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チョウ・トンボ・野鳥に親しむ

北陸地方の自然とチョウ、トンボ、野鳥の写真を投稿します。

春遠からじ―アオジ

2024-03-15 08:56:31 | 日記
 10日、日曜日の朝には5㎝ほどの積雪があった。

         車の屋根に積もり、窓をずり落ちた雪

 トサミズキも雪を被り黄色い花と良い対照をなしていた。

            トサミズキに積もった雪

 冬の小鳥達が餌を求めて出て来る最後のチャンスだと思い森に散歩に行った。散歩道にも雪が残り、ちらほら咲き始めていたウメは花と雪が区別できないくらいであった。


         うっすらと雪に覆われた散歩道

       白い雪で満開に見えるちらほら咲き始めていたウメ

 期待に反してトラツグミなどは見えずがっかりしていたところ、道を小走りに移動する黒っぽい鳥に出会った。

                アオジ

 昨秋から見ていないアオジであった。




           雪の残る道で餌を探すアオジ

 路上に落ちている木の実の屑か何かを探しているようであった。

 午後には河北潟承水路の外側の田園地帯に行ってみた。
堤防は大きく崩れた所もあって危ないので小さな段差になっているところを撮影した。

          承水路の堤防に発生した亀裂

 深さは1m程あった。こんな状況でも田周辺では野鳥が元気に活動していた。ツグミは集まり北へ帰る準備をしていると思われる。


             電線や水路のツグミ

 水路のカモ類はすっかり少なくなったがコガモやハシビロガモはまだいる。

               ハシビロガモ

 やっと4羽のコハクチョウを見つけた。

           田に残る少数のコハクチョウ

 群れの移動にも拘らずまだ残っている家族かもしれない。群れの大半はもう北へ去った。怪我などしていないで、直ぐに群れを追うことができることを望む。
 水路脇のブッシュには小鳥達がいた。昨秋以来見ていないカシラダカもいた。

               カシラダカ

 アオジ同様無事冬を越したことに安堵した。
 11日は一転素晴らしい天気であったが朝の冷え込みは厳しく、田には氷が張った。

              田の氷の模様

 団地の調整池では少なくなったカモ達の代わりにアオサギが集まり始めていた。

       コガモ達の残った調整池に集まるアオサギ

             餌場に向かうアオサギ

 この時季よく見る光景である。今朝は未だ雪の残っている場所もあるが、電線にはスズメが集まり、ホオジロの囀りも高くなってきた。

           未だ残る屋根から落ちた雪

             電線に集まるスズメ


        朝早くからよく囀るようになったホオジロ

 鳥達も元気になってきた感じがする。
 今朝は、5日前には雪で覆われたトサミズキも鮮やかな黄色を見せ、散歩道で足元に目を落とせば、ショウジョウバカマやキクザキイチゲが咲き始めた。

           元気を取り戻したトサミズキ


散歩道の傍らに咲き始めたショウジョウバカマ(上)とキクザキイチゲ(下)

 民家の庭の木蓮の花芽も膨らんできた。

           膨らんできた木蓮の花芽

 さすがにもう、春遠からじという感じである。