愛煙家の多事総論

このブログは愛煙家こと私が、世の中の色々なニュースに対して、自分勝手な評論をする駄ブログでございます。

マッターホルンの大気

2008-01-23 22:25:49 | 国内情勢
スイスの有名なスキースポット、ツェルマットでは電気自動車しか走れない。排気ガスで空気が汚れ、自然資源が損なわれることを防ぐためだ。排気ガスは臭い、身体に悪い。だったら電気自動車に乗るべし・・・と言っても、実用的でないのが実情だ。が、三菱自動車が30分の充電で160キロ走れて、かつ200万前後という手が届くレベルでの自動車を、再来年にも販売するらしい。東京の空気も、綺麗になるのかなぁ。

環境対策で注目 30分充電160キロ走行の電気自動車

三菱自動車が2010年の商品化を目指している電気自動車の試乗会が行われました。

 三菱自動車が開発した電気自動車「iMiEV」は、走行中に二酸化炭素を出さないため環境対策として注目されています。家庭用のコンセントで充電できるほか、急速充電器を使えば30分の充電で160キロ走行することができます。再来年の発売が予定されていて、価格は200万円程度とみられています。電気自動車をめぐっては、日産自動車や富士重工業も早期の発売に向けて準備を進めています。



環境対策云々も勿論だが、これが完成し、普及すれば、化石燃料からの脱却も一段と進むことになる。
中東諸国の思惑で値上げされても、戦争でガソリン価格が上がっても、家計を余り圧迫しなくなる。これは大分大きい。
結局現在のサブプライム問題に端を発する家計圧迫の一端は、石油価格の上昇にあるわけだ。それらがなくなる・・・というのは難しいが、影響が軽微になる。
トラックなども電気自動車化すれば、輸送コストも変動しなくなる。
極めて安定した流通体制が整えられるわけだ。

しかも、200万とかなり安い。
まあ、30分で160キロ、としか書かれていないので、最大どれだけの充電で、どれだけの走行距離を誇るのか分からないので、現時点ではレジャー用には使えるかどうか分からないけれど、田舎などでも近所に買い物に行くのには十分だろう。さすがに80キロ離れたところまで買い物に行く人はいない・・・と思う。


ただ、電気自動車の普及が進めば、結果として電気の使用量が増えることとなる。
原子力発電をこれ以上増やすのは国防の面から見ても論外だし、火力発電では結局石油を使うこととなる。
結局、地熱発電、水力発電、風力発電、太陽発電になるわけだが、地熱発電も場所が限定されるため、ちと現実的でない。

水力発電、風力発電などの環境発電体制をもっと整えなければいけないだろう。

たとえば、各家庭のトイレに水力発電の小型装置を取り付けて、流す力でせめてトイレの電気代くらい。
今現在取り組まれているが、通勤ラッシュ時の人的パワーをエネルギーに変換したり。
後、もしやれたらと思うのが、高層ビルとビルの間に巨大な風車を設置して、ビル風の強さを風力発電にするという・・・まあ、地震時に風車が落ちたときの事を考えれば、ちっとも現実的でないが、そうやって細かなところからやっていかないと、日本みたいに資源も土地も無い国の場合どうにもならんと思う。


電気自動車は歓迎だが、それに対応できるだけの電力体制の整備も必須だろう。



最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
これ、売れネーな。 (単車乗り。)
2008-01-24 21:38:12

 普通の駐車場には個別のコンセントが無いもの。
 電気自動車買って来てもも充電できね。
 ガレージ付きの一戸建て住宅持ってるホンの一部の人しか購入維持出来ない電気自動車。
 そして、お金持ちの人は大排気量の外車に乗るす。

 んで、おいらは、大排気量の単車を乗り回して近所の人から白眼視されるす。
返信する

コメントを投稿