道東に行けば,このヒトたちとの遭遇確率は,かなり高い。
こちらは,キタキツネ。


『キタキツネ』は『アカギツネ』の亜種。
種としては,本州以南にいる亜種『ホンドギツネ』と同じ。
種としては,本州以南にいる亜種『ホンドギツネ』と同じ。
本州にいるキツネは,警戒心が強くて,人の前には,なかなか姿を見せてくれないが,北海道のキツネは,あまり人を恐れない。
あるときなど,風蓮湖近くの木道を歩いていたら,向こうから,普通に,トコトコ歩いてきて,普通に,すれ違ったほど。


このときも,こちらを認識していたにも関わらず,逃げようともせず,普通に日常生活を送っていた。
厳冬期だったので,もふもふの毛皮をまとっており,尻尾の毛もふっさふさ。


キツネは,この太い尻尾自体がチャームポイントだが,先っぽが白いのも良い。


季節が進み,暖かくなってくると,薄手の夏毛に衣替えしてしまうので,今この時期が,このヒトたちの最も美しい季節と思う。
ここで繁殖する鳥も多いので,春以降は,あまり見たくない存在。
道東は,元々,エゾシカが多いが,ここでも,多数のエゾシカが見られた。

キツネと同じく,『エゾシカ』も『ニホンジカ』の亜種。
奈良のシカなどとも,種は同じだが,亜種が違う。
どこにでも普通にいるので,他のめぼしい被写体を撮った後,証拠写真的に撮影。


夏毛は,もっと明るい茶色で,おとなでも白い斑点が入るが,冬は,このように,黒っぽく厚い毛で覆われ,質実剛健な装い。


個体によっては,立派なツノを持っていて,見応えがある。


昔の外国ドラマに出てきたリビングには,暖炉があって,その上には,こんな首の剥製が飾られていたようなイメージがある。今でも,飾っている家はあるのだろうか?


このエゾシカたち,多数の個体がいて,ほとんどの時間,下を向いて,食い荒らしていたので,植生に,少なからず,影響があると思う。


対応はしているようだが,エゾシカの生命力,強し。
(2025/02/03 キタキツネ,エゾシカ)