
散歩道ではセイタカアワダチソウが杉林の新芽のように花芽を出している。

セイタカアワダチソウ
ススキも勢いが良いし、草紅葉も色を濃くし始めた。

散歩道のススキの穂

色づいた田の中の名も知らぬ草
今年はシギやチドリの秋の渡りを見る機会が少なかったが、涼しくなってぼつぼつ見られるようになったので前回に続き河北潟のハス田に様子を見に行った。取り入れの盛りのハス田では枯枝の上で餌を探すカワラヒワの若鳥の群れが見つかった。


ハス田のカワラヒワ
他にいないかと畦道を歩いていると、悠然としたダイゼンが見つかった。ダイゼンは慌てる様子もなく、ゆったりと歩き多くのショットを撮らせてくれた。



ハス田の畔のダイゼン
レンコンが投げてある草地の上のダイゼンである。ダイゼンは以前報告した(10月10日)ムナグロと違って淡水域に入ることは少ないので少し珍しいのかもしれない。
水の入ったハス田ではコアオアシシギの小さな群れが餌を探していた。



ハス田のコアオアシシギ
こちらは警戒心が強く、直ぐに飛び立ってなかなか撮らせてくれなかったが、何とか数枚撮影できた。その後訪れた時にも数羽程度の群れで餌を摂っているのを何回か目撃した。




小さな群れで餌を探すコアオアシシギ
そうこうしているうちにもう1種類ハス田から飛び立つ鳥を見つけた。飛ぶ姿を見ると嘴が長い。タシギかなと思って下りたあたりを探したが、撮る前にまた飛び立たれた。こうして畦道を3回ほど行き来し、1羽が降りた場所を望遠レンズを頼りに探してみると、幸いにもハスの葉陰にじっとしているタシギを見つけることができた。


ハスの葉陰でじっと警戒するタシギ


警戒を続け動かないタシギ
あまり変化のない写真であるが苦労したことに免じてご容赦いただきたい。
減反政策は終了しましたが、需要のある農作物への転作が進んで、農地の活用がされているのでしょうか。
貴重な情報ありがとうございます。当地でも今年の夏は雨が降らず、大きな潟などを除いて干上がってしまった溜池などもあります。カモやコハクチョウなどのねぐらとして重要なのですが、どのような影響が出るのか心配です。