弁護女子。~越谷の女性弁護士の日々~

越谷市の弁護士(離婚・親権・面会交流・養育費・財産分与・不貞問題等を主に扱っております)の生井澤葵の日々を綴ります。

本【忘却城】。

2019-03-15 | 弁護女子の本棚。
本【忘却城】 鈴森 琴 著



相変わらず、「小説を読むなら ファンタジー」という、

信念(?)のもとに、探し漁った本でございます

さっと見たあらすじと、ぺらっとみた文書の雰囲気で、

「これは絶対に私好み」と確信して購入しました。

よくよく確認しますと、

第3回創元ファンタジイ新人賞佳作入選作・・・とのことです


ファンタジーの小説・・・、

ファンタジーと聞くと、夢や魔法のパステル・カラーなキラキラを想像される方もいらっしゃるかと思いますが、

ファンタジー・・・はあくまで「空想」の意味でとらえてくださいませ



あ~・・・たしかに。

ひまわりねこは、

ファンタジー と ファンシー を 近い意味でとらえているよ。

おどろおどろしいのとか、ちょっとイメージちがうよね。



・・・おどろおどろしいか、違うか、どちらか2択で・・・と言われれば、

この小説は、おどろおどろしい方だと思います。


話を戻してしまいますよ。

以前から、ファンタジー好きをアピールしていますが、

特に「ここがいい」と思う共通項を自分なりに研究してみたんです。

【結論】

世界の設定(いわゆる世界観というやつ)が、

   緻密に作りこまれていること

   矛盾しないで一貫していること

   現実と離れていること

これが、バシッと決まってくれますと、もうメロメロお気に入りの小説になるのです

例えばですが、

その国に生まれた人の多くが「魔法で水を作り出せる」という設定があるとします。

そうであれば、水道や井戸は必要なさそうです。

一方で、下水はどうするか・・・。

浴室の形状も、現実世界とは違っていないと変です。

・・・こんな感じで、

特殊な設定を1つ置くだけで、なかなか大きな影響が出てきます。

特殊な設定を置いた責任とでもいうのでしょうか・・・。

この責任をちゃんと負いきれている、矛盾していない、世界が見られると 感動です



うわ~~・・・きらくに 読めばいいのに~~~。

一貫性、矛盾のなさにこだわっちゃうところが、

職業病だよ~~~。



お黙りなさい。

私は世界の設定にこだわっていますが、

普通の小説を1つ取っても、

「ある人」の性格・考え方(いわゆるキャラ)がきっちり設定されているものです。

小説は自由なようで、作者の方が自分で作った設定に支配されている、

不思議な不自由があるから愛おしいんです!!!

法律と近い何かがそこにあるんです!!!




弁護士  生井澤 葵(なまいざわ あおい)

◆プロフィール◆

埼玉弁護士会所属

埼玉県熊谷市の弁護士 中央大学法科大学院実務講師

JADP認定夫婦カウンセラー資格取得 埼玉弁護士会司法修習委員会セクハラ相談窓口

離婚問題、不貞問題についての相談を多くいただいております。

詳細なプロフィールはこばと法律事務所 弁護士生井澤葵 HP




埼玉県熊谷市筑波2丁目56番3 渡辺総合ビル3階
こばと法律事務所
電話: 048-501-1777 (ブログを見たとお伝えいただくとスムーズです)
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