今回は、びっくりするほど無韓系な映画感想。
こんなこと、韓ドラブログでやっていいのか?と
我ながら躊躇しましたが、そのためのカテゴリだし、ま、いっか。
アメドラの感想だって書いてるんだし別に構わないんだけど、
なんかすっげー流行ってる映画をDVDで観て
感想書いちゃうってのがなんかこっぱずかしぃですよ。
映画館で観ればよかったなー。
お話的にはDVD視聴で十分ですけど、
映像の迫力とか歌を堪能したかったら映画館がいいかもね。
てか、みんなの高評価って映画館補正入ってるよね?
裏を返せば、映画館で観るべき映画だったということですから、
映画屋がつくる映画としては正しい形だったのかな。
ブルーレイディスクには、レンタル盤だけど
未公開シーンとか各国の歌姫映像が入ってて楽しめました。
特に、未公開シーン(絵コンテを動かしてつなげたもの)は楽しかった。
こっちの絵柄の方が正直好みです。
なんで主人公ふたりはミーアキャットみたいな顔なんだろうね。
プロデューサーの好みですか、そうですか。
さて、観たことない人でもあらかた知っているというあらすじを。
<あらすじ>
魔法の力を持って生まれた王女エルサは、
あやうく妹のアナを傷つけてしまいそうになり、その力を封印しようとする。
人に会わず、城の中で孤独に成長したエルサ。
トロールによって記憶を書き換えられたアナも、
閉ざされた城の中で姉を慕いつつ育った。
エルサが成人し、亡き王の跡をついで女王となる戴冠式。
十数年ぶりに開かれた城門。
各国からの来賓。
国中の人々の歓喜の声。
アナはとある国の王子ハンスと出会い、意気投合。
ふたりは結婚を誓い合う。
妹の衝動的な結婚を許そうとしないエルサ。
アナは必死で姉に懇願するが、拒否されてしまう。
自分を責めるかのような妹の言葉に思わず感情をほとばしらせたエルサは、
人々の前で力を使ってしまった。
「怪物だ!」
民の怖れを感じ取ったエルサは、いたたまれず遠く離れた北の山へ逃げ、
自分一人だけの城を打ち立てて、自由に、しかし孤独に生きることを決意するのだった。
しかしアナはそんな姉を見捨てることができず、
また、彼女の力によって氷に閉ざされてしまった祖国を救うべく、
単身、エルサのあとを追うのだが……。
う~ん、ここまでが導入って感じのあらすじですよねー。
では以下、ネタバレしつつ感想を書いておきますね。
描き込み不足!
わたしの感想としてはもうこの一言につきます。
もうちょっと深い部分を観たかった。
時間長くなってもいいから、エピソード足してほしかったなーと思います。
映画が気に入ったからよけいそう感じるのかも。
子ども向けの映画ですから、あんまり長くはできないしね、仕方がないネー。
う~ん、でもねー、
休憩入れてもいいから長くしてもほしかったよね、本音はね。
いいものだったら、子どもは観ますから。長くても。侮れんですよ、あいつら。
特にエルサの孤独をね、もうちょっと観たかったなぁと。
氷のお城で自分を解放したエルサは、国にいる頃とは打って変わって
妖艶な美女になってるわけですが、でも一人ぼっち。
誰もいないがらんとした宮殿。
チョコレート大好きだった彼女が、何を食べて生きているのかすらわからない様子が、
彼女の孤独を暗示させていますけどねー。
そういやこの映画、生活感がまるでない。
食べるシーンもちょっぴり。
クリストフとスベンがにんじんかじるところと、
アナのチョコレート、
ハンスに何か食べさせたところ(しかも何かわからない)くらいですか?
飲んだり食べたりがないと寂しいなぁ。
パーティーの風景がなんかさびしかったのはそのせいですかねぇ。
ものを食べるって、そんなに美しい光景ではないですけど、
やはり生命力というか、生きることを感じさせるシーンだと思うんですよ。
それがないあたりが、妙にこぎれいにまとまったストーリーとリンクしてる気がする。
ふたりでチョコ食べたらいいのに。
アナに関してもねぇ。
彼女、お姉さんと同じで城に閉じこもって暮らしてたわけでしょ?
心の傷がないぶんマシだったのかもしれないが、
なぜ彼女だけがあんなに自由奔放に、王女らしからぬ女性に育ったのか?
もともとお転婆な女の子でしたけどね。
そのへん、何か裏付けというか、説得力のあるエピソードがほしかったなー。
幽閉生活の何年間の描写がほぼないですからね。
国王も王妃も「コントロールしなさい」ってだけでそれでいいのかよ?と。
記憶が定かではないのですが、王妃って一言でも発しましたっけ?
なんか微笑んでるだけじゃなかったか?くらいの印象。
こういう魔法の力って、たいてい母親から遺伝するもんですけどね。
なんか隠してたんじゃないのー?と勘ぐってみたりして。
そもそも、世界観が……。
ディズニーアニメーション!
いつだかわかんない時代のどこだかわかんない国のおはなし!
ときたら、魔法はありじゃね?って思わね?
いやーわたしはなんとなくそう思っちゃってて、
え?魔法ってやばいの?そんなに?って思っちゃった。
(でも彼女の力にマジでびびってたのは外国の男爵?だけだったっけ。
確かに国民も引いてたけど、
適切に使えれば、全然オッケーだったんじゃ……)
いうほどみんな怖がってなかった印象。
阿鼻叫喚とかじゃないし。
そこも中途半端な感じ。
エルサはモンスターだから石を投げられたわけではなくて、
未熟だったから共同社会に溶け込めなかっただけー、みたいな。
クリストフのことも、もっと知りたかったのよ~。
冒頭、氷切りだしの男たちと行動を共にしてたじゃん。
なぜトロールと一緒に育ったの~?
ほほえましくってよかったけど、
アナをトロールのところへ連れてゆく案内役が必要だったので
そういう設定にしたんじゃないか、という疑惑が……。
彼もまた、ある意味孤独というか、
人間とはあまり接触のなかった人物として描くつもりだったのか……。
よくわからん。
そもそも、魔法がちょこっと頭をかすめただけで死んじゃう、ってのがねー。
「ちょっと当たっただけだよね?ちょこっとだったよね?」と
何度も隣の人に確認してしまいましたよ、わたし。
で、頭は騙せば危険回避できる、って
なんじゃそりゃ?!
結局エルサの魔法は「福音」じゃなくて「呪い」でしかないんだよねー。
有効利用の方法がスケートリンク作ったり、雪だるま作ったり、しかないってどゆこと?
そもそもあの国って常春の国?それってどこのマリネラ?
冬ってフツーにめぐってくるんじゃないの?
ウワーン!なんか文句ばっかり書いちゃってるー!
そんなつもりじゃないのにー!
ハンス王子もそんな嫌いじゃないんだよねー。
毛布を配ってスープを用意して、他国の干渉も排して、
国法にのっとり主のいない国を切り盛りして……。
いい王様になるんじゃないですか?
問題はアナに対して「真実の愛」を抱いてなかったというだけで。
そもそも、「真実の愛」のキスで呪いが解けるからって、
「キスして!」ってせまっちゃうアナの態度はどーなのよ。
肉食系どころの騒ぎじゃないだろ。
ここはクリストフあたりに説明させて、「ふたりきりにしてくれ」とかハンスが言って……
という展開でもよかったなー。
クリストフの切なさも表現できてよかったんじゃないか。
(わたし、彼が大のお気に入りなので)
そして、ハンスじゃなければクリストフだ!ってアナが気づく?あたりもちょっとイヤ~。
「真実の愛」って、あなたへの「真実の愛」であればそれでいいわけ?
あなたがクリストフを真剣に愛してなくても、クリストフがあなたを愛してれば、
それで魔法が解けるわけ~?!
ま、その疑問はラストで解けるわけですけれども。
アナは、自分が救われるかもしれないクリストフのキスをあきらめて、
姉エルサの命を救おうとします。
オラフが言ってたよね、真実の愛とは、自分より誰かを大事に思う気持ちだって。
私はね、たとえクリストフがキスしてくれても、アナは助からなかったんじゃないかと思うの。
彼女を救うのは、彼女自身の心に芽生えた「真実の愛」
それが一度は氷になってしまったアナをよみがえらせたんだと思うのよ~。
エルサがいつ、アナにキスするんだろう、ドキドキしながら観てましたが。
愛って男女の愛だけじゃないのよ~、
もっと大きな意味での愛が大事なのよ~というメッセージはよかったです!
かわいいオラフも謎の存在。
アナとエルサを結ぶ鍵になる存在だと思うのだけど、
そもそもどうして生まれて、自分の意思を持つ魔法的存在になったのか?
エルサの潜在的な願望が、思い出の雪だるまに力を与えたんだろう。
誰にも迷惑かけたくない、ありのままでいたい、でも孤独でいたいと願ってるわけじゃない。
本当はみんなに受け入れてほしいの!
というエルサの願望が作り出した導き手、オラフだと思う。
クライマックス、よかったけど、
アナには、ふたりの過去をきちんと思い出してほしかったなー。
頭は騙せるけど心は騙せない、とかいって、よくわかんないのよ。
どっちの場合も、悪意があってのことではない。
ただ、たまたま魔法があたっちゃっただけじゃん……。
そこがわたしには消化不良~。
ああ!でもでも!
映像のクオリティは素晴らしかったわぁ!
リアルだったらいいってもんじゃないけど、
さくさくと踏みしめた雪の感触が最高だった!
エルサが魔法を発動する時の筋肉とかもね!
一番好きなシーンは、エルサが湾を渡ってゆくところ。
足の下の水が瞬時に氷つき、彼女は氷の上を走ってゆく。
その後ろ姿、揺れるマントが美しい~。
彼女の悲痛な心、しかし、自由に向かって走ってゆく高揚感も感じられ、大好きです。
しかしなーんで、国に帰ると優等生チックな風貌に戻っちゃうの、エルサ。
いいじゃん!解き放てば!
歌ももちろんよかったでーす。
「ありのーままのー」耳たこだけんどな!
訳詞した方のインタビューを読みました。
こういう吹き替えの場合、リップシンクが必要で、
レリゴーの、ゴー、で口がOの形になるので、
日本語の歌詞も「お」の口で終わる詞にしないとダメなそうなんですわ。
見えないご苦労があるのね、と目からうろこでした。
いろいろ書きましたが、テーマ的には大人むけっつーか
深いものがあったので、それをより深く観たい!という気持ちが、
物足りなかった印象につながってしまったのかな、と思います。
ダブルヒロインだとそれぞれ描くのにどうしても尺がいるのよね。
しかし素敵王子が実は悪人、つーのもねぇ。
あんなに楽しかったふたりの歌シーンが、見返すときには苦痛になっちゃって。
でも嘘なんでしょ?みたいな。
そこんとこ、残念です。
単純なおとぎ話じゃみな、もう満足できないんですかねぇ。
実はわたし、「マレフィセント」とかあんまり好きじゃないんよね。
悪人にも悪人の事情がある、とか語られてもさ、
そんなん知らんっつーの。
オーロラちゃんになんの罪があるというのか。
子どもには、はっきりした悪、はっきりした善を、まず提示してあげればいいと思いますよ。
大人の事情は大人になってから知ればいいことであってだね。
アンデルセンの原作「雪の女王」に忠実に作っても今風だったと思うな。
大年増の雪女に虜にされたへたれ男子を連れ戻しに行く女の子の話なんだもん。
でもなんだかんだ言ってもまた観ると思う。
映像の素晴らしさにはあらがえないわ~。
驚いたのはアナの造形ですよ。
そばかすがかわいい女の子。
で、肩口や背中にもちゃんとそばかすが!
いや~白人女性には多いけどさあ。
わたしの見間違いじゃないよね?これ?
自信なくなってきたなぁ。確認のためにやっぱもう1回みよっと。
こんなこと、韓ドラブログでやっていいのか?と
我ながら躊躇しましたが、そのためのカテゴリだし、ま、いっか。
アメドラの感想だって書いてるんだし別に構わないんだけど、
なんかすっげー流行ってる映画をDVDで観て
感想書いちゃうってのがなんかこっぱずかしぃですよ。
映画館で観ればよかったなー。
お話的にはDVD視聴で十分ですけど、
映像の迫力とか歌を堪能したかったら映画館がいいかもね。
てか、みんなの高評価って映画館補正入ってるよね?
裏を返せば、映画館で観るべき映画だったということですから、
映画屋がつくる映画としては正しい形だったのかな。
ブルーレイディスクには、レンタル盤だけど
未公開シーンとか各国の歌姫映像が入ってて楽しめました。
特に、未公開シーン(絵コンテを動かしてつなげたもの)は楽しかった。
こっちの絵柄の方が正直好みです。
なんで主人公ふたりはミーアキャットみたいな顔なんだろうね。
プロデューサーの好みですか、そうですか。
さて、観たことない人でもあらかた知っているというあらすじを。
<あらすじ>
魔法の力を持って生まれた王女エルサは、
あやうく妹のアナを傷つけてしまいそうになり、その力を封印しようとする。
人に会わず、城の中で孤独に成長したエルサ。
トロールによって記憶を書き換えられたアナも、
閉ざされた城の中で姉を慕いつつ育った。
エルサが成人し、亡き王の跡をついで女王となる戴冠式。
十数年ぶりに開かれた城門。
各国からの来賓。
国中の人々の歓喜の声。
アナはとある国の王子ハンスと出会い、意気投合。
ふたりは結婚を誓い合う。
妹の衝動的な結婚を許そうとしないエルサ。
アナは必死で姉に懇願するが、拒否されてしまう。
自分を責めるかのような妹の言葉に思わず感情をほとばしらせたエルサは、
人々の前で力を使ってしまった。
「怪物だ!」
民の怖れを感じ取ったエルサは、いたたまれず遠く離れた北の山へ逃げ、
自分一人だけの城を打ち立てて、自由に、しかし孤独に生きることを決意するのだった。
しかしアナはそんな姉を見捨てることができず、
また、彼女の力によって氷に閉ざされてしまった祖国を救うべく、
単身、エルサのあとを追うのだが……。
う~ん、ここまでが導入って感じのあらすじですよねー。
では以下、ネタバレしつつ感想を書いておきますね。
描き込み不足!
わたしの感想としてはもうこの一言につきます。
もうちょっと深い部分を観たかった。
時間長くなってもいいから、エピソード足してほしかったなーと思います。
映画が気に入ったからよけいそう感じるのかも。
子ども向けの映画ですから、あんまり長くはできないしね、仕方がないネー。
う~ん、でもねー、
休憩入れてもいいから長くしてもほしかったよね、本音はね。
いいものだったら、子どもは観ますから。長くても。侮れんですよ、あいつら。
特にエルサの孤独をね、もうちょっと観たかったなぁと。
氷のお城で自分を解放したエルサは、国にいる頃とは打って変わって
妖艶な美女になってるわけですが、でも一人ぼっち。
誰もいないがらんとした宮殿。
チョコレート大好きだった彼女が、何を食べて生きているのかすらわからない様子が、
彼女の孤独を暗示させていますけどねー。
そういやこの映画、生活感がまるでない。
食べるシーンもちょっぴり。
クリストフとスベンがにんじんかじるところと、
アナのチョコレート、
ハンスに何か食べさせたところ(しかも何かわからない)くらいですか?
飲んだり食べたりがないと寂しいなぁ。
パーティーの風景がなんかさびしかったのはそのせいですかねぇ。
ものを食べるって、そんなに美しい光景ではないですけど、
やはり生命力というか、生きることを感じさせるシーンだと思うんですよ。
それがないあたりが、妙にこぎれいにまとまったストーリーとリンクしてる気がする。
ふたりでチョコ食べたらいいのに。
アナに関してもねぇ。
彼女、お姉さんと同じで城に閉じこもって暮らしてたわけでしょ?
心の傷がないぶんマシだったのかもしれないが、
なぜ彼女だけがあんなに自由奔放に、王女らしからぬ女性に育ったのか?
もともとお転婆な女の子でしたけどね。
そのへん、何か裏付けというか、説得力のあるエピソードがほしかったなー。
幽閉生活の何年間の描写がほぼないですからね。
国王も王妃も「コントロールしなさい」ってだけでそれでいいのかよ?と。
記憶が定かではないのですが、王妃って一言でも発しましたっけ?
なんか微笑んでるだけじゃなかったか?くらいの印象。
こういう魔法の力って、たいてい母親から遺伝するもんですけどね。
なんか隠してたんじゃないのー?と勘ぐってみたりして。
そもそも、世界観が……。
ディズニーアニメーション!
いつだかわかんない時代のどこだかわかんない国のおはなし!
ときたら、魔法はありじゃね?って思わね?
いやーわたしはなんとなくそう思っちゃってて、
え?魔法ってやばいの?そんなに?って思っちゃった。
(でも彼女の力にマジでびびってたのは外国の男爵?だけだったっけ。
確かに国民も引いてたけど、
適切に使えれば、全然オッケーだったんじゃ……)
いうほどみんな怖がってなかった印象。
阿鼻叫喚とかじゃないし。
そこも中途半端な感じ。
エルサはモンスターだから石を投げられたわけではなくて、
未熟だったから共同社会に溶け込めなかっただけー、みたいな。
クリストフのことも、もっと知りたかったのよ~。
冒頭、氷切りだしの男たちと行動を共にしてたじゃん。
なぜトロールと一緒に育ったの~?
ほほえましくってよかったけど、
アナをトロールのところへ連れてゆく案内役が必要だったので
そういう設定にしたんじゃないか、という疑惑が……。
彼もまた、ある意味孤独というか、
人間とはあまり接触のなかった人物として描くつもりだったのか……。
よくわからん。
そもそも、魔法がちょこっと頭をかすめただけで死んじゃう、ってのがねー。
「ちょっと当たっただけだよね?ちょこっとだったよね?」と
何度も隣の人に確認してしまいましたよ、わたし。
で、頭は騙せば危険回避できる、って
なんじゃそりゃ?!
結局エルサの魔法は「福音」じゃなくて「呪い」でしかないんだよねー。
有効利用の方法がスケートリンク作ったり、雪だるま作ったり、しかないってどゆこと?
そもそもあの国って常春の国?それってどこのマリネラ?
冬ってフツーにめぐってくるんじゃないの?
ウワーン!なんか文句ばっかり書いちゃってるー!
そんなつもりじゃないのにー!
ハンス王子もそんな嫌いじゃないんだよねー。
毛布を配ってスープを用意して、他国の干渉も排して、
国法にのっとり主のいない国を切り盛りして……。
いい王様になるんじゃないですか?
問題はアナに対して「真実の愛」を抱いてなかったというだけで。
そもそも、「真実の愛」のキスで呪いが解けるからって、
「キスして!」ってせまっちゃうアナの態度はどーなのよ。
肉食系どころの騒ぎじゃないだろ。
ここはクリストフあたりに説明させて、「ふたりきりにしてくれ」とかハンスが言って……
という展開でもよかったなー。
クリストフの切なさも表現できてよかったんじゃないか。
(わたし、彼が大のお気に入りなので)
そして、ハンスじゃなければクリストフだ!ってアナが気づく?あたりもちょっとイヤ~。
「真実の愛」って、あなたへの「真実の愛」であればそれでいいわけ?
あなたがクリストフを真剣に愛してなくても、クリストフがあなたを愛してれば、
それで魔法が解けるわけ~?!
ま、その疑問はラストで解けるわけですけれども。
アナは、自分が救われるかもしれないクリストフのキスをあきらめて、
姉エルサの命を救おうとします。
オラフが言ってたよね、真実の愛とは、自分より誰かを大事に思う気持ちだって。
私はね、たとえクリストフがキスしてくれても、アナは助からなかったんじゃないかと思うの。
彼女を救うのは、彼女自身の心に芽生えた「真実の愛」
それが一度は氷になってしまったアナをよみがえらせたんだと思うのよ~。
エルサがいつ、アナにキスするんだろう、ドキドキしながら観てましたが。
愛って男女の愛だけじゃないのよ~、
もっと大きな意味での愛が大事なのよ~というメッセージはよかったです!
かわいいオラフも謎の存在。
アナとエルサを結ぶ鍵になる存在だと思うのだけど、
そもそもどうして生まれて、自分の意思を持つ魔法的存在になったのか?
エルサの潜在的な願望が、思い出の雪だるまに力を与えたんだろう。
誰にも迷惑かけたくない、ありのままでいたい、でも孤独でいたいと願ってるわけじゃない。
本当はみんなに受け入れてほしいの!
というエルサの願望が作り出した導き手、オラフだと思う。
クライマックス、よかったけど、
アナには、ふたりの過去をきちんと思い出してほしかったなー。
頭は騙せるけど心は騙せない、とかいって、よくわかんないのよ。
どっちの場合も、悪意があってのことではない。
ただ、たまたま魔法があたっちゃっただけじゃん……。
そこがわたしには消化不良~。
ああ!でもでも!
映像のクオリティは素晴らしかったわぁ!
リアルだったらいいってもんじゃないけど、
さくさくと踏みしめた雪の感触が最高だった!
エルサが魔法を発動する時の筋肉とかもね!
一番好きなシーンは、エルサが湾を渡ってゆくところ。
足の下の水が瞬時に氷つき、彼女は氷の上を走ってゆく。
その後ろ姿、揺れるマントが美しい~。
彼女の悲痛な心、しかし、自由に向かって走ってゆく高揚感も感じられ、大好きです。
しかしなーんで、国に帰ると優等生チックな風貌に戻っちゃうの、エルサ。
いいじゃん!解き放てば!
歌ももちろんよかったでーす。
「ありのーままのー」耳たこだけんどな!
訳詞した方のインタビューを読みました。
こういう吹き替えの場合、リップシンクが必要で、
レリゴーの、ゴー、で口がOの形になるので、
日本語の歌詞も「お」の口で終わる詞にしないとダメなそうなんですわ。
見えないご苦労があるのね、と目からうろこでした。
いろいろ書きましたが、テーマ的には大人むけっつーか
深いものがあったので、それをより深く観たい!という気持ちが、
物足りなかった印象につながってしまったのかな、と思います。
ダブルヒロインだとそれぞれ描くのにどうしても尺がいるのよね。
しかし素敵王子が実は悪人、つーのもねぇ。
あんなに楽しかったふたりの歌シーンが、見返すときには苦痛になっちゃって。
でも嘘なんでしょ?みたいな。
そこんとこ、残念です。
単純なおとぎ話じゃみな、もう満足できないんですかねぇ。
実はわたし、「マレフィセント」とかあんまり好きじゃないんよね。
悪人にも悪人の事情がある、とか語られてもさ、
そんなん知らんっつーの。
オーロラちゃんになんの罪があるというのか。
子どもには、はっきりした悪、はっきりした善を、まず提示してあげればいいと思いますよ。
大人の事情は大人になってから知ればいいことであってだね。
アンデルセンの原作「雪の女王」に忠実に作っても今風だったと思うな。
大年増の雪女に虜にされたへたれ男子を連れ戻しに行く女の子の話なんだもん。
でもなんだかんだ言ってもまた観ると思う。
映像の素晴らしさにはあらがえないわ~。
驚いたのはアナの造形ですよ。
そばかすがかわいい女の子。
で、肩口や背中にもちゃんとそばかすが!
いや~白人女性には多いけどさあ。
わたしの見間違いじゃないよね?これ?
自信なくなってきたなぁ。確認のためにやっぱもう1回みよっと。
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