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チョウ・トンボ・野鳥に親しむ

北陸地方の自然とチョウ、トンボ、野鳥の写真を投稿します。

海の春-ウミウ

2024-03-29 06:11:43 | 日記
 まだ朝霜が降りることもあるが一雨ごとに春めいてきたが、不順な天候に悩まされているうちにもう3月も末になった。パソコンの交換、設定などに手間を取られ、なかなか外に出かけられないうちにブログの素材も少なくなってしまった。
 七塚や高松の海上をウミウが飛んでいるのを見つけた。

               海上のウミウ

 未だシギの姿は少ないが、ウミネコやセグロカモメの姿は見られる。




         波打ち際のセグロカモメやウミネコ

 遠くの砂浜に立つ黒い鳥影を認めた。

            佇んで海を見つめるウミウ

 ウミウは静かに佇んだり羽を乾かしたりしていたが、近づくと海上へと飛んだ。

            海上へと飛び去るウミウ

 砂浜に目をやると、冬の間もいたシロチドリがちょこちょことは走っていた。



              シロチドリ

 波打ち際ではミユビシギの群れが忙しく餌を摂り、ハマシギはややゆったりとしていた。






               ミユビシギ






               ハマシギ

 水辺を離れ、砂浜で休むハマシギもいた。
 砂浜の流木の上ではイソヒヨドリも活動し、これからの春に備えていた。

              イソヒヨドリ

 ハクモクレンの蕾にも白い花びらが見えるようになり、サクラの蕾も膨らんできた。本格的な春はもうすぐである。

森の春―コゲラ

2024-03-26 09:15:54 | 日記
 ここ2,3日一気に春めいてきた。リュウキンカは今を盛りと鮮やかな黄色の花を咲かせている。

               リュウキンカ

 手取川の谷合でもキクザキイチゲが咲き始めた。

              キクザキイチゲ

 冬していたチョウ達も目覚め、スジボソヤマキチョウやテングチョウが飛び始めた。

              テングチョウ

 森の小枝ではエナガが群れで活発に動いているのが見られる。


                エナガ

 水辺に残っているカモは少なくなり、コガモ、ハシビロガモ、ヒドリガモ、カルガモ、マガモだけになった。

             用水に残るコガモ

 高い梢や電線ではホオジロが一層高らかに囀り始めた。


            梢や電線で囀るホオジロ

 木々の芽吹きは未だであるが、枝にはアカゲラやヤマガラも活動しているのが見られる。

               アカゲラ

 ヤマガラは地上に降りて、秋に隠しておいた餌を探しているのかもしれない。



           枝や地上で餌を探すヤマガラ

 アベマキやコナラの木ではコゲラが幹を突っついたり、嘴でたたいたりして餌を探している。






               コゲラの活動

 やっと本格的な春になった。ハス田や浜にはまだシギの姿は見えないが近いうちに活気に満ちるものと期待している。

森の春―マヒワ-

2024-03-22 08:24:34 | 日記
 昨日は寒の戻りで日中も雪がちらついた。このところ暖かい朝にはカワラヒワが電線に止まって囀っている。



         青空を背景に電線で囀るカワラヒワ

 巣作り場所を探しているのか、ブッシュの中で見られることもある。



             ブッシュのカワラヒワ

 今年は少なく、あまり見かけなかったジョウビタキも北へ帰るに際しパートナーを見つけようとしているものと考えられ、冬場よりオスの姿を見かけることが多くなった。



       姿を見ることが多くなったジョウビタキ、オス

 ホオジロやヤマガラ、シジュウカラ、モズなども活発化している。

                 ホオジロ

                 ヤマガラ

               シジュウカラ

                 モズ

 冬場喧しいくらい元気だったヒヨドリは見る数が減ったように感じる。ヒヨドリは夏場に子育てをするので、未だパートナーを見つけるのには早いのかもしれない。

                ヒヨドリ

 14日朝の散歩で一群の小さな鳥を見つけた。



               マヒワ?

 初見であったこと、カワラヒワより大きいと誤解していたこと、後ろ姿の写真が多かったことなどによりすぐには分からなかったが、鳥友さんに相談しマヒワだと結論した。




                マヒワ

 群れは少しの間留まったが、すぐにまたどこかへ飛んで行った。その行動もマヒワのものである。
 今シーズンは小鳥を見る機会が少なかったし、もしかしたら他の鳥が混ざっていたかもしれないが、初めてマヒワを見ることができ、なんだか嬉しくなった。


 今朝も寒く小雪がちらついているし、サクラの蕾は硬く、ほんのりと赤味を帯び始めたばかりであり、春は足踏みである。これが今シーズン最後の寒さとなることを願っている。

田園の春-ヒバリ

2024-03-19 07:43:48 | 日記
 今朝は1℃くらいまで気温が下がり霜柱、薄氷が見られるが、このところ暖かい日も現れ、春を感じられるようになった。河北潟のハス田では、もう帰ったと思っていたヘラサギが未だいることが分かった。


            ハス田に残るヘラサギ

           ヘラサギとクロツラヘラサギ


             クロツラヘラサギ
 
 2月23、27日に報告したヘラサギとクロツラヘラサギである。相変わらず一心不乱に餌を食べている。これだけ食欲があれば元気であること間違いなく嬉しい限りである。今回はコサギやコウノトリも近くに居る。春の行動の準備に忙しいようである。

                コサギ

           巣材?を運ぼうとするコウノトリ

 邑知潟は地震の後なかなか出かける気にならなかったが、15日に思い切って入ってみた。干拓地の道路は、ひび割れはあるものの通行できないほどではなかった。ただ、潟の堤防が1メートル以上沈下したところもあり、一種の恐怖感と緊張を覚えた。雨が降る前に対策をしないと危ないと強く感じた。
 探してみると、もういないと思っていたコハクチョウの小さな群れが未だ残っていた。

          田に残るコハクチョウの小さな群れ

 こんなに暖かくなったら、もうすぐ本当に居なくなるであろう。
 潟周辺の電柱も傾いたりしているが、ミサゴが電柱に止まって辺りを窺う様子などには変化がない。

               電柱のミサゴ

 自宅周辺の田では、セグロセキレイ、ムクドリ、スズメ、モズなどが活発に活動するようになった。


           用水周辺のセグロセキレイ

                ムクドリ

                スズメ


                 モズ

 ジョウビタキも残り、早朝の散歩では挨拶に出てきてくれる。

            散歩道のジョウビタキ

 11日の朝には、快晴の空高くに向かってヒバリが飛んでいた。

          今シーズン初めてのヒバリ

 桜の化粧塗装をした飛行機も飛び春を強調している。

           春らしい塗装をした飛行機

 そのうち一羽のヒバリが田に降りてきた。


            田に降りる降りるヒバリ

 ヒバリは田に降りた後も囀り続けていた。




          田を移動しながら囀るヒバリ

 そのうち、何に驚いたのか囀りながら再び上昇した。

            空高く登り囀るヒバリ

 16日には北陸新幹線が敦賀まで延伸され東京まで繋がった。都市間は便利になる一方在来線の特級は廃止され、小さな町間はかえって不便で料金も高くなってしまった。受け止め方はそれぞれであろう。本格的な春になり暫くは観光客などで賑わうのであろうが、落ち着いてくる夏までには普段の生活を取り戻さなければならない。

春遠からじ―アオジ

2024-03-15 08:56:31 | 日記
 10日、日曜日の朝には5㎝ほどの積雪があった。

         車の屋根に積もり、窓をずり落ちた雪

 トサミズキも雪を被り黄色い花と良い対照をなしていた。

            トサミズキに積もった雪

 冬の小鳥達が餌を求めて出て来る最後のチャンスだと思い森に散歩に行った。散歩道にも雪が残り、ちらほら咲き始めていたウメは花と雪が区別できないくらいであった。


         うっすらと雪に覆われた散歩道

       白い雪で満開に見えるちらほら咲き始めていたウメ

 期待に反してトラツグミなどは見えずがっかりしていたところ、道を小走りに移動する黒っぽい鳥に出会った。

                アオジ

 昨秋から見ていないアオジであった。




           雪の残る道で餌を探すアオジ

 路上に落ちている木の実の屑か何かを探しているようであった。

 午後には河北潟承水路の外側の田園地帯に行ってみた。
堤防は大きく崩れた所もあって危ないので小さな段差になっているところを撮影した。

          承水路の堤防に発生した亀裂

 深さは1m程あった。こんな状況でも田周辺では野鳥が元気に活動していた。ツグミは集まり北へ帰る準備をしていると思われる。


             電線や水路のツグミ

 水路のカモ類はすっかり少なくなったがコガモやハシビロガモはまだいる。

               ハシビロガモ

 やっと4羽のコハクチョウを見つけた。

           田に残る少数のコハクチョウ

 群れの移動にも拘らずまだ残っている家族かもしれない。群れの大半はもう北へ去った。怪我などしていないで、直ぐに群れを追うことができることを望む。
 水路脇のブッシュには小鳥達がいた。昨秋以来見ていないカシラダカもいた。

               カシラダカ

 アオジ同様無事冬を越したことに安堵した。
 11日は一転素晴らしい天気であったが朝の冷え込みは厳しく、田には氷が張った。

              田の氷の模様

 団地の調整池では少なくなったカモ達の代わりにアオサギが集まり始めていた。

       コガモ達の残った調整池に集まるアオサギ

             餌場に向かうアオサギ

 この時季よく見る光景である。今朝は未だ雪の残っている場所もあるが、電線にはスズメが集まり、ホオジロの囀りも高くなってきた。

           未だ残る屋根から落ちた雪

             電線に集まるスズメ


        朝早くからよく囀るようになったホオジロ

 鳥達も元気になってきた感じがする。
 今朝は、5日前には雪で覆われたトサミズキも鮮やかな黄色を見せ、散歩道で足元に目を落とせば、ショウジョウバカマやキクザキイチゲが咲き始めた。

           元気を取り戻したトサミズキ


散歩道の傍らに咲き始めたショウジョウバカマ(上)とキクザキイチゲ(下)

 民家の庭の木蓮の花芽も膨らんできた。

           膨らんできた木蓮の花芽

 さすがにもう、春遠からじという感じである。