暑い夏であったがお盆も過ぎ、雨が多くなり秋の兆しが見られる。

お盆の御墓
今回は涼を感じていただくために、見出しには雪吊の兼六園を使わせていただいた。
今年は思いがけずジャコウアゲハ、キアゲハの大量発生に出くわした。特にキアゲハは庭で20匹の幼虫が孵化し、今日迄に8匹が羽化した。

羽化したキアゲハと残る蛹

羽化直前の色が変わった上の写真の蛹、成虫の翅の模様が見える

羽化したばかりのキアゲハと脱殻
残り1つの蛹が確認できているが11匹の幼虫の行方は知れない。一方、6月後半、8月前半が非常に暑く、夕日寺のゴマダラチョウ、木場潟のコムラサキの撮影の機会を逃してしまった。
木場潟にはウチワヤンマ、チョウトンボに加えカルガモが居たが、何か拍子抜けであった。寺井の海にも鳥影がなかった。

木場潟のウチワヤンマ

チョウトンボ
そろそろ活動を再開しなければと思い、手始めに樹木公園に行ってみた。イロハモミジは一部が紅葉を始め、水の湧き出した遊歩道の周りにはオニヤンマ、ナツアカネ(胸側は見えないので腹端より推定)、アキアカネ、オオシオカラトンボなどが居たが特別のものは見当たらなかった。

部分的に色づいたイロハモミジ

オニヤンマ

ナツアカネ(?)

アキアカネ
わずかにモズの若と思われる鳥が活発に活動していた。

モズ
散歩道では、ホオジロが囀り、ハクセキレイやカワラヒワなども活動している。

ホオジロ

ハクセキレイ

カワラヒワ
クリのいがやカキの実もしっかりしてき、イチジクの実も成長しつつある。

クリのいが

カキの実

イチジク
写真ではちょっと見分けづらいが小さなアリがなんの羽か知らないが一生懸命運んでいた。秋への準備である。

大きな翅を運ぶ小さなアリ(翅の右端)
さて、能美では6月も下旬になると蒸し暑い日が続くようになる。そんな中、一服の涼を感じるのがゲンジボタルの乱舞である。

ゲンジボタル


ホタルの乱舞
雨上がりの虹にもほっとする。

2重の虹
8月第1土曜日は隣町川北町主催の花火大会が手取川を挟んで催される。残念ながら今年は中止となったが、2万発を超える打ち上げ花火が見ものである。来年を期待している。


ゴイシシジミ
散歩道の竹藪近くではゴイシシジミが見られ、夏の終わりが近いことを感じさせている。