goo blog サービス終了のお知らせ 

チョウ・トンボ・野鳥に親しむ

北陸地方の自然とチョウ、トンボ、野鳥の写真を投稿します。

涼を求めて、先客-アキアカネ

2024-07-30 07:57:16 | 日記
 昨日は幾分涼しかったが、涼を求めて白山登山口の市ノ瀬に行ってみた。気温は自宅付近より4~5℃は低く28℃くらいであり涼しいと感じるくらいで、幸い白山連峰の大汝、御前峰も綺麗に見えた。

           大汝(左)と御前峰(右、主峰)

 目的はチブリ登山道入り口のコムラサキであった。登山道を歩くと涼を求める先客がいた。アキアカネである。


             涼をとるアキアカネ

 6月中旬頃田で孵化したアキアカネは森、山へと移動して夏を過ごす。
 登山道の山肌には、オカトラノオ、ソバナ、ツリフネソウ、キツリフネ、ヒヨドリバナ、ウバユリなどが咲いていた。

              オカトラノオ

                ソバナ

               ツリフネソウ

               キツリフネ

               ヒヨドリバナ

               ウバユリ

 白山周辺の川では水量も多く流れも急なので砂防設備が欠かせない。砂防堰堤では水が綺麗な滝となっていた。

              手取川上流の堰

 流れの上にはヨツバヒヨドリ(サワヒヨドリ?)と思われる花、岩肌にはイワガラミも咲いていたが、肝心のコムラサキは見当たらなかった。

             ヨツバヒヨドリ?

               イワガラミ

 このあたりの流れの傍にはヤナギの木が多く自生しており、コムラサキにはいい環境だと思われ、例年この時季には綺麗な翅の個体が見られるが、残念ながら今年は未だであった。

 
              川側のヤナギ林

 代わりにミドリヒョウモン、サカハチチョウ、コミスジ、アサマイチモンジが姿を見せてくれた。


             ミドリヒョウモン

             サカハチチョウ

              アサマイチモンジ

               コミスジ

 また、アカタテハの最終齢?と思われる多くの毛虫が道路上を忙しく移動していた。蛹になる場所を探しているのであろう。

             アカタテハ最終齢?

 ビジターセンター近くでは、ホソバセセリを見ることができた。

               ホソバセセリ

 涼しさを感じることはできたが、コムラサキの課題は残った。


梅雨明け―アオサギ

2024-07-26 08:51:34 | 日記
 梅雨明け宣言は未だであるが、自分では待ちきれず、勝手に宣言してしまったものの、このところ明け方までは雷を伴った雨、午前中からは徐々に日が出て暑くなるというパターンが続いている。早生の稲も実り、8月上旬には収穫できるのではないかと思われる。

              実って来た稲

 田の周辺で元気なのは、アオサギやチュウサギである。稲はアオサギでも首がやっと出るくらいまで背丈が高くなった。ウスバキトンボも元気に飛び回っている。


          田の周囲で飛び回るウスバキトンボ

 こんなに元気なウスバキトンボでも暑さは堪えるとみえ、昨日の午後には庭のバラで休んでいた。

           休息するウスバキトンボ

 あまりの暑さに、バラも葉をふるい、芝生には雑草が生い茂ってきた。何とかしなくてはならない。
 朝の散歩道ではまだ湿り気が残っており、アマガエルやカタツムリの活動も見られる。

                アマガエル


             何、何?カタツムリ

 陸生貝は全く詳しくないので同じ種なのかどうかすら、分からない。オニユリ、ツユクサ、コスモスも咲き始め雰囲気は真夏は過ぎようとしているかのようである。

               オニユリ

              ツユクサ

               コスモス

 そういえば、姿は見ていないがエンマコオロギの鳴き声も聞こえた。状況からは今年の秋は早いのではと根拠のない微かな望みを抱いている。
 白山市鶴来の浄水場から、犀川上流の金沢市辰巳を結ぶ犀鶴林道は自然豊かで何度か訪れたことがある。2年前の大雨で道路に被害が出、鶴来側からは通行できない。もしかしてと思い、辰巳側の登り口近くに着くと、サシバの鳴き声が聞こえたので、良し、良しと思いながら登山口に着くと、通行禁止のバリケードがある。ありゃ!と思いながらも車を降りて、徒歩で畑の細道を抜けバリケードの上に出た。まず縁石に止まるウラギンシジミを見つけた。

          縁石に止まるウラギンシジミ

           クズの葉陰のウラギンシジミ

 クズにも止まっており、今の時季の食草はクズだなと思いながら、さらに歩を進めると、ヘクソカズラ?の花に止まるスジグロシロチョウを見つけた。

             スジグロシロチョウ

 谷合のものは平地のものより大きい。この写真だけではヤマトスジグロチョウとの区別はできない。ヒメウラナミジャノメやコミスジ、ベニシジミ、ノシメトンボなどもいたが、目新しいものは居なかった。

            ヒメウラナミジャノメ

                コミスジ

              ベニシジミ

              ノシメトンボ

 そのうち道が洪水で押し流されて寸断されている所に出た。あ!これは通行止めだと納得し、引き返し、内川の墓地公園の様子を見にいたが、サシバの渡りにはまだ早く、ヒメアカタテハを見つけただけで撤収した。

             道路脇のヒメアカタテハ

 帰りはホオジロが見送ってくれた。


              梢のホオジロ

 異常な暑さが続いているが秋の気配も早いような気もする。健康に気を付け秋のシーズンを迎えたい。

河北潟干拓地周辺でー大賀ハス

2024-07-23 07:56:05 | 日記
 17日は雨模様であったが、ニュースで取り上げられた大賀ハスを見に行った。予想していたより狭いハス田であったが、オオシオカラトンボやシオカラトンボ、ムスジイトトンボやセスジイトトンボも見られた。

                大賀ハス

            オオシオカラトンボ

              シオカラトンボ

             セスジイトトンボ

             ムスジイトトンボ

 ハスの葉の水玉の隣にチャバネセセリ(多分メス)を見つけることもできた。

            チャバネセセリ(メス)

 あまり変化のある生き物は見られなかったので帰りに立ち寄ってみた河北潟では、バンやキジが活発でカルガモが大きな群れで休んでいた。


            道路を横切るバン


             草叢を闊歩するキジ

            群れで休息するカルガモ

 電柱に止まっている1羽の鳥を見つけた。


              ノスリ若鳥?

 トビかなと思ったが、飛び方や止まり方がちょっと違う。大きさ、顔つきも違うように感じる。ちょっと自信がないがノスリの若鳥ではないかと思う。
 18日の散歩では、オニユリ、アゲハ、アサマイチモンジなどが見られた。

                オニユリ

                 アゲハ

             アサマイチモンジ

 18、19日の蒸し暑さは耐え難いものであったが、20日早朝には激しい雷雨となった。雨は1時間ほどでやみ、風のある曇り空に変わり、窓を開けるとアブラゼミの鳴き声が聞こえた。今年初のアブラゼミかと、散歩の際、桜並木を注意してみてみた。

              今年初のアブラゼミ

 いる、いる、昨日までは居なかったのに、暑さと湿り気でセミも驚いて出てきたのかもしれない、抜け殻もあり、本格的な夏が来たと感じた。

             アブラゼミの抜け殻

 21、22日とさらに暑い日が続き、家の庭でも鳴くようになった。民家の庭を覗くと、いろいろな木で鳴いているのが分かった。

            カキの木でなくアブラゼミ

 カキの木は興味深い。アブラゼミの鳴き声がうるさいくらいになってきた。真夏到来である。

木場潟で―シオヤトンボ

2024-07-19 10:34:10 | 日記
 昨日から一昨日に比べ急激に蒸し暑くなり気温は35℃を越した。散歩道ではもう早生種の稲の穂が出ている。

               穂の出た稲

 用水上のクモの巣では、何年も地中で暮らし折角地上に出て飛んだ瞬間、自分より体が大きいくらいのクモの網に掛かったセミを報告した。翌朝、通りかかったときには違った光景を目にした。クモがとらえた獲物を失敬しようとしたのか、クモを襲おうとしたのかは定かではないが、クモの巣を蜂が襲っているのである。

              クモを襲うハチ

 蜂は巧みにクモの糸を避け目的を達したようであった。稲の植えてない田の草むらでは、この暑いのにヒバリが遊んでいた。




              草叢で遊ぶヒバリ

 多くの若鳥のような気がする。
 木場潟に行ってみるとコシアキトンボの産卵が見られた。



     コシアキトンボ オス(上)、産卵するメス(下2枚)

 打水産卵である。
 ウチワヤンマも活発である。


            水辺で休むウチワヤンマ

 路上にはシオカラトンボ、水辺ではチョウトンボが群れていた。

          暑い路上で休むシオカラトンボ



            水辺で休むチョウトンボ

 潟の桟橋を係留しているロープにはシオヤトンボが止まっていた。




          水辺直ぐ近くで休むシオヤトンボ

 あまり飛ばないトンボである。
 かくいう私も、あまりの暑さについ水辺に来たくなるが、トンボや鳥たちも暑いのは同じであまり多くを見ることはできない。帰り道の草原でモグラが穴掘りをしているところに出会った。


           穴に潜ろうとするモグラ

 やはりあまり暑いので、地中に潜ろうとしていたのかもしれない。これからが正念場である。

トンボ公園で―キイトトンボ

2024-07-16 06:39:22 | 日記
 このところ天気は良くないし、蒸し暑いし、あまり遠出する気になれないが、気晴らしに自宅近くのいつもの散歩に加え小松市滝ケ原のトンボ公園に行ってみた。
 散歩道ではもうススキの穂が出ているが、アマガエルはまだ暑さを避けているようである。

             ススキの穂が出た

       蝉の声を聞きながら厚さを避けるアマガエル

 用水上のクモの巣では定かではないがセミが捕まっているように見える。

               クモの巣と獲物

 何年も地中で暮らし折角地上に出て飛んだ瞬間、自分より体が大きいくらいのクモの網に掛かるとはなんと運の無い奴だと憐れみさえ覚える。
 民家の庭ではイチジク、キンカン、レモンなども着実に実を大きくしている。

                イチジク

               キンカン

               レモン

 巣立ったツバメは、見かけでは、もう親との区別がつかない。

             親と変わらないツバメ

 道の湿ったところではルリシジミが吸水しながら綺麗な翅色を見せながら飛び回っている。

               ルリシジミ

 滝ケ原のトンボ公園は、草が生い茂ってトンボ公園としてはあまり好ましくない状況になっていて驚いた。多くの方が手を入れているのに、暑さと雨で管理しきれないのであろう。木道も痛み、折れているところもあった。それでも草の間をキイトトンボが元気に飛んでいた。よく見ると小さなガを咥えているものもいた。

           小さなガを咥えるキイトトンボ

 また、連結体勢で産卵に備えているペアもいた。


             キイトトンボの連結ペア

 キイトトンボは多くの場合、連結したまま水中の草の茎などに産卵する。ムスジイトトンボと場所を分け合っているものもいた。

          キイトトンボとムスジイトトンボ

 残念ながら叢にはトンボが少なく、シオカラトンボ、オオシオカラトンボが主であった。

              シオカラトンボ

            オオシオカラトンボ

 オオシオカラトンボの産卵(メスが単独で打水産卵)を見ることもできた。

           産卵するオオシオカラトンボ

 近くの谷川では、少し自信がないがミヤマカワトンボ(?)も見られた。

             ミヤマカワトンボ?

 突然、空から大きなトンボが降りて来て路上に止まった。

            路上に降りたコオニヤンマ

 一瞬オニヤンマかと思ったが、オニヤンマはこのような止まり方はしないと思ってよく見るとコオニヤンマであった。サナエトンボの仲間であり、べったりと止まるのも理解できた。何か変化が欲しい今日此頃である。