熱い激突 Good Singin', Good Playin'
【歌・演奏】
グランド・ファンク・レイルロード／Grand Funk Railroad
【リリース】
1976年8月9日
【録音】
1976年
【プロデューサー】
フランク・ザッパ／Frank Zappa
【レーベル】
MCA／MCA
【録音メンバー】
☆グランド・ファンク
マーク・ファーナー／Mark Farner（guitars, piano①④, vocals）
メル・サッチャー／Mel Schacher（bass, backing-vocals）
ドン・ブリューワー／Don Brewer（drums, percussions, vocals）
クレイグ・フロスト／Craig Frost（keyboards, percussions, backing-vocals）
★ゲスト・ミュージシャン
フランク・ザッパ／Frank Zappa（guitar⑦）
【収録曲】（★シングル＝①②）
side:A
★① もう、待てない 3:28
Just Could'nt Wait（Mark Farner）
※1977年週間シングル・チャート US圏外（1976年10月リリース）
★② キャン・ユー・ドゥー・イット 3:17
Can You Do It（Richard Street, Thelma Coleman Gordy）
※1976年週間シングル・チャート US(ﾋﾞﾙﾎﾞｰﾄﾞ)45位 カナダ75位（1976年7月リリース）
③ パス・イット・アラウンド 4:59
Pass It Around（Mark Farner, Don Brewer）
④ テイク・ユア・ガン 3:40
Don't Let 'Em Take Your Gun（Mark Farner）
⑤ ミス・マイ・ベイビー 7:20
Miss My Baby（Mark Farner）
side:B
⑥ ビッグ・バンズ 0:30
Big Buns（Mark Farner）
⑦ アウト・トゥ・ゲット・ユー 4:44
Out to Get You（Don Brewer, Craig Frost）
⑧ クロスファイア 4:19
Crossfire（Mark Farner）
⑨ １９７６ 4:20
1976（Mark Farner）
⑩ リリース・ユア・ラヴ 3:52
Release Your Love（Mark Farner）
⑪ ゴーイン・フォー・ザ・パスター 5:24
Goin' for the Pastor（Mark Farner）
【チャート】
1976年週間アルバム・チャート
US(ﾋﾞﾙﾎﾞｰﾄﾞ)52位 カナダ48位
【メ モ】
グランド・ファンク・レイルロードの11作目のスタジオ・アルバム。（通算14枚目。ほかにライヴ・アルバム2、ベスト・アルバム1がある。）第1期グランド・ファンク・レイルロード最後のアルバムでもある。
本作からMCAよりリリースされる。
プロデュースは"鬼才"と言われたフランク・ザッパが担当。以前からバンドはザッパにプロデュースを依頼したいと考えていたが、マネジメント側は音楽的相性がかけ離れすぎているとして同意していなかった。連絡を受けたザッパは、バンドがほぼ解散状態ではあるもののこの依頼に興味を示して受諾した。
ザッパはレコード盤に生の魅力を刻み込むと同時にサウンドをポップ・ミュージック寄りにシフトさせることでバンドの再生を図ったが、結果的にセールスは低迷したままだった。
バンドは、結果的にはアルバムの発表直後に解散したが、バンド、ザッパの双方とも、このコラボレーションについては非常に好意的な捉え方をしている。
シングル②「キャン・ユー・ドゥー・イット」は、モータウンのヴォーカル・グループ「コントゥアーズ」のカヴァーである。コントゥアーズはこの曲を1964年にスマッシュ・ヒット（ビルボード41位）させている。作者のリチャード・ストリートはテンプテーションズのメンバーで、テルマ・コールマン・ゴーディはモータウンの創業者にしてプロデューサーのベリー・ゴーディの最初の妻である。
また⑦「アウト・トゥ・ゲット・ユー」ではザッパがギターを弾いているが、これについて彼はのちに「弾くつもりはなかったが、何となく雰囲気に乗せられて弾いてしまった」と語っている。
