アニキを越えろ！

よっしーです。

マリーンズの藤田投手がアニキに謝りにきたそうです。そう、あの“死球”の件で。そしてアニキは言ったそうです。“ケツにしとけ”。私は報復の死球だと思っている。多分アニキも思っている。だから“ケツにしとけ”。
凄い！本当に凄い人だ！
自チームの若いモンが相手チームの中心打者に３個の死球を与えた。悪しき慣例だけれども、その報復があるだろう事を分かっていて、自分が標的になる事を納得(納得というんじゃないだろうけど…いい表現が見つかりません。すいません)して、投げたヤツにも温情を与える。
「お前も投げたくなかったろうに、チームの方針と言えども大変よのぉ、だったら…」“ケツにしとけ”。
私が藤田だったら…泣いたな。ボロボロ涙流して、すいません、すいません…って…泣いたな(笑)　それで金本組の組員だな(笑)

最近思うこと。
アニキの４番と、アニキのフルイニ記録と、どっちもそんなに大事なんだろうか。凄く極端な意見だと自分でも思うのですが、最近のアニキ見てて思うのです。
フルイニ出場が続く限り、代走も代打も何も出来なくてどんなに負けてる試合でも最初から最後までグラウンドに居続けなきゃならない。それでアニキの選手の寿命を短くしているんじゃないか。
４番であり続ける限り、過度の期待とプレッシャーが容赦なく襲ってきて、自分が決めなきゃでアニキらしさが失われて、アニキの選手生命を短くしているんじゃないか。
私は３番あたりでチャンスメークするアニキをもう一度見たい。６番あたりでクリーンナップが残した走者を何気に一掃するホームランを打つアニキも見てみたい。ゲームの勝敗が決したトコではベンチで試合を見守り、凡退した選手に笑いながらも蹴りを入れ、打たれたピッチャーの頭をしばき、勝った選手たちを手荒く迎えるアニキも見てみたい。

でも、今のタイガースはアニキにムリをさせちゃうチームだ。アニキを退かす４番はまだ出てこないし、アニキ以上に背中で引っ張れる男もいない。実力で、アニキを退かせてみろ！アニキがダメになってからじゃ遅いんだぞ！アニキがアニキでいるうちに、実力でアニキの座を奪ってみろ！

数多くいる熱烈な金本選手のファンの方に見せる文章じゃないかもしれないけど、私は少しでも長くアニキの笑顔を見ていたい。そう思わせる、今回の死球でした。
金本選手のファンの皆様、気分を害する文章であったなら、本当にゴメンなさい。