先月25日には、22日に玄関先にヒヨドリの巣があり、卵は4つ、親鳥が抱くところであることに気づいたことを報告した。

ヒヨドリの卵
その後、蒸し暑く、天気の悪い日が続き、幸いにもカラスの襲撃もなく、今月1日には、親鳥が口に小さな虫と思われるものを加えて巣に入ったり外側から中に餌を与えているらしい様子が見られたので、親鳥がいないときに覗いてみるとヒナが孵化していた。

巣に虫らしいものを運ぶ親鳥

給餌体制の親鳥

一息つく親鳥

口は開けるが声を出さずに餌をねだるヒナ
ヒナは、鳴き声を上げず、カラスなどの敵を警戒している様子であった。親鳥が運ぶ餌がだんだん大きくなってきているように感じるが、親鳥は未だ時々巣の中に座ってヒナや卵を温めているようである。


巣に戻り、卵やヒナを温める体制の親鳥
ここ2,3日は親鳥が巣にいることが少なくなった。カラスがいないときに給餌しているようである。これからが正念場である。無事に巣立って欲しい。
2日には思う所があって兼六園に出かけてみた。目的を達し、園内を横切っていると、カメラを空に向けて撮影している方がいた。声をかけてみるとアオバズクを撮影しているそうであり、親切にも撮影ポイントを教えてくれた。



薄目を開けて辺りを窺うアオバズク
アオバズクは今までほとんどの場合、じっと枝に止まったまま身動きもせず眠っていることが多かったので、うまく撮れるかなと思いながら、幸い持っていたカメラで数枚撮ってみた。高い木の上の葉陰にいるので露出などの適正化も難しかったが、家に帰ってパソコンで明るさを調整してみると目を開けている写真も撮れていた。

目を開けたアオバズク
聞くところによると、アオバズクはただ居眠りをしているだけではなく、薄目を開けて近くの別の木に作った巣で卵を温めているパートナーを見守っているのだそうである。自然界は敵も多く安全な子育ては容易ではないことを感じる。
当日は蒸し暑く撮影した私も汗だくであった。これからもっと暑くなると思うと、少しうんざりするが暑さに負けて居られない。
今年は蟹淵でモリアオガエルの卵が少なくて心配していたが、なぜか、いろいろな水辺で卵が目に付く。

夕日寺のモリアオガエルの卵
暑いのはカエルにとっていいのかもしれない。