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チョウ・トンボ・野鳥に親しむ

鳥友さんと再会-オオヨシキリ

 7月になって早々、1日にはかなり強い雨が降り家に閉じ込められた。今回は、前回アップの翌日談である。先月26日、鳥友さんと直接お目にかかる機会があったこと、その際、少し古いが富山県のある農耕放棄地周辺でのトンボの生息状況に関する調査報告書をいただいたことを述べた。アオヤンマやマダラヤンマなども記載されており、また、鳥友さんが実際にアオヤンマを見られたと聞きぜひ見てみたいと思った。翌27日の天気予報を見ると、梅雨の時期としては珍しく晴れ間もあるというものであり、自分ではもう行こうと決めて、27日朝早く起きて準備をしていたら、鳥友さんから「もしその場所に行かれるなら、声をかけてください」と連絡があった。「実は今日行こうとしており、10時頃には現地に着く予定」と返信し、出かけた。
 5分程到着が遅れたが、駐車場には鳥友さんの姿はなかった。「今日は来られないのだな」と思い教わった場所を歩き始めた。まず全体の様子を把握しようと、少し奥の方まで行くと人影が見えた。「あ!鳥友さんだ」。もう先に来られて様子を観察されていた。挨拶を交わしたのち、現地を見て歩いたが、残念ながら珍しいものは見つからず、コフキトンボ、ウチワヤンマ、コシアキトンボを見つけられただけであった。

              コフキトンボ


              ウチワヤンマ

             コシアキトンボ

 コシアキトンボはオス同士が縄張り争いをし、コフキトンボの周りにはギンヤンマが接近していた。

          縄張り争いをするコシアキトンボ

          コフキトンボに接近するギンヤンマ

 現地はノアザミの群生地だそうで、保護のための支柱を立てた個所が多くみられた。

               ノアザミ

 湿地にはコウホネの咲き残っている個所もあり、チョウトンボがゆっくりと飛んだり、追っかけっこをしたりしていた。


               コウホネ


              チョウトンボ

 そんな様子を見ていると、ツバメがやってきて水面すれすれに飛んだり、小さな昆虫や時にはトンボも捕まえたりしていた(ツバメの行動に関する前回記事の補足)。トンボにとってはなかなか厳しい現実だなと見ていたら、オオヨシキリが近くに来て大声で鳴き始めた。

           近くに来たオオヨシキリ

 じっと見ているとなかなか忙しい。あちこち飛んで目の前のヨシに止まっていろいろなポーズを見せてくれた。




          オオヨシキリのいろいろなポーズ

 一時、我を忘れて楽しむことができた。
 辺りにはヒメアカタテハがみられ、大きさ、翅の色などからオオウラギンスジヒョウモンではないかと思われるチョウが多数発生していた。

            土手のヒメアカタテハ

 小松市の滝ケ原のトンボ池でもこの時期オオウラギンスジヒョウモンが現れることを思い出したが、ヨシの葉陰に入ったりして確認できなかった。
 吉原の環境は、小さなアカネの棲み処として好適であると感じられた。秋には、鳥友さんに声をかけて再び訪れてみたい。 

 来シーズンは、もう少し早い時期に来てアオヤンマを見つけるぞと思いながら、鳥友さんにお礼を言って現地を後にした。

コメント一覧

shou1192_2010
チョウキチさん おはようございます。
コフキトンボ、ウチワヤンマ、コシアキトンボを見つけられたとのこと。
私達にとっては大発見ですが…、焦点のあった映像にはいつも学ばせて頂いています。
また、鳥の生態にも言及され観察の積み重ね故といつも感動しております。

なお、いつも水曜サロンを見守って頂き、また、的を射たコメントもお寄せ頂きありがとうございます。

おっしゃる様に、源氏物語は「紫式部の妄想にも近い物語性が際立つ」物語とも感じます。
ただ、その揺るぎない構成力と、当時としては珍しい博識と、時代背景、人の想いへの洞察に優れた物語であったと考えます。
未だ、この物語を超える作品が出現しないのも解る気がします。

返信コメントが遅くなり失礼しました。
これからもよろしくお願い致します。
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