朝方はだいぶ涼しくなり、そろそろ活動再開!と河北潟、邑知潟、高松、千里浜、志賀町の海岸に行ってみた。初日には河北潟から邑知潟に行ってみた。
河北潟は水辺には近づきにくく、ハス田での観察が主となる。幸い一枚だけ水の張った田があった。ダイサギに目を奪われそうになるが、よく見るとセイタカシギが10羽程いるのを見つけることができた。

ハス田のダイサギに混ざるセイタカシギ




水を張ったハス田で餌を探すセイタカシギ
石川のハス田で見るのは初めてであり何故か興奮した。
近くの電柱の上に黄、青2色の足環を両足に着けている1羽のコウノトリを見つけた。

電柱の上に一羽止まるコウノトリ
6月10日に今年度の孵化失敗の報告をした。断定はできないが、足輪の色よりその後も暫く巣の周りにいたメスであることが推察される。

6月に営巣中のコウノトリのペア

コウノトリの足輪の色の確認
なお、このメスは2019年豊岡生まれである。来年こそは良い伴侶を得て子育てに成功することを期待したい。
邑知潟ではゴイサギを見つけた。

水面を見つめるゴイサギ
1羽の親鳥と数羽のホシゴイのようであった。


ホシゴイ
餌の摂り方の訓練中だったかもしれない。
さて、白山麓では6月から8月にかけてオナガシジミ3種が出現する。オナガシジミ、ウスイロオナガシジミ、ミズイロオナガシジミである。一般にメスは不活発でオスの活動が目立つ。


オナガシジミ


ウスイロオナガシジミ


ミズイロオナガシジミ
ミヤマカラスシジミが見られることもある。


ミヤマカラスシジミ
この時期に白山に登ると、2,500mの黒ボコ岩の下辺りでベニヒカゲが見られる。


ベニヒカゲ
なお、オナガシジミの一部は鳥友さんからお借りしたものです。
間もなく里にも秋が訪れる事であろう。