
我が町の西は日本海に面し、冬場は波も高くカルガモ、マガモ、コガモなどの他には殆ど鳥を見かけないが、初夏になるとキアシシギ、ハマシギなどが現れて少し賑やかになる。


キアシシギ

ハマシギ
先日、もうそろそろコアジサシが来る頃だと思い手取川の河口に行ってみた。

手取川の川原のホオジロ

白山を背景に小松空港へ向かう航空機
最初はホオジロ以外には何も見つからず、白山を背景に飛ぶ飛行機の写真を撮って遊んでいたが、そのうち聞き覚えのある鳴き声と共に2,3羽の鳥が飛んできて、そのうちの1羽が川原に下りた。

川原のコアジサシ
急いで撮ったのでピントが甘いが、間違いなくコアジサシであった。じっと待っていると10分間隔ほどで3,4羽の群れが飛んで来るようになった。川でアユを狙っているらしかった。
白山を背景にコアジサシが飛んでいるところを撮りたいと頑張ってみたが、なかなか思うようにはいかず、仕方がないので場所を変えて根上の浜(注:松井秀喜さんの出身地、コアジサシが営巣することが知られている)に行ってみると、コウボウムギの穂が伸び、ハマエンドウが綺麗な紫の花をつけていた。

ハマエンドウ
ここでも10分間隔くらいで数羽の群れが飛んで来た。少し距離があるのと飛ぶのが早いのとで満足いく写真は撮れなかったが、そのうち一団が砂浜に下り、今度は比較的ピントの良い写真が撮れた。


浜辺のアジサシ
面白くはないが海上、空を飛んでいるところも撮れた。



海上、空を飛ぶコアジサシ
そのうちの1羽は小魚を咥えていた。

小魚を咥えて飛ぶコアジサシ
手取川で捕ってきたのかもしれないとみていると、海でもダイビングして餌を摂った。

ダイビングして餌を摂り飛び立つコアジサシ
時間帯により、川と海で餌の摂りやすい所を知っているのかもしれない。さらに、餌場を争っているのかハマシギを追いかけている様子も見られた。

ハマシギの群れを追い払うコアジサシ
諦めきれなかったので翌日また出かけた。



白山や周囲の山を背景に飛ぶコアジサシ
今度は何とか白山や周囲のШを背景に撮れたが、今一かなと思う写真であった。
白山背景や浜辺のコアジサシの群れは、涼やかな夏の使者の
ようです。
白いタキシードで飛び交う姿は圧巻ですね。
此方は去年まで観察出来ていた所が造成されてサッパリです。
環境が変化し、今年はどうなるかと心配です。
コメントに加え、そちらの状況を教えていただき有難うございます。根上の浜では、去年も多数が営巣、抱卵していましたが、時季外れのものすごい強風が吹き荒れ、親鳥が飛ばされたのか、巣や卵が砂で埋まってしまったのか、その翌日から姿が見えなくなりました。今年は帰って来るのかなと心配していましたが、幸い、戻ってきたようです。ただ、数がだいぶ少ないように思います。営巣までには数が増えて欲しいと思いながら見ています。
コメント頂きありがとうございます。
「五月の薔薇」の喩えではありませんが、薔薇は今の季節が最も美しく輝いて見えますね。
チョウキチさんもご自分のお庭で育てているとのこと。おっしゃるように薔薇は病気との兼ね合いで消毒はどうしても必要になりますが、周囲の方との関係で厳しいですね。
私の友人に目白で見事な薔薇を育てている方がいますが、彼も消毒が大変と聞いたことがあります。いろいろ工夫しているようです。
なお、チョウキチさんの撮影される鳥の画像にいつも惹かれています。今回も海に舞うコアジサシを見事にとらえられていますね。特に、小魚を咥えて飛ぶコアジサシは秀逸な画像と思います。
これからもよろしくお願いします。
白山や周囲の山を背景とするシーンはロマンに満ちていますね。画像を拝見しながら、かつて先人達がトリに憧れて空を飛びたいとその手段の発明に努力したことを想っています。