昨日は幾分涼しかったが、涼を求めて白山登山口の市ノ瀬に行ってみた。気温は自宅付近より4~5℃は低く28℃くらいであり涼しいと感じるくらいで、幸い白山連峰の大汝、御前峰も綺麗に見えた。

大汝(左)と御前峰(右、主峰)
目的はチブリ登山道入り口のコムラサキであった。登山道を歩くと涼を求める先客がいた。アキアカネである。


涼をとるアキアカネ
6月中旬頃田で孵化したアキアカネは森、山へと移動して夏を過ごす。
登山道の山肌には、オカトラノオ、ソバナ、ツリフネソウ、キツリフネ、ヒヨドリバナ、ウバユリなどが咲いていた。

オカトラノオ

ソバナ

ツリフネソウ

キツリフネ

ヒヨドリバナ

ウバユリ
白山周辺の川では水量も多く流れも急なので砂防設備が欠かせない。砂防堰堤では水が綺麗な滝となっていた。

手取川上流の堰
流れの上にはヨツバヒヨドリ(サワヒヨドリ?)と思われる花、岩肌にはイワガラミも咲いていたが、肝心のコムラサキは見当たらなかった。

ヨツバヒヨドリ?

イワガラミ
このあたりの流れの傍にはヤナギの木が多く自生しており、コムラサキにはいい環境だと思われ、例年この時季には綺麗な翅の個体が見られるが、残念ながら今年は未だであった。

川側のヤナギ林
代わりにミドリヒョウモン、サカハチチョウ、コミスジ、アサマイチモンジが姿を見せてくれた。


ミドリヒョウモン

サカハチチョウ

アサマイチモンジ

コミスジ
また、アカタテハの最終齢?と思われる多くの毛虫が道路上を忙しく移動していた。蛹になる場所を探しているのであろう。

アカタテハ最終齢?
ビジターセンター近くでは、ホソバセセリを見ることができた。

ホソバセセリ
涼しさを感じることはできたが、コムラサキの課題は残った。