福山市・鞆の浦 観光『鯛網』
鞆の浦の初夏の風物詩、観光鯛網。鯛網は鞆の浦に約380年も伝わる伝統漁法。
外洋で冬を過ごした鯛は、初夏、産卵のため波穏やかな瀬戸内海中央部の鞆の浦
沖へとやってきます。江戸時代初期までは陸地からの地引網漁法でしたが、いつ
しか産卵に来る魚群を待ち構えて捕えることが考案されました。往時の姿をその
まま今に伝える観光『鯛網』です。
2015年5月13日(水)晴れ
鞆の浦に来た目的の一つは、この「鯛網」を観るためでした。
まずは「平成いろは丸」で仙酔島へ渡ります。(鯛網のチケットに渡船料金が含まれています)
仙酔島に到着。田の浦の仮設桟橋へ向かいます。
大昔、仙酔島で海水浴を楽しんだ浜でもあります。懐かしい場所です。^^
写真 左側2隻が鯛網漁の親船。右側が私達の乗る観光船です。
船の上で網おろしの祝いと大漁の祈りを込めて樽太鼓が勇ましく鳴らされ後
弁財天の使い「乙姫」さんの登場です。
大漁節が浜に鳴りわたり、「乙姫」さんが大漁祈願の舞を踊ります。
舞が終わり大漁のぼりを打ち立てた鯛網船団は沖合へと進んでいきます。私達も観光船に乗り込み出航。
指導船からの合津で2隻の親船は左右に大きく分かれながら海中深く網をおろしてゆきます。
この網は「大引」「手網」「袋」からなっているそうで、長さ1,500m 深さ100mの大きなものです。
♪エット、エットー、ヨーイヤサンジャー♪の掛け声も勇ましく網を徐々に小さくしてゆきます。
狭まってゆく網の中で鯛でしょうか?飛び跳ねているのが見えます。
これはなかなか見応えがあります。^^
観光鯛網のクライマックスです。
鯛が網の中でピチピチと跳ねているのが 今度はよ~く見えました。
網を引き揚げると2隻の親船はしっかりと結ばれます。
2隻結ばれたところで、観光船に乗っていたお客さんは、この親船に乗り移ることが出来ます。
親船の上では 水揚げされた鯛を販売。立派な鯛が一匹1,000円。終盤には一匹500円。
家が近ければ買って帰りたいです・・・。
鯛網が終わり観光船は鞆港へ。
この後、鞆の浦の街並みを観光します。
つづく
目の前で跳ねる鯛… 何とも美味しそうです。
いろんな漁の仕方があるんですね。
勉強になりました、興味わきました。
あの大きさなら此方で買えば半身で1000円はします。
本当に連れて帰りたかったです。^^
海に囲まれた日本。地方各地でいろいろな漁法があるんですね。
昨年、鞆の浦に来た時に「鯛網」の事を旅館の方に教えていただき、
是非見たいと思った次第です。
遠くまで見に来るかいがありました。^^v