Always Autumn

Letter from Perth

アイ、マイ、ミー

2007-10-08 23:17:32 | Weblog
先日で「あなたは小学校5年生よりも優秀ですか
(“Are You Smarter Than a 5th Grader?”)というクイズ番組を見ました。

回答者は一人。
常連の小学生の助っ人が8人ぐらい。
回答者はその中から、助っ人を一人、相棒に選ぶのです
番組が進むにつれて、助っ人も入れ替わります
(そうでないと、子供が拗ねるしね)。

回答者が答えに詰まる場合は、3回ぐらいヒントをもらえる。
例えば、隣の助っ人小学生が何を書いたか、覗き見するとか

回答者が間違えても、助っ人が正解できればセーフになる。
で、問題が進むたびに、賞金が加算されて行く。

回答者は、途中でゲームを止めて
それまでに稼いだ賞金だけ持って帰っても良い。

最高金額は、5千万円ほど
ま、どこにでもあるようなクイズ番組の形式なんですけど。

小学校で習う問題だから、楽勝じゃないの~なんて思って見ていたのですが
なんのなんの。
侮ってはマズイ
結構ってなるんですよ。

子供なら知っている童話の主人公の名前とか
どこの大陸が一番広いかとか
今の首相が始めて当選したのは何年か、とか。

聞かれてみると“アレ?何だっけ”風な質問が続出。
なかなか面白いので、見ていました。

ところが、ある質問で、私でさえ一発でわかった英文法の問題に
回答者が必要以上に状態だったので

その回答者にとって第一問目。
正解ならば賞金は10万円
これにしくじると、賞金は何ももらえない。
普通、ここでしくじる人は、ま~ず、いないのですが・・・。

問題は、こうです。

――「Daniel talked to Chris and 『   』.」
その『  』の中に入るのは
I, My, Me のうちどれか――

つまり
「ダニエル君は、クリス君と『私に』話をした」と言いたいのだから
答えはアレしかないはずなんですよ。

「I」だったら主格です。
「My」は所有格。
「Me」は目的格。

そんなに考えなくても
「私に」話すのであれば「Me」と来るはずなのです。

「I」を使うなら
I talked to Daniel and Chris となるであろうし

「My」を使えば・・・
Daniel talked to my Chris ・・・
って、ちょっとマズイことになりそうです。
いえいえ、なんでもありません

一方その頃。
回答者、小学生の二人揃って悩んでいるんですよ。

「Myじゃあ、ないよね・・・」

なんて、ぶつぶつ言っているのです。
私、テレビの前で一人固まってしまって

『えっ、マジっ
何でそこでつっかかるのよ~
MEでしょ~が、ミー

しかし言うことを聞かぬ回答者。
「Daniel talked to Chris and“I”・・・うん、これだよね

ちょっとちょっと
ちっ、違うだろ~それ

仕舞いに私も
『ああ、もしかしたら日本で習ってきた英語は
本当は、根本的に違っていたのかも』っていい加減心配になって来て。
クイズ番組ごときで、うろたえておりました。

そんな私の前で、回答者は「I」と答えを書き
お隣の助っ人小学生も同じ答えを出し・・・。

結局。

答えはやっぱり「Me」だった
さらば10万円

私が習った英語は合っていたので、めでたしですけど

まあ、ああいうテレビ番組の状況だと、緊張もするから
当たり前な思考が出来ないのかも知れませんよね・・・

でも・・・。
英語圏外の人なら、分からなくて当たり前だけど
これって、英文法の基本の基本なのでは?と思ったり。

あ~あ。
あの回答者の心中お察ししますよ
だって、あの方のご職業は・・・


小学校の教師なんだもの

この国の子供達の将来が、思いやられてしまう私なのでした。

それでもこの国の名誉のために、一応書いておきますが
全体的に英語レベルは上ですから、留学その他ご心配なく

と言っても、説得力ないですかね

























Comments (2)
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