9月初めのことであるが、朝の散歩道でノスリを見つけた。全身が白っぽく、一瞬オオタカかと思ったがノスリの若のようである。

電柱の上部に止まるノスリ
悠々とか?、興味深くか?、辺りを見回していたがカラスが現れた。

電線に止まったカラス
ハシブトガラスのモビングである。カラスは電線で落ち葉を咥えて遊んでいたが、恰好のからかい相手がいたと思ったのかノスリに近づいた。

落ち葉を咥えるカラス

カラスのモビング
ノスリはしばらく様子を見ていたがカラスの襲撃に耐えきれずに飛んだ。

カラスに追われるノスリ
大空をしばらく追いつ追われつ飛んでいたが、やっと振り切って畑の中の小屋の屋根に止まり、安堵したのか周りを見回し落ち着いた。


大空を追いつ、追われつ(逃げながら)飛ぶノスリとカラス




カラスの襲撃をやっと避け、小屋の屋根に止まったノスリ
この様子を電線の若いツバメも見ていたかもしれない。

電線に止まって様子を見るツバメ
暑い初秋の一コマであった。
午後には、久しぶりに能登金剛まで行ってみたが、ゼロの焦点で有名な松本清張の碑があるくらいで、観光船乗り場なども寂れ、元日の地震の影響がまだ強く残っていたが、岩場は崩れもなく隆起も少なく大丈夫そうに見えた。ウスバキトンボの姿も見えた。



初秋の能登金剛
平らな所には橙色味の強い彼岸花が咲き、モンキアゲハが蜜を吸っていた。

彼岸花で吸蜜するモンキアゲハ
自然の変化も少ないように思えた。
夕方、テレビで能登応援割が始まったと報じられていた。その中のツアーの行程に能登金剛が入っていたが、寂れた様子を思い出し大丈夫だろうかとちょっと心配になった。
それに追い打ちをかけるように、9月20日には能登、特に輪島市周辺に大雨が降った。地震に加え、大雨の追い打ちで大きな被害があり、女子中学生などが死亡した。犠牲者の冥福を祈る。復興はまだまだである。