体張る限界。

　ヤフコメの住人が騒いでいるからなのだろうか・・・




　スギちゃんの骨折、テレビ朝日が謝罪(サンケイスポーツ) - goo ニュース





　まあ、れっきとした大ケガだし、謝罪は当然のことのように思えるけど、テレビ業界では異例なことのようですね。


　で、まあ、今回の事故によって考えなければいけないのは、「芸人さんはどこまで体を張る必要があるのか？」ということだ。

　ひとえに芸人さんとくくってしまうと、みんな体を張らなきゃいけないみたいな空気になってしまって、最悪、今回のような事故が起こってしまう。

　芸人さんにだって、体の強い人もいればそうでない人もいる。「芸人」というくくりだけで同じように扱うのも何か違うような気がする。


　そもそも、昔のお笑い番組でけが人が出たという話を聞いたことがない。

　テレビがマンネリ化してきて、他の局よりも強烈なインパクトを求めすぎた結果なんだと思うけど、結局、非常に危険度の高いレベルでどの局の番組も並んでしまったので、「より危険な状況」にタレントさんたちを立たせてしまう結果となってしまった気がする。



　一昔前、ビートたけしさんの「お笑いウルトラクイズ」という番組が番組改変期にスペシャルでやっていたのだが、それを終わらせた理由についてたけしさんが、


　「これ以上のことをやったら死人が出るから」


　と言っていたのを思い出した。

　やはりたけしさんはこうなることを予め分かっていて、「もうこれ以上はない」というところで番組を終わらせた。

　しかし、たけしさんの番組が終わったのをいいことに、製作者はどんどん危険なものを求めた。


　結果は前々から見えていたのだなぁって思う。



　テレビ離れが進み、人々の娯楽が多様化・細分化される中で、テレビ業界というのはいまだに過去の栄光の上に胡坐を書いているだけのように思える。

　どのチャンネルに回しても、似通ったものしかやっていないようでは終焉は近いと思う。




　Mizuki Ashida



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