Beer & I

ビール好きによる、ビール好きの為のビール記とあれこれ。

ブルゴーニュ・デ・フランドル(ベルギー)

2021-09-16 18:00:00 | ベルギービール

ヨーロッパビール詰め合わせ、第6弾はベルギーの『ブルゴーニュ・デ・フランドル』^^
第3弾の『ティママン・フランボワーズ』と同じ「ランビックビール」です。
私もちゃんと調べた後だったので、より楽しめました。

が!このフランドル、普通のランビックではないのです!!
ランビックとは野生酵母を使った特別なビールなのですが(これについてはまたちゃんと書きます)、フランドルはその「野生酵母」と培養した「エール酵母」をブレンドした珍しいスタイルのスペシャルランビックビールなのです!
「ランビック」というだけで生産地が限られているスペシャルなものなのに、さらにスペシャルを重ねたビールなのです!!
早速こんなスペシャルビールにありつけるなんて!

 
と、テンションが高くなった所でちゃんと感想を(笑)。
とても深い香りはランビック特有の酸味と樽に熟成された重みを感じます。
ワインに近いけれどワインとは違う、でも所謂普通のビールとも違う、その間を行く様な不思議な感覚。
コクと味わい、酸味のバランスが絶妙でした!
 
この味わいはスコッチエールをオーク樽で半年以上熟成して出来上がったもの。

響きとしてはビールとワインとウイスキーのハイブリッド(笑)。
ビールは勿論なのですが、他のお酒も同時に知る事でより楽しくなりますし、より世界が広がるのを実感しているこの頃です。
第3弾で紹介した『ティママン・フランボワーズ』ですが、私の中ではティママンと言うとランビックでもフルーツビールに特化した印象がありました。
でも調べてみるとこの『ブルゴーニュ・デ・フランドル』も同じティママン醸造所で造られていて、こういう点が線になっていくのを感じるのもとても嬉しいです^^

フランドルのラベルには、ベルギーの産業の中心として栄えたブルージュで13世紀前半に建築された大鐘楼が描かれています。
今でも時計台や貯蔵庫などとして活躍しているブルージュの代表的な建築物だそう。
これもちょっと検索してみましたが、塔の上には47個もの鐘があって、現代でも音色を響かせているのだとか。
歴史は浪漫でお酒は彩り。夢は広がるばかりです。