Beer & I

ビール好きによる、ビール好きの為のビール記とあれこれ。

ブルームーン

2020-01-14 18:00:55 | アメリカビール

アメリカのビールなんだけど「ベルギースタイル」の白ビールというブルームーン。
個人的には以前働いていたバーで私の判断で入荷していたビールの一つだし、
その時はまだ今ほど有名ではなかった事もあり、とても思い入れがあります。
それが今や全米ナンバー1のクラフトビールですから、びっくりです!

濁りのあるちょっとブラウンがかった黄土色。酵母が活きてる!!
コクとオレンジの香りが特徴的です。
飲み口にもコクがあり、柑橘系の酸味を感じます。
酸味の後に白ビール特有の甘みが残る、爽やかさとクリーミーさのあるビールです。

“アメリカのベルギースタイル白ビール”と書きましたが、
ベルギーのブリュッセル大学で醸造の博士号を取得したキース・ヴィランが1995年に始めていて、
元々はコロラド州で醸造されていて、それがカナダを経てアメリカや外国に輸出されるようになったそうです。
「白ビール」についてはまた後日記事にしますので、そちらも参考にしてくださいね^^
製法は麦芽化しない小麦と大麦麦芽の両方を使用して仕込み、
味の特徴となっているコリアンダーとオレンジピールを入れています。

私がビールに興味を持ち始めた頃に知ったビールなので、
その時は単純に「アメリカのベルギービールって面白い!」と思っていました(笑)。
今回このブログを始めた事で、より深いビールの世界に少しずつ触れて、
歴史やスタイルを一つずつ紐解いている感じが本当に楽しいです。
このブルームーンも、前回紹介した「ピルスナー・ウルケル」を購入した時に
セットとして入っていたので、思いがけない早いタイミングでの再会でした。
この数年間にここまで有名になるとは思っていなかったし、
また一層思い入れの深くなるブルームーンなのでありました。