ムンカミ日記byコオル兄ィⅢ

ムンカミ(=物噛み)とは奄美地方の古い方言で「物を噛む」=「食べる」という所から転じて「生活」という意味を持つ。

奄美ツアー2017(3)

2017年12月13日 | 奄美ツアー2017

12/3(日) 三日目

前夜は早めに就寝したものの、あまり熟睡できず朝早くに目が覚めた。

早朝、布団の中で静かな波音を聞きながらウトウトしていると波音がにわかに荒々しくなってきた。

ザザザザというその音に目を開けてみると、隣で寝ている奈良大介が掛け布団をかきむしっている音だった。

おいおい....(^^ゞ

もうすっかり目が覚めてしまったので目の前のウッドデッキに出てみる。

目の前は海だ。

 

波の音と鳥の声しか聞こえない朝の浜辺。

何とぜいたくな時間なのだろう。

そのうちみんな起きて来て浜辺の散歩を楽しみ出した。

いつのまにかナラスケも起きて海に向かって三味線を弾きだす。

朝こんなにのんびりしたのはいつ以来だろうか。

ホントに癒される。

普段、空気の汚れた人も車も多いところにずっといるものだから、知らず知らずのうちに病んでるんだろうな。

 

三日目の予定としては昼前に師匠の故郷・花富公民館での恩返し公演パート2、これはシークレットライブ。

その後、名瀬に移動。

夜は今回多大なお世話になっている名瀬の「ならびや」さんでの慰労会。

それ以外は何もない。

 

朝食を済ませ、移動の準備。 

伊子茂の5マイルから花富集落まではすぐだ。

0.5マイルしか離れていない(^^)

 

花富公民館に着くとすでに7~8割の席が埋まっていて紅白の横断幕で熱烈な歓迎ムード。

4年前にここを訪れた時もそうだった。

師匠の憧れの先輩・ヨシオ兄さんもお元気そうで何より。 

スラっとしていて足が速くてシマの女童たちのアイドルだったそうな。

師匠はシマに来ると俄然元気になる。

加計呂麻では更にパワーアップする。

今回も2ステージ、その他リクエストコーナーもありで朝崎節がたっぷりと花富公民館に響き渡った。

師匠の計らいでここでも大島エレジーを披露させて頂いた。

 

ライブ後、師匠は撮影のため徳浜へ。

我々撮影に同行しないチームは船の時間まで自由時間となった。

帰りのフェリーは生間港から出るので花富からはけっこう時間がかかる。(車で50分くらい)

時間があるので途中のスリ浜に立ち寄り、マリンブルーに顔を出してから生間に向かおうという事になり移動開始。

伊子茂の撮影ポイント「伊子茂マモル君」

宮古島のパクリかな?

 

マリンブルーに着くとお店が閉まっていたので裏の自宅に行ってみると武さんは一人テレビを見てた(^^)

「帰る前に挨拶に来ました!」というと歓待してくれ、ビールでもてなしてくれた。(真昼間ですよ)

ここでしばらくいろんな話をして武さんに別れを告げ、ちょっと早いが生間へ。

途中、何故かナラスケが渡連集落を見てから行こう、というのでちょっと寄り道。 

♪渡連ぬ集落には自販機がひとつ~(笑)

 

この後、徳浜で撮影をしている師匠たちと生間港で合流。

撮影チームいわく、撮影の時だけ突然太陽が顔を出した、と。

この日も朝崎マジックが炸裂したようだ。

そういや、生間の駐車場でエフエムせとうちを聞いていたら、大島エレジーレコ発ライブの60秒CMが流れていた。

ありがとう、ディエフエム!

 

そうして我々は再び車ごとフェリーに乗り込み加計呂麻を後に。

今までもそうだったが今回も加計呂麻を発つ時は何だか寂しい気持ちになるんだな。

何でかな。

頭の中ではマブリの名曲(?)『カケロマ』が何度もリピートしていたのであった。

 

今回はこの人に会えなかったから余計に寂しく思えたのかも....

 

 

 

 

古仁屋からは一気に58号線を北上し一路名瀬へ。

名瀬に着くとチーム朝崎ご一行は「ならびや」さんへ集合。

「恩返し公演」の打上げが開催された。

 

ちょうど我々のいる時間帯に内地からのツアー客が来るのでマブリにミニライブをやって欲しいと言われた。

お安いご用である。

普段お世話になっているならびやさんのお願いである。

断る理由がない。

オーナーの和田さんによると普段はツアー客が来るたびに前山信吾くんなどの唄者を呼びシマ唄を披露しているとか。

そんな訳で急きょマブリのミニライブが行われることになった。

 

お客さんを巻き込むのは得意である。

↑こんな感じでみんなで踊って頂いた。

せっかく奄美にきたんだから踊らなきゃ(笑)

 

他の座敷のお客さんも巻き込んで....

あれ?ロールカーテンで仕切られた座敷には東京から月一で奄美に通っているF田さんがいらしたんですね。

途中からはカーテン取っ払って一緒に呑みました(^^)

 

お開きになった後は、ならびや宿泊チームで更に飲み直し。

芋、黒糖、芋、黒糖と交互にたっぷり呑み、シマ唄談義にアツく花を咲かせ、話は尽きることなく床に就いたのはやはり4時。

終電を気にしなくていいからって事もあるけど、やはりこのメンバーみんな島が、そしてシマ唄が大好きなんだよね。

 

 

(4)へつづく

 

 

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