
団地の調整池は浅い谷合の一番奥の少し高い所にあり下に向かって谷地田が連なっている。
例年だと稲刈りが終わる頃、調整池周辺ではギンヤンマやオニヤンマが周回し、繫みではオオアオイトトンボやオオカマキリも見られ、熟れた栗の実が落ちているのを見ることもできる。

周回するオニヤンマ

オオアオイトトンボ

顔を出すオオカマキリ

落ちたクリのいが
谷地田には刈り取った稲を天日干しする稲架があり懐かしい光景である。

稲架に干された稲
ノビタキが訪れ、多くのアキアカネに加えショウジョウトンボ、ノシメトンボ、ネキトンボやアキアカネを捕食するシオカラトンボなどが見られる。

電線のノビタキ

連結したアキアカネ

ショウジョウトンボ




ノシメトンボ

アキアカネ

アキアカネを捕食するシオカラトンボ


ネキトンボ
ネキトンボは一見ショウジョウトンボに似ているが、少し小さく、ショウジョウトンボの腹が幅広いのに対し、腹が細く胸に2本の黒い条があることが特徴である。

ネキトンボの胸
残念ながらミヤマアカネは最近見かけることが少なくなってしまった。

ミヤマアカネ
今年はノビタキの到着が遅れていたが、やっと見られるようになった。




やっと到着し電線に止まるノビタキ
ただ、例年のように刈り取りの終わった田の草や杭に止まっている姿ではなく、電線に止まる姿であった。
たくさんのトンボを見せて頂きありがとうございます。
中でもネキトンボは初めてです。
シヨウジヨウトンボより小さいとのこと、かなり小さいのですね。
街中でも見られるでしょうか?
胸の2本の条も見てみたいものです。
大きなトンボが小さなトンボを捕食する事も知りませんでした。
いつも色々教えて頂きありがとうございます。
ノビタキもとてもきれいなお写真です👏
今年は私も出会えると良いなと思います。
ご質問頂き有難うございます。ネキトンボは、アキアカネよりやや大きいくらいの大きさです。翅の付け根の橙の紋はショウジョウトンボに似ています。腹が細身なので見分けがつきます。初夏の頃より羽化しますが、アキアカネと同じように、夏場は、森や山近くに居て、秋になると繁殖のため里の水辺に近い林に下りて来ます。今頃です。団地の調整池などで見られることがあります。街の中ではあまり見かけません。