愛煙家の多事総論

このブログは愛煙家こと私が、世の中の色々なニュースに対して、自分勝手な評論をする駄ブログでございます。

埋まらない溝

2005-11-12 22:16:20 | 国際情勢
何の進展もないまま、休会となった6カ国協議。

6カ国協議 北朝鮮 核放棄進めたくない本音浮き彫り


核は捨てたくない、アメリカの言いなりにもなりたくない、されど金は欲しい、エネルギーは欲しい、食料は欲しい・・・。

こんな餓鬼道まっしぐらの理屈が国際社会で通じるはずもなく。

アメリカからすれば、とりあえず北朝鮮に強硬的な態度を出ているだけで十分なのかもしれない。

北朝鮮がいくら核を持っていようと、「6カ国協議」という枠を維持し続ける限り、北朝鮮は新たな核を作れない。
作って作れないことはないだろうが、それは中国の面子を潰すことになり、中国からの援助で何とか国家(と俺は認めてないが)の体裁を整えている北朝鮮からすれば、如何にもまずい。
つまりアメリカからすれば、6カ国協議を出来るだけ先延ばしすればするほど、北朝鮮の経済を圧迫し、内部を崩壊させることとなる。

つまり兵糧攻め。

北朝鮮とても無論黙っては居ない。
吠えて吠えて吠えて・・・とりあえず吠えている。中韓からの援助や貿易も拡大しようとしている。

しかし今まで「自由」貿易をしたことのない北朝鮮の人間は、中韓の人間からすれば、まんま鴨ネギ。
韓国はそれでも「同民族」という引け目がないからか、それほど阿漕な商売はしないが、中国は酷い。

100億の支援で、1000億の資源を奪い取っている。
また、中国企業ではなく、中国商売人とも言うべき小売業者も、中国で廃棄された野菜などを北朝鮮に売り飛ばしている。
元値がタダだから、売れば売るほど金も入る。

それやこれやで、北朝鮮はやせ細るばかり。

アメリカは出来るだけ会議を先延ばしして、北朝鮮が苦しんでいく様を眺めていればいい。


北朝鮮からすれば、焦りだけが積もっていく。

日本は、北朝鮮が臍を曲げる前に、拉致問題を早期に解決して、後は高みの見物を決め込むべきだろう。

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