２月の近況報告

「キム・サムスン」を見終わり、「ホン・ギルドン」も視聴終了しました。
ギルドンは最後の２話がぜんぜん消化し切れていなくて、
感想をあげるのはもう少し先になりそうです。

別に「消化」なんかしなくてもいいんですけどね。
わからないものはわからないままにしてたっていいと思うの、自分でも。
だけどどーしても、「わかりたい！理解したい！」って思っちゃうんだよねー。
共感できなくてもいい。ただ、「ああ、こういうことなんだ」って理解したいの。

アクロバティックな解釈で無理矢理納得するのも意味ないと思うので、
なるべく行間とか文脈から感じ取る範囲で、ドラマに出てくる人々を理解したいな、と。
なんてめんどくさい人間なんだ、わたしは。

「ドラマを消化しきれない」状況には、いくつかの原因が考えられます。

１・そのドラマで表現したいもの（人間の感情・主題など）が複雑すぎるから。
２・作り手の表現方法（脚本・演出・演技など）がへただから。
３・受け手の感受性が未熟だから。

どれか１個のせい、って時もあるし、複合的な理由の時もあるよね。

ま、なんでこんなこと書いているかというと、
日本ドラマ「三匹のおっさん」にショーゲキを受けたからです。

と、登場人物に吹き出しが出とる！

そう、漫画的表現の吹き出しが、ついに実写ドラマに登場。
（「泣くな！はらちゃん」は、存在がマンガだっただけで、こういう表現はなかった）

吹き出しは、口に出さない彼らの心の声表現しているようです。

最初はすごくびっくりした。
日本のドラマ視聴者のレベルはここまで低いと思われているのか？と。
それぞれの吹き出しの中身は、みーんな言わずもがなの内容で、
演技派俳優のみなさんには、はなはだ失礼な感じである。
彼らの目線のやり方とか、表情なんかで十分伝わるだろう内容が、
わざわざ吹き出しで付け足されている。

字幕テロップがどーのこーのという話も出ていたテレビ界だが、
ドラマ界にまで、こんな至れりつくせりの演出が進出してきたのか～。

なんてな。

たぶんこれはそういうことではなくて、
ドラマ全体のコミカルな雰囲気を演出するための映像的手法なんでしょう。

韓ドラの、すぐ泣いちゃう男優陣の涙よりマシだ、という意見もあるかもしんない。
もちろんこういう手法が他のドラマに取り入れられるとは思わない。

んでもな～。
ドタバタの中の、ちょっと一息ブレイクする画面で必ずこの吹き出しが入っちゃう。
漫画ですらセリフのないコマがたくさんあるというのに、
このドラマには、すみずみまで、制作者の意図する「正解」が書き込まれているのだ。

ちょっと好きに見させてくださいよ、という感じもする。
そもそもそんなに深～い主題があるようなドラマじゃないんだしさ。
わかりやすい人情話じゃないですか。

と、人それぞれ好みはあるだろうけれど、私はうるさく感じちゃったのである。

で、たかがドラマをぐるぐる考え込みながら見ている自分がバカみたいに思えちゃったのである。

しかも、わたしがこれから腰をすえて見ようと思っているのは、
「私の心が聞こえる？」という韓ドラで、
聴覚障害者が主人公だったり、伝えたくても伝えきれない想いなんかに関するドラマなんである。

もちろん、「おっさん」は家族で見られる楽しいドラマなのだが、
ちょっとややこしいドラマの方が好きで、おっさんなら枯れ系が好みのわたしには向かない。
ノリ役の志賀 廣太郎がどんなに好きでも見ないんである。

どうなんだろうなぁ、これ。

「面白い手法でしょ？」はいいけど、
ドラマ初心者をあんまり甘やかしてると、傑作が生まれにくくなると思うな～。


とりあえず、「チュノ」は一時中断。
「私の心が聞こえる？」は年末から止まっていたけれど、視聴を再開して記事もアップしていきます。
書いたけれど上がっていない記事が結構あるので、順次あげていこうと思います。
カオスな感じになると思うので、ご容赦ください。

fulu枠で「トキメキ成均館スキャンダル」見ようかな。
昔、コロ先輩が報われないの見ていてつらくなって視聴やめちゃったんだよねー。
「つまんないから見るのやめる」じゃなくて、
「登場人物が好きすぎてつらすぎて見るのやめる」って、どうよ？
現在、地上波でディレクターズカット版を放送してるし、見るかな。
（地上派枠でDC版ってなんやねん。ディレクターが４５分に編集してくれたって意味か？まさかね～）