初見た時そんなに背が高いとは思わなかったけど、174cmもあるんですね。アフタースクールのユイも172cm位あるようですから、彼女より更に高いとは...。私が173cmしかないので、普通に並んだら彼女達は10cm近いハイヒールを履くだろうから、私が一番背が低くなるって訳か...
ユイはまだガッチリした体型だからゴルファーと言われても分かる気がするけど、イ・ダヒさんはモデル体型で細いから、さすがにゴルファーには見えないですね。顔の小さいバービー人形みたいなモデルさんにしか見えないわ。
それにしても韓国の人の名前って短いのが多いよね。イとかペとかコとかオとか。アとかウとかエなんて姓はないのでしょうか?「綾小路 きみまろ」が人の名前だなんて聞いたら驚くかもね。
返信する
ほんとですね (ビスコ)
2012-11-04 22:18:28
男優陣も若い人は高身長なので目立たないですが、
本当に女優さんたちも背が高いですよね。
一般人と思われるキャディさんと並んでた時、
ユイがすごく大きく見えたのでびっくりしました。
彼女「美男ですね」の時もそんなに大きいようには
感じなかったのですが、周りとのバランスでしょうね。

ヘリョンがあまり飛距離の出ない、アプローチ重視のゴルファーで、
ミスはガンガン飛ばすタイプ、というのは体型のイメージとも
あっているなーと思います。

ウが苗字の人はいるじゃないですか!
ステファン・ウーことウ・ジュンモが!
ほぼ漢字一文字が苗字だからみなさん短いのね。
返信する
ウ・ジュンモって貧相ですよね。 (躁介)
2012-11-08 22:36:40
イ・チローなんて名前の韓国人はいないのかな。
アニョハセヨー、イ・チローニダ!
はじめまして、イチロー・スズキです!ミヤネヨ
なんてね。
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