goo blog サービス終了のお知らせ 

鳥が大好き!

秋田出身仙台在住の鳥見人が主に東北の野鳥をアップしています。

野付半島のキツネなど

2025年02月18日 | 北海道_道東

 道東に行けば,このヒトたちとの遭遇確率は,かなり高い。

 こちらは,キタキツネ。

 
 『キタキツネ』は『アカギツネ』の亜種。
 種としては,本州以南にいる亜種『ホンドギツネ』と同じ。
 
 本州にいるキツネは,警戒心が強くて,人の前には,なかなか姿を見せてくれないが,北海道のキツネは,あまり人を恐れない。
 
 あるときなど,風蓮湖近くの木道を歩いていたら,向こうから,普通に,トコトコ歩いてきて,普通に,すれ違ったほど。

 
 このときも,こちらを認識していたにも関わらず,逃げようともせず,普通に日常生活を送っていた。
 
 厳冬期だったので,もふもふの毛皮をまとっており,尻尾の毛もふっさふさ。

 
 キツネは,この太い尻尾自体がチャームポイントだが,先っぽが白いのも良い。

 
 季節が進み,暖かくなってくると,薄手の夏毛に衣替えしてしまうので,今この時期が,このヒトたちの最も美しい季節と思う。

 ここで繁殖する鳥も多いので,春以降は,あまり見たくない存在。
 
 道東は,元々,エゾシカが多いが,ここでも,多数のエゾシカが見られた。
 


 キツネと同じく,『エゾシカ』も『ニホンジカ』の亜種。
 奈良のシカなどとも,種は同じだが,亜種が違う。
 
 どこにでも普通にいるので,他のめぼしい被写体を撮った後,証拠写真的に撮影。

 
 
 夏毛は,もっと明るい茶色で,おとなでも白い斑点が入るが,冬は,このように,黒っぽく厚い毛で覆われ,質実剛健な装い。


 
 個体によっては,立派なツノを持っていて,見応えがある。

 
 昔の外国ドラマに出てきたリビングには,暖炉があって,その上には,こんな首の剥製が飾られていたようなイメージがある。今でも,飾っている家はあるのだろうか?

 
 このエゾシカたち,多数の個体がいて,ほとんどの時間,下を向いて,食い荒らしていたので,植生に,少なからず,影響があると思う。

 
 対応はしているようだが,エゾシカの生命力,強し。
 
(2025/02/03  キタキツネ,エゾシカ)