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チョウ・トンボ・野鳥に親しむ

北陸地方の自然とチョウ、トンボ、野鳥の写真を投稿します。

晩秋の邑知潟―コハクチョウ

2024-11-01 04:28:12 | 日記
 散歩道ではアケビの実が色づき、邑知潟などの田の畔ではオオ(?)ユウガギク(?)の美しい時期となった。

             色づいてきたアケビ

              オオユウガギク?

 未だ緑濃い草むらに浮かぶ姿が好きである。

 邑知潟にコハクチョウが渡来したこと、やがて、その数が増えるだろうと以前(10月8日)報告した。その後機会が無かったが、もう一度確認してみようと、先月27日に千里浜経由で出かけてみた。




         千里浜のハマシギ、ミユビシギの群れ

 千里浜ではハマシギとミユビシギが群れを成し、いよいよ冬越しの準備のようである。

 邑知潟に近づくと水を張った田にコハクチョウが見えた。



        水を張った田で活動するコハクチョウの群れ

 刈り取りの終った田の畔では、自分が見つけた魚を掴んだトビがカラスのモビングにより餌を奪われそうになったのに懸命に抵抗していた。

         カラスに餌を奪われまいと抵抗するトビ

 それを見ている、前回も報告したノスリもいた。

            周囲を観察するノスリ

 邑知潟では、期待した通り多くのコハクチョウが優雅に泳いでいた。



        湖面を優雅に泳ぐ優雅に泳ぐコハクチョウ

 一緒に泳ぐ若鳥も見られた。

              一緒に泳ぐ若鳥

 浅瀬では集団で寛ぐ姿や、毛繕いをして旅の疲れを癒す姿も見られた。



          浅瀬で集団で寛ぐコハクチョウ

            毛繕いをするコハクチョウ


          泳いだり餌場と行き来するコハクチョウ

 周辺ではチュウヒも飛んでいたが気にする様子はなかった。

             周辺を飛ぶチュウヒ

 潟ではカモ類もぼつぼつとその数を増しており、マガモ、カルガモ、オオバンなどが観察できた。


             カモと混ざって泳ぐ姿

 コハクチョウの羽毛は少し汚れているようにも感じるがやがて純白の美しい姿に変わるだろう。

近くの田園で―ノスリ

2024-10-29 06:50:29 | 日記
 9月初めのことであるが、朝の散歩道でノスリを見つけた。全身が白っぽく、一瞬オオタカかと思ったがノスリの若のようである。


           電柱の上部に止まるノスリ

 悠々とか?、興味深くか?、辺りを見回していたがカラスが現れた。

            電線に止まったカラス

 ハシブトガラスのモビングである。カラスは電線で落ち葉を咥えて遊んでいたが、恰好のからかい相手がいたと思ったのかノスリに近づいた。

            落ち葉を咥えるカラス

             カラスのモビング

 ノスリはしばらく様子を見ていたがカラスの襲撃に耐えきれずに飛んだ。

           カラスに追われるノスリ

 大空をしばらく追いつ追われつ飛んでいたが、やっと振り切って畑の中の小屋の屋根に止まり、安堵したのか周りを見回し落ち着いた。


    大空を追いつ、追われつ(逃げながら)飛ぶノスリとカラス





     カラスの襲撃をやっと避け、小屋の屋根に止まったノスリ

 この様子を電線の若いツバメも見ていたかもしれない。

          電線に止まって様子を見るツバメ

 暑い初秋の一コマであった。

 午後には、久しぶりに能登金剛まで行ってみたが、ゼロの焦点で有名な松本清張の碑があるくらいで、観光船乗り場なども寂れ、元日の地震の影響がまだ強く残っていたが、岩場は崩れもなく隆起も少なく大丈夫そうに見えた。ウスバキトンボの姿も見えた。



              初秋の能登金剛

 平らな所には橙色味の強い彼岸花が咲き、モンキアゲハが蜜を吸っていた。

          彼岸花で吸蜜するモンキアゲハ

 自然の変化も少ないように思えた。
 夕方、テレビで能登応援割が始まったと報じられていた。その中のツアーの行程に能登金剛が入っていたが、寂れた様子を思い出し大丈夫だろうかとちょっと心配になった。
 それに追い打ちをかけるように、9月20日には能登、特に輪島市周辺に大雨が降った。地震に加え、大雨の追い打ちで大きな被害があり、女子中学生などが死亡した。犠牲者の冥福を祈る。復興はまだまだである。

赤住の海岸で―チュウシャクシギ

2024-10-25 07:21:55 | 日記
 セイタカアワダチソウが咲き誇っている。よく見ると、チャバネセセリが花々の間を飛び回って秋を謳歌している。

        セイタカアワダチソウとチャバネセセリ

 季節に合わせてもっと早くアップしようと思っていたが、初見のオオソリハシシギなどを優先したため、遅くなってしまった。9月初めの頃になるが、大浦の海岸でキアシシギなどを見た後、赤住まで足を伸ばした。赤住はよくキョウジョシギが見られるからである。残念ながらなにもいず、堤防付近を収穫無く往復した。「しょうがない帰ろうか」と思った時、岩礁の上でチュウシャクシギがカニを捕まえ食事しているのを見つけた。連続写真としてみると、チュウシャクシギがカニの足を順番にもぎ取っていることが分かる。





      足をもぎ取りながらカニを食べるチュウシャクシギ

 近くを探してまた見つけた。1羽だと思って写真を撮ると2羽写っていた。


      光の加減で2羽目が見えなかったチュウシャクシギ

 2羽はそのうち岩伝いに移動を始めた。

               移動する2羽

 前の1羽は片足を上げ休息体勢になった。


            休息体勢の1羽

 後ろの一羽はこれを見て近づこうとしたが、前の1羽は移動し、また休息体勢をとった。



             近づこうとする1羽

            再び休息体勢の1羽


           さらに近づこうとする1羽

             また休息体勢の1羽

 2羽はこのような行動を繰り返し、終に一つの岩の上に立ったが、1羽はさらに休息体勢となった。


              近づく2羽

         終に一つの岩の上に立った2羽

            さらに休息体勢の1羽

 チュウシャクシギの行動をゆっくり観察できたが、秋のこのような行動の理由は分からない。特別の意味はないのかもしれない。

晩秋の田でーノビタキ

2024-10-22 07:40:42 | 日記
 朝晩かなり涼しくなり、ハス田にいたタカブシギはほとんどいなくなり、それに代わって時々クサシギや、タシギが素早く飛び去る姿も見られる。

           ハス田にいたタカブシギ

             ハス田のクサシギ


              飛び去るタシギ

 朝の散歩道では、モンシロチョウやウラナミシジミが冬支度に忙しく、アキアカネもだんだん少なくなり、時々、ツマグロヒョウモンが最後の産卵活動に頑張っている様子が見られる。

          2番穂に止まるモンシロチョウ

           草むらのウラナミシジミ

           朝露の草に止まるアキアカネ

      最後の産卵活動をすっるツマグロヒョウモン(オス)

 萩の花も盛りを過ぎた。



 一方、モズやジョウビタキが里に現れ始めた。



       里に現れ始めたモズ(上)とジョウビタキ(下)

 晩秋の風景である。
 刈り取りが終わり、草が伸びてきた田にはノビタキが飛来し、忙しく飛び回っている。



         あちこちに飛び回るノビタキ

 ノビタキは棒や杭、草の茎などが好きでよく止まる。




          草の茎や棒に止まるノビタキ

 夏羽に比べ色が薄くなった冬羽をまとい、さらに南に向かう途中の休憩をしている。



           いろいろな表情のノビタキ

 同じような写真となったが、場面、場面の表情は異なり、見ていて飽きない。十分に休養し、餌を摂り元気に旅立って欲しいものである。

秋の三番瀬―オグロシギ

2024-10-18 08:32:40 | 日記
 秋も深まりギンヤンマなど、トンボの産卵も盛んである。

              ギンヤンマの産卵

 前回に引き続き三番瀬の秋の様子を報告する。前回オオソリハシシギを観察している時、幾つかの小さなシギ類がいるのに気づいた。ミユビシギとハマシギである。

            ミユビシギとハマシギ


                ハマシギ

 よく見ると、少し大きめの鳥もいた。顔を出したところ、仲間と歩いているところを見るとオバシギのようである。




               オバシギ

            オバシギとソリハシシギ

 石川でも元気な姿が見られる鳥である。さらに、キアシシギもいた。

              キアシシギ

          キアシシギとソリハシシギ

 あちこち歩いていると潮も引き多くの鳥達が見られるようになった。

               ダイゼン

 ダイゼンもかなりの数がいた。





                ダイゼン

 オオソリハシシギと同じくらいの大きさの色合いがやや暗っぽい感じの似た鳥の一群がいることに気づいた。








              オグロシギ

 オグロシギである。石川で見たことがあったので、比較的的確に見分けられた。3羽の群れで忙しく餌を摂っていた。近くにはハマシギやオバシギもいた。


             ハマシギやオバシギ

 今回は急な訪問であり、かなりバタバタしたが何とかうまく乗り切ることができ、オオソリハシシギ、オグロシギにも出会え、満足した訪問であった。