
オーヴァー・ザ・トップ Over the Top
【演奏】
コージー・パウエル/Cozy Powell
【リリース】
1979年10月
【録音】
セントラル・サウンド・スタジオ(マンチェスター)
タウン・ハウス・スタジオ(ロンドン)
【プロデューサー】
マーティン・バーチ/Martin Birch
【エンジニア】
マーティン・バーチ/Martin Birch
【レーベル】
ポリドール/Polydor Records
【収録曲】(☆=シングル ①③⑥)※全曲インストゥルメンタル
side : A
☆① コズミック・ハイウェイ 3:36
Theme One(George Martin)
*1979年シングル・チャート UK62位
② キラー 7:16
Killer(Don Airey, Gary Moore)
☆③ ハイディ・ゴーズ・トゥ・タウン 2:59
Heidi Goes to Town(Cozy Powell, Don Airey)
*1980年リリース
④ エル・シッド 5:09
El Sid(Bernie Marsden)
side : B
⑤ スウィート・ポイズン 6:26
Sweet Poison(Max Middleton)
☆⑥ ザ・ローナー(ジェフ・ベックに捧ぐ)4:52
The Loner(Max Middleton)
*1979年リリース
⑦ オーヴァー・ザ・トップ 8:38
Over the Top(Cozy Powell, Don Airey)
【録音メンバー】
コージー・パウエル/Cozy Powell(drums①②③④⑤⑥⑦, percussions③⑦)
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バーニー・マースデン/Bernie Marsden(guitar①④)
ゲイリー・ムーア/Gary Moore(guitars②)
デイヴ・"クレム"・クレムソン/Dave "Clem" Clempson(guitar⑤⑥)
ドン・エイリー/Don Airey(piano①④⑦, synthesizer①②③④⑤⑦)
マックス・ミドルトン/Max Middleton(piano⑤, electric-piano⑤⑥, synthesizer⑥)
ジャック・ブルース/Jack(bass①②③④⑤⑥⑦)
【チャート】
1979年週間アルバム・チャート イギリス34位
【メ モ】
コージー・パウエルのファースト・ソロ・アルバム。「レインボー」在籍時に発表した。
レコーディングに参加したドン・エイリーは、当時レインボーに参加して間もない頃だった。マックス・ミドルトンは「第2期ジェフ・ベック・グループ」で、クレム・クレムソンは「ベイカールー」や「ストレンジ・ブリュー」で、バーニー・マースデンは「コージー・パウエルズ・ハマー」」で、それぞれパウエルとバンド・メイトだった。
⑥「ザ・ローナー」は、当初はマックス・ミドルトンがジェフ・ベックに提供する予定で作った曲であるが、ベックの演奏した録音は残っていない。2023年のインタビューでは、ミドルトンは「曲名には深い意味はない。タイトルはメロディを元に付けたもので、ベックのことを一匹狼だと思っていたわけではない」と語っている。なおこのアルバムの制作に参加しているゲイリー・ムーアは、1987年の自身のソロ・アルバム「ワイルド・フロンティア」でこの曲を取り上げている。
⑦「オーヴァー・ザ・トップ」の元のアイデアは、19世紀のロシアの作曲家ピョートル・チャイコフスキーの「序曲1812年」である。パウエルは以前からライヴでこの曲を流しながらドラム・ソロを演奏していた。