幻の珈琲

先日の話。
五反田・結ま～るに入ると「コーヒー飲む？」とママ。

沖縄料理店なのにカレーライスがあったり珈琲が出てきたり、面白いお店だ。

「幻の一品」だというので普段は滅多に飲まない珈琲を戴く事にした。

ブラックで一口飲んでみると....

苦味が少なくソフトな味。それくらいのことしか分からない。

で、何が「まぼろし」かというと....

ベトナムのイタチは赤いコーヒー豆が大好物。そんな豆をたらふく食べたイタチが出した糞の中にはまだまだ使えるコーヒー豆が残っているのだそう。それをきれいに洗って飲むとあら不思議、イタチの消化器を通したことで程よく熟成され、味に深みが増すらしい。しかもイタチは敏感なので100％無農薬の豆しか食べないという。
しかしイタチ頼みの農法は効率が悪く生産量は少ない。
なので「幻のコーヒー」となる訳だ。

体に優しいコーヒー豆か...しかし糞の中のものを淹れて飲んでると思うと、何とも言えない気分である。

世界は広い...