気象台の発表はないが、ここ2,3日すっかり蒸し暑くなり、梅雨に入ったと思われる。能美では、初夏にクロスジギンヤンマ(5/29)や

クロスジギンヤンマ
ヨツボシトンボ

ヨツボシトンボ
ムカシヤンマなどが羽化する。

ムカシヤンマ
梅雨が始まる時期、能美を代表するトンボが3種羽化する。5月下旬から羽化するのはルリイトトンボ、交尾時のハート形がキュートと人気が高い(6/13)。

ルリイトトンボの交尾姿勢
ハッチョウトンボは日本最小と言われるトンボで、山合いの、水がちょろちょろ流れるような休耕田などで見られる。ヤゴの抜け殻から推測されるように、全長2㎝に満たないトンボである。

ハッチョウトンボの抜け殻
オスは小型の赤トンボ

ハッチョウトンボ オス
メスは小型のシオヤトンボかハラビロトンボ(いずれもメス)のようで、なかなか美しい。


ハッチョウトンボ メス
周辺には、ウツボグサ、ササユリ、アザミなどが咲き、美しいが

ウツボグサ

ササユリ

アザミ
生息地には雑草が生い茂り、雑木も生えて、生息環境が悪化し、近年数が減り、絶滅が心配される。
アキアカネは、早朝、水田で集団で羽化する。1昨日がその日だった。



羽化したばかりのアキアカネ
アキアカネは羽化するとすぐに森の方へ移動する。未だ翅が乾ききらず、素早く飛べないトンボを狙ってツバメが集団で狩りをし、多くがその餌食になる。集団で羽化するのは、ツバメなどの鳥による食害をできる限り避けるためであろう。昨日、今朝と羽化する数は減り、狙うツバメもまばらになった。
昨日の午後は、コロナによる閉館が終わった中宮観察館に行ってみた。多くのテングチョウが飛び、思いがけず、ヒメクロサナエが飛んできた。



ヒメクロサナエ(と思う)
植物では、フタリシズカが目に入った。

フタリシズカ
早くコロナが収束して欲しいと思っている。来週にはいよいよワクチン接種である。