色がある
たくさんの
ひとつとして
同じ色はなく
どの色とも
混じり合わず
ひとつひとつ
輝いている
似たような色だからと
たくさん集めてみたからといって
それが必ず
心地よいとはいえなくて
面白いからと
いろんな色を集めてみても
それがいつまでも
楽しいとはいえなくて
それじゃ
同じ色に変えてみようと
試みてはみるものの
思う色に染めることなど
到底無理なこと
かといって
違う色だからと
見ないふりせず
知らんふりせず
たくさんの色は
それぞれの色をもって
一緒に
小さな世界をつくっていき
大きな世界をつくっていく
輝く
光を放ちながら